メンデルスゾーン(1809-1847)
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メンデルスゾーン(1809-1847) レビュー一覧 3ページ目

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商品ユーザーレビュー

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  • 確かにいい曲ですね。いかにもメンデルスゾーンらしい...

    投稿日:2022/01/10

    確かにいい曲ですね。いかにもメンデルスゾーンらしい、まっすぐで一図な精神を表現していると思う。あちこちにバッハを感じさせる曲調がでてきて、思わず「なるほど」と納得してしまう。 ソリストはヤノヴィッツを始め皆素晴らしいが、合唱がまた出色の出来だ。宗教曲の歌い方を熟知していて、技術的にも音楽的にも素晴らしい。そして、LGOのちょっとくすんだ音色が曲にぴったりと合っている。マズアも落ち着いた安定感のある指揮をしている。

    STRAD さん

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  • メンデルスゾーンの交響曲は、もっぱら3番から5番まで...

    投稿日:2021/12/07

    メンデルスゾーンの交響曲は、もっぱら3番から5番までで、1番と2番は見向きもされなかった。この2番は、長大な上に、声楽も入るカンタータ風な作品だから、交響曲と言っても随分と趣きが異なる。全集でもないと、実演はおろか記録媒体も少ない。その中でのマンゼのSACDである。作品を貫く明確なテーマの下に繰り広げられる音楽の世界。メンデルスゾーンの天才ぶりをしのぶには最適の作品であり、演奏である。感動的なエンディングは胸が熱くなった。

    Ichirokagawa さん

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  • マンゼの指揮ぶりは、メンデルスゾーンの交響曲に関し...

    投稿日:2021/12/07

    マンゼの指揮ぶりは、メンデルスゾーンの交響曲に関しては一貫していて、どの作品も高い水準の演奏が達成されている。イタリアは、過度にオケを煽る愚は当然していなくて、しっとりとしたオケのトーンをベースに、さりげなく装飾音を加えるところなどはセンスの良さを感じる。宗教改革は、第2番と並んで精神性が高い作品だと思うが、敬虔な祈りにも似た感慨とともに、魂の高揚感を覚えた。

    Ichirokagawa さん

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  • 先ずは1番から。1番はヘンゲルブロックの鮮烈な演奏が...

    投稿日:2021/12/06

    先ずは1番から。1番はヘンゲルブロックの鮮烈な演奏が印象強く、マンゼの指揮は圧倒的な印象は少ないが、落ち着いた演奏ぶりが非常に好ましい。オケのサウンドもしっとりしていて、格調の高さを醸す。3番スコットランドは名演。作品の持つ仄暗いトーンを立体感に表現し、適度な躍動感の演出も見事である。

    Ichirokagawa さん

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  • まだ楽聖ベートーベンやシューベルトらが、創作人生の...

