モーツァルト(1756-1791)

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Blu-ray Disc 輸入盤

『フィガロの結婚』全曲 クシェイ演出、ラファエル・ピション&ウィーン・フィル、アンドレ・シュエン、サビーヌ・ドゥヴィエル、他(2023 ステレオ)(日本語字幕付)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
810904
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


ラファエル・ピションのウィーン・フィル・デビュー公演
2023年ザルツブルク音楽祭での『フィガロの結婚』
気鋭のマルティン・クシェイによる新演出
シュエン、ドゥヴィエル、デザンドレ、ゴンザレスなど若手歌手陣の歌声にも注目!


気鋭の若手古楽指揮者、ラファエル・ピションがウィーン・フィル・デビューを飾った2023年ザルツブルク音楽祭の映像がリリースされます。演目は、オーストリア出身のブルク劇場などで演劇の演出手掛けてきた気鋭のマルティン・クシェイによる新演出『フィガロの結婚』です。
 「ダ・ポンテ3部作」の最初の作品『フィガロの結婚』。舞台は19世紀、スペインはセヴィリアのアルマヴィーヴァ伯爵邸で働くフィガロと恋人のスザンナがめでたく結ばれようとする結婚式当日の一日に起きる騒動を描いた喜劇です。登場人物が多く複雑な人間関係が描かれていますが、巧みなドラマ展開に引き込まれてしまうのは、優れた台本作家ダ・ポンテによる台本と登場人物の心情を生き生きと描いたモーツァルトの素晴らしい音楽と言えるでしょう。世界中で上演される愛と嫉妬の名作劇を、鬼才クシェイは拳銃での争いが繰り広げられるマフィアの世界の中で描いています。
 また「オリジナルサウンドの専門家」(Der Tagesspiegel)と評されるラファエル・ピションは、この上演がウィーン・フィル・デビューとなりましたが、その完成度の高い音楽性は広く絶賛されています。「クシェイの演出は音楽的であり、ピションの指揮は演劇的である。両者の協働は通常では考えられない高いレベルで最大の効果を発揮している。細部に至るまで入念に考え抜かれ、その相乗効果には息をのむ。」(フィナンシャル・タイムズ)「この演目が、これほど均質なアンサンブルと、これほど優れた舞台で、これほど正確なモーツァルトの音色で演奏されることは滅多にないだろう」(Frankfurter Rundschau)
 歌手陣もフランスの歌姫サビーヌ・ドゥヴィエル、バロック・メゾの歌姫レア・デザンドレ、グアテマラ出身のアドリアナ・ゴンザレスなど若手を多く起用しており、特にアルマヴィーヴァ伯爵を歌うバリトン歌手のアンドレ・シュエンは「完璧なまでに素晴らしい歌声」(Hamburger Abendblatt)と絶賛されています。(輸入元情報)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』全曲

 アンドレ・シュエン
(アルマヴィーヴァ伯爵/バリトン)
 アドリアナ・ゴンザレス(アルマヴィーヴァ伯爵夫人/ソプラノ)
 サビーヌ・ドゥヴィエル(スザンナ/ソプラノ)
 クシシュトフ・ボンチク(フィガロ/バス)
 レア・デサンドレ(ケルビーノ/メゾ・ソプラノ)
 クリスティナ・ハマーストレム(マルチェリーナ/メゾ・ソプラノ)
 ペーター・カールマン(ドン・バルトロ/バス)
 マニュエル・ギュンター(ドン・バジーリオ/テノール)
 アンドルー・モーステイン(ドン・クルツィオ/テノール)
 セラフィナ・スターク(バルバリーナ/ソプラノ)
 ラファウ・パウヌク(アントニオ/バス)
 ウィーン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:イェルン・ヒンネルク・アンドレーゼン)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ラファエル・ピション
(指揮)

 演出:マルティン・クシェイ
 舞台美術:ライムント・オルフェオ・フォークト
 衣裳:アラン・フラニテイ
 照明:フリードリヒ・ロム
 ドラマトゥルク:オラフ・A・シュミット

 収録時期:2023年7月(ザルツブルク音楽祭)
 収録場所:モーツァルト劇場(ライヴ)

 映像監督:フランソワ=ルネ・マルタン
 収録時間:178分
 画面:カラー、16:9、1080i
 音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.1
 字幕:英、独、仏、伊(歌唱言語)、西、韓、日
 BD50
 Region All

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ミュンヒェンのレジデンツ劇場、ウィーンの...

投稿日:2025/01/01 (水)

ミュンヒェンのレジデンツ劇場、ウィーンのブルク劇場とストレート・プレイ専門劇場の監督を歴任し、しばらくオペラから遠ざかっていたマルティン・クシェイがオペラの演出に戻ってきた。現代の衣装による上演だが、HMVレビューの通り、伯爵はギャングのボス、全登場人物がギャング団の面々というのが今回の売り。『フィガロ』も一皮むけば、『ドン・ジョヴァンニ』に劣らぬセックスと暴力、ドラッグと酒の匂いのする酷薄なオペラであることを暴いてしまった。第1幕冒頭はホテル内のバー、第2幕は伯爵夫人の浴室など、すこぶる無機質なホテルの内部が舞台になっており、複数の部屋で出来事が同時進行するのはザルツブルクでの前の世代のベヒトルフ演出(2015年〜)と同じだが、第3幕冒頭では伯爵のモノローグと伯爵夫人/スザンナの会話が重なって語られる--確かにそう書かれているのだが、普通の上演ではどちらも聞き取れるように配慮される--など、さらに大胆。マルツェリーナとバジリオのアリアはカット、第3幕の伯爵夫人のアリアを六重唱の前に移しているが、これは先例あり。レチタティーヴォの台詞も少し書き換えられている。 『レクイエム』でも素晴らしいモーツァルトを聴かせてくれたピションの指揮が抜群。速めのテンポで全曲に生気がみなぎっているが、最後のContessa, perdono!(妻よ、許しておくれ)はたっぷりしたテンポでコントラストが尖鋭。歌は適宜、譜面にないヴァリアントを加えるほか、フォルテピアノも奔放に動く。もちろんノン・ヴィブラートのHIPスタイルだ。歌手陣もきわめて強力。ほとんどドン・ジョヴァンニ風のシュエン(伯爵)、これまた「小」ドン・ジョヴァンニぶりを発揮するデサンドル(ケルビーノ)、演出の設定に従って、狡猾かつ清純なドゥヴィエル(スザンナ)、少なくともこの三人は超一級品だ。ゴンザレス(伯爵夫人)も歌だけなら及第点だが、演技がちょっとトロい。ポンチク(フィガロ)は鈍重で、頭の回転が速そうに見えないが、前からボスの愛人だったスザンナに何も知らずに求婚してしまったという設定なので、意外にハマリ役か。 日本語字幕はCmajor時代のものから一新されたが、機械翻訳をそのまま載せたかのごとき直訳。Si「はい」とNo「いいえ」だが否定疑問文に対する答えとしては「はい」--の言い間違いでスザンナが伯爵を翻弄する二重唱(もともとそうだけど、この演出では、ひときわエロい場面)など、至る所で肝心な言葉の訳がなく、第2幕ではタイミングのずれありと散々な出来。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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