モーツァルト(1756-1791)

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DVD 輸入盤

『コジ・ファン・トゥッテ』全曲 ロイ演出、ヨアナ・マルヴィッツ&ウィーン・フィル、エルザ・ドライジグ、マリアンヌ・クレバッサ、他(2020 ステレオ)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029505032
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明


コロナ禍で縮小して開催されたザルツブルク音楽祭ライヴ映像

2020年の夏、ザルツブルク音楽祭は、パンデミックの状況下で全て新しく考案された演出で、モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』で100周年を祝いました。近年評価の高い演出家クリストフ・ロイと新鋭女流指揮者のジョアナ・マルヴィッツが率いるチームによって数週間で作成されこの舞台は、休憩なしの2時間20分版となっており、白い壁一枚という超シンプルなミニマル主義的演出によって、歌手の演技と実力が映えるようになっています。
 指揮者のヨアナ・マルヴィッツは1986年ドイツに生まれ、最初はピアニストとしてデビューした後、2006年から指揮者として活動を始め、エアフルト劇場、フランクフルト歌劇場、コペンハーゲン王立歌劇場などヨーロッパ各地の歌劇場に登場、2018/2019シーズンからはニュルンベルク州立劇場の音楽監督と、着々と新進気鋭の指揮者としての地位を築いています。
 この舞台は、「ザルツブルクで何十年もの間最高のモーツァルト」(ドイツ新聞「ディ・ヴェルト」)と称賛されました。キャストの3人の女性歌手は「Erato」レーベルと密接に関連しています。全ての歌手らは、バランス、調和、劇的な信頼性で賞賛され、「モーツァルトの奇跡をその繊細さと優雅さのすべてで聞いて体験することができ、最高の演劇と音楽の知性で実現されている」と、ザルツブルク音楽祭の芸術監督マルクス・ヒンターホイザーも絶賛の演奏です。(輸入元情報)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588 全曲


 エルザ・ドライジグ(フィオルディリージ)
 マリアンヌ・クレバッサ(ドラべッラ)
 レア・デサンドル(デスピーナ)
 アンドレ・シュエン(グリエルモ)
 ボグダン・ヴォルコフ(フェランド)
 ヨハネス・マルティン・クレンツレ(ドン・アルフォンソ)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヨアナ・マルヴィッツ(指揮)

 演出:クリストフ・ロイ

 収録時期:2020年8月2日
 収録場所:ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)

 画面:カラー、16:9
 音声:ステレオ
 歌唱:イタリア語
 字幕:フランス語、英語、ドイツ語
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

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歌手陣はとても良い。ドライシヒ、クレバッ...

投稿日:2021/07/10 (土)

歌手陣はとても良い。ドライシヒ、クレバッサ以下、ほぼ理想的な布陣。最小限のものしか舞台上にないロイ演出も心理描写が細やか。登場人物6人だけのこのオペラは予想通り、彼のスタイルに合っている。それでも満点は付けられないのは、上演時間の制約のため仕方ないこととはいえ、若干のカットがあるせい。やはりこれは特別な年の特別なドキュメントと言うべきものだろう(ブルーレイが出ないのも、そのせいか)。もちろん致命的とは言えないカットだが、ダ・ポンテの作劇術は本作では神業の域に達しているので、この程度でも不満を感じざるをえない。たとえば、この演出では、ドン・アルフォンソは単なる狂言回しにとどまらぬ、女性不信のトラウマを抱えた悲劇的な人物として作られているが、デスピーナの第1幕のアリアがあれば、彼女の男性不信の方も、もう一押しできただろう。またフィオルディリージは貞操は固いが、ちょっとアナクロな、トロい人物として描かれがちだが、この演出では非常にデリケートな、傷つきやすい女性として描かれている。そうなると、第2幕でのフェルランド、グリエルモのアリア計3曲がすべてないために、士官たちのキャラクターの方は掘り下げが浅く見えてしまう−−第2幕でのフィオルディリージの「ロンド」の間に二組の恋人たち全員が舞台に出てくるのは、それを補おうとする演出であろうが。指揮は残念ながら不満。スタイリッシュではあるが、前述の「ロンド」以外はさらさらと音楽が流れすぎる。演出の路線に合わせて、ここぞという所では、もっと濃い表現を持ち込んでも良かったと思う。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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昨夏のザルツブルク音楽祭の映像。コロナ禍...

投稿日:2021/05/09 (日)

昨夏のザルツブルク音楽祭の映像。コロナ禍で縮小開催を余儀なくされた中での実験的上演だが、これもあり。通して観るには重い「コジ」がさらさらと流れて、名曲にどんどんつながり、音楽を聴くことに集中できる。その分、フル上演の間延び感の要因でもあるが喜劇・お色気要素も大人しく…このあたりは(演出家とともにカットを担った)新鋭女性指揮者を迎えた上演でもあり、このオペラにつきものの女性蔑視を脱色する演出的意図かもしれない。実際、女性キャストの透明感、男性キャストの憂鬱感からは、ことさらに恋人たちの不貞を問題にするよりも、常に揺れ動く人間の心をパンデミックの中でも歌い上げる美しさが立ち上がっている。なお、終演後の観衆が全員マスクの中でもふつうに「ブラボー」歓呼しているのはだいじょうぶなんだろうかと思うが、現地に居合わせたら声を上げたくもなるだろうなと複雑。

notabene さん | 東京都 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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