    投稿日:2021/09/25

    まだ楽聖ベートーベンやシューベルトらが、創作人生の晩年で在命中にあった19世紀初めに、ドイツやイギリスなどを背景に活躍を見せ、飛躍を遂げえた、モーツァルトを越える多才な早熟な才能を開花させ、多くのクラシック史に残る旋律的な作品を生み出しえたマルチな音楽家メンデルスゾーンが、まだ作曲家としては無名であった頃の最初期時代・青年期時代の響きや特徴所をよく捉えたピアノ四重奏第1番ハ短調作品1と、それに連なる様式で書かれたピアノ六重奏ニ長調作品120を1枚にカップリングさせたNaxosが、1994年にリリースした旧譜の廉価盤だが、録音もデジタル音質かつ、演奏の質も他の競合レーベルに劣らず遜色ない高質な盤だと言う印象が、何ともマニアックながら、独自の魅力をアピールした特異さが見られるな、と言う、良い意味での新鮮な余韻を、聴き返す度に嫌味なく抱くことの多いスタンダードな1枚として捉えている。天才少年が、わずか中学生くらいの年齢で書いたとは思えない劇的な情熱と、ベートーベンを意識したかの様にデーモニッシュな響きには、感情を奮い立てる高揚感が、聴く者を引き付ける内容充実の室内楽にまとまっているのを知ることができる。ハ短調と言う調整・キーで作品を書くことの意味深長さは、まさに先の楽聖ベートーベン以後に尊重されることになる重要な精神的選択にあった。メンデルスゾーン栄光の作品1であるハ短調ピアノ四重奏に聴かれる性格や要素には、交響曲的と言うか、管弦楽的に響く大胆さがあり、その背景には、まさに楽聖ベートーベンの和声を彷彿させんとばかりに、漲る活力や生命力が背後で、独自の自己主張を帯びている様に強烈な印象を振りまいている。天才少年は、この作品で、早くも、本格的な交響曲・シンフォニーを書くための創作意欲を燃やし、模索していたのでは?とも読み取れる実験作の様なニュアンスが感じられてならない。様式的・形式的に見れば、その作曲当時、西欧で主流にあったであろうハズのフランス風協奏的四重奏の影響が生々しく色濃い点をよく物語っていると思う。その後に一般化する、自由自在に動き回る華麗なパッセージを弾きならす名人芸的・ヴィルトゥオーソ風な要素や、各楽器の個性と可能性に特化したバランスの取り方と配慮と言い、この天才少年の栄光の処女作にある作品1のハ短調ピアノ四重奏には、誰が聴いても、見るべき・聴くべき特徴が随所に多いのを身に染みて体感させられる創意性と色鮮やかな知性的意欲が認められるに違いないのだ。冒頭楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、重く暗いチェロの導入に始まり、次第に大きな器へと熱を帯びて規模が増強し展開してゆく様は、かのベートーベンの運命交響曲の気迫を意識させずにはおけない悪魔的な闘争心が支配的である。変わって、緩徐楽章アダージョの瞑想的な響きからは、同じベートーベン晩年の一連のガリツィン弦楽四重奏曲集からの内省的な世界の影響が顕著に余韻を落としている。転じて、スケルツオ、プレストの第3楽章には、この作曲家特有なオリジナルなトレードマークと見るべき妖精の音楽が、既に立派に躍動しているではないか。結びの終楽章アレグロ・モデラートは、ピアノの端正な響きに始まるが、次第に、エネルギー熱を帯びた曲想展開により、先の冒頭楽章の性格に相通ずる感情の高まりや有機的構成による統一感で、この天才少年最初の室内楽作品の世界を個性的かつ大胆自由にまとめあげているのだ。総じて、何らの不足を覚えない、充実の一作が、ここに、初めから完成されている、と言うわけだ。当盤の作曲者の名を冠したバルトルディ・ピアノ四重奏団の演奏質も、過度に力まず、過不足ない解釈で、天才少年の最初期の作品世界をよく相応に再現して見せている。カップリングに選ばれたピアノ六重奏ニ長調も、さながら小型のピアノ協奏曲の様な様式で書かれた初期の佳品であり、エレガントで鮮やかな強弱の対比感や書法によった美しい世界があり、ここでも、オーケストラ的・管弦楽的な弦の伴奏を伴う、フル編成のピアノ協奏曲と、ほとんど区別のつかない類似点は残るものの、相変わらず、どこまでも自由奔放で、楽器の効果的な扱いや鳴らせ方は、真の天才にしか書けない奇跡の至芸ぶりは、変わらずに健在し作用してもいる。メンデルスゾーンの親しい友人でもあったショパンの名高い2作のピアノ協奏曲のピアノ六重奏編曲版なども、当時の貴族やパトロンなどの邸宅のサロンや、一般家庭での室内楽の集いやソワレでの演奏可能な規模に合わせた親しみやすい編成に配慮し踏襲した、これらの作品が書かれた当時の演奏事情や習慣に照準を合わせる狙いと意図があっただろう往時の身近な演奏スタイルを物語っている。このピアノ六重奏の方は、作曲後の後の時代に楽譜が出版されたがため、後の作品番号を持っているが、作曲されたのは、1824年と、先の1822年作のハ短調ピアノ四重奏とほぼ期を同じくし、破棄されずに後世まで残った希少な最初期作品の一例に数えられる。編成には、内省部を強化したビオラ2本に、低音部の補強として、コントラバス1台が加わる、ややも特異な扱いの器楽編成にある故に、なかなか、実演で聴く機会にこそ恵まれないが、ドイツ初期ロマン派のピアノ付き室内楽を俯瞰する上では、決して見落とすことがあってはならない価値を秘めた力作の部類に入るべき一作だろう。単純に弦楽器だけの四重奏や五重奏なら演奏レパートリー曲の数は世に数えきれない量存在するが、そこに鍵盤楽器ピアノが加わる編成の室内楽ともなれば、過去の西欧音楽史上には作品数は限られてくるハズに違いないが、このNaxos盤は、以上の意味において、1枚に天才少年の知られざる最初期作品が並んで収録・併録されている故に、まんざらありそうで数のない、希少で重宝するプレミア物としての付加価値が付くべき、世代を越えて聴き継がれるべき、音の典拠資料・ソースとなるべき有意義さを含んだ秘盤扱いされ、見なされるべきメリット・簡易さがあろう。よって、評価は最高の星5つとしみたまでだ。是非、この機会に、ご自身の耳で一聴確認あれ。

    松浦博道 さん

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  • エラス=カサド指揮によるメンデルスゾーンの作品集。...

    投稿日:2021/09/01

    エラス=カサド指揮によるメンデルスゾーンの作品集。オケはフライブルク・バロックオーケストラ、協奏曲のフォルテピアノがベズイデンホウトという万全の体勢。曲目は、交響曲第1番、ピアノ協奏曲第2番、そして『美しいメルジーネの物語』。 どの作品も比較的聴く機会が少ないが、メンデルスゾーンの天才ぶりを実感するのには十分な演奏の出来である。特に交響曲第1番は作曲家15歳の時の作品だが、冒頭からの躍動感や、この後のメンデルスゾーンの作品のモティーフになっているような箇所が随分とあり、非常に興味深い。ピアノ協奏曲第2番は、最初のほの暗い雰囲気から一気に引き込まれる。ベズイデンホウトとオケの掛け合いが聴きもの。『美しいメルジーネの物語』はロマンティックな作品だがダイナミックなところも十分にある。

    Ichirokagawa さん

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  •  交響曲第1番ハ短調はまだ15歳のメンデルスゾーンの...

    投稿日:2021/07/28

     交響曲第1番ハ短調はまだ15歳のメンデルスゾーンの若さ溢れる劇的な作品であるが、長調の部分(第2楽章や第3楽章のトリオ)は穏やかで田園の情景や牧歌的な雰囲気となり、この短調と長調の対比がユニークである。終楽章では展開部の対位法的処理が緊張感を高めており、突如としての力強い長調のコーダも若さを感じさせる。カサド指揮のFBOはメンデルスゾーンのこの若さをやや早めのテンポの切れの良い音でぐいぐい押していき、若きメンデルスゾーンを活写していて見事である。ピアノ協奏曲第2番ニ短調は円熟期に入った作品で、両端楽章の引き締まった表情と第2楽章のロマンティックなメロディーが魅力の傑作である。(もっと演奏されてもよい曲だと思う。)ベズイデンホウトのひくエラール(1837年製、時代ピアノ)は古典派のフォルテピアノや現代ピアノとは違う独特な音色と良く響く音を奏で、前期ロマン派のピアノ協奏曲の本来の姿を私たちに示してくれる。カサド指揮のFBOは交響曲第1番と基本的に変わりない演奏でピアノとしっかりと協奏している。古楽が好きな人には時代楽器によるロマン派の演奏にも耳を傾けてほしいし、現代楽器の好きな人には昔はこうだったんだと視野を広げてもらえたらなと思う。

    まさやん さん

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  • 冒頭の清冽で透明な響きに、まず心惹かれる。隅々まで...

    投稿日:2021/07/22

    冒頭の清冽で透明な響きに、まず心惹かれる。隅々まで統制の取れたアンサンブルと軽やかなリズムが、とても心地良い。そして聴こえてくる妖精の歌は天使の声だ。クレンペラー/フィルハーモニアやプレヴィン/ウィーンフィルを超えたマイベストで、愛聴している。

    nocturnes さん

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  • ゲヴァントハウスを率いて初めて来日した時の評価は酷...

    投稿日:2021/07/22

    ゲヴァントハウスを率いて初めて来日した時の評価は酷かった記憶があり、当時確か中学生だった私は、そういう批評を鵜呑みにしてしまい、ショルティとともにマズアも遠い存在になった時期があった。何年か経ち、ベートーヴェン、ブラームス、シューマン、そしてこのメンデルスゾーンと聴いていくうちに、考えを改めるに至りました。特にこのメンデルスゾーンは、やや早めのテンポを基本に歌心に溢れる名演と言えます。ドイツ人が心に描くスコットランドやイタリア。別にスコットランド風イタリア風である必要はないというのが私の考えで、ときに「この4番はイタリアの明晰さに欠ける。」という批評を見ると首を傾げたくなります。純音楽的解釈のマズア盤がファーストチョイスです。2番は一種のカンタータかオラトリオ風なので、声楽ものにも強いマズアには合った作品だと思います。若書きのシンフォニーたちは、コンチェルト・ケルンの快演で存在感を増しています。世評に高いアバド盤よりも気に入っています。

    白文鳥 さん |60代

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  • リシエツキ5枚目のアルバムのテーマはメンデルスゾー...

    投稿日:2021/07/19

    リシエツキ5枚目のアルバムのテーマはメンデルスゾーン。毎度、意外性のある組み合わせで楽しませてくれるが、今回も大成功。ピアノ協奏曲が2曲入っているが、第1番の方が快活な感じで、第2番はグッと響きに深みがあり、第2楽章などはなかなか聴かせる。リシエツキもデビューから5年というものの、収録当時は23歳とまだまだびっくりするほど若いが、音楽の深みが一段と増しているのが分かる。ジャケット写真も大人の男の雰囲気でカッコいい。協奏曲に挟まれたかたちの「厳格な変奏曲」は、テクニック的にも高度な作品だと思うが、非常に鮮やかに弾ききっている。「ロンド・カプリチョーソ」はとてもチャーミングな演奏。オーケストラについてもひとこと。オルフェウス室内管は指揮者がいなかったと思うが、アンサンブルのうまさは抜群で、サウンドも曲調にぴったり。このアルバム、実際のコンサートではなかなか実現しそうにない組み合わせだが、もし聴けたなら絶対に大満足なものになるだろう。さしずめ、最後の「ヴェネツィアの舟歌」はアンコールで。

    Ichirokagawa さん

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