メンデルスゾーン(1809-1847)

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CD

無言歌集 ギーゼキング

メンデルスゾーン(1809-1847)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE14221
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

EMIクラシックス・ベスト100 シリーズ第2期
24bit最新リマスタリング
メンデルスゾーン:無言歌集より(17曲)
ワルター・ギーゼキング

『新即物主義』といわれるスッキリとした演奏様式を体現したギーゼキングにとって、メンデルスゾーンは最も得意な作曲家の一人でした。時に甘さが過剰に出てしまうメンデルスゾーンの作品を、これほど純粋に、美しく再現した例は他にありません。収録後半世紀を経てなお、まったく価値を失わない永遠の名盤です。(EMI)

メンデルスゾーン:
・無言歌集 第1番ホ長調 作品19b-1『甘い思い出』
・無言歌集 第6番ト短調 作品19-6『ヴェネツィアの舟唄』
・無言歌集 第12番嬰へ短調 作品30-6『ヴェネツィアの舟唄』
・無言歌集 第16番イ長調 作品38-4『望み』
・無言歌集 第18番変イ長調 作品38-6『デュエット』
・無言歌集 第20番変ホ長調 作品53-2『浮き雲』
・無言歌集 第21番ト短調 作品53-3『胸さわぎ』
・無言歌集 第22番へ長調 作品53-4『心の悲しみ』
・無言歌集 第25番ト長調 作品62-1『五月のそよ風』
・無言歌集 第29番イ短調 作品62-5『ヴェネツィアの舟歌』
・無言歌集 第30番イ長調 作品62-6『春の歌』
・無言歌集 第33番変ロ長調 作品67-3『巡礼の歌』
・無言歌集 第34番ハ長調 作品67-4『紡ぎ歌』
・無言歌集 第40番ニ長調 作品85-4『エレジー』
・無言歌集 第42番変ロ長調 作品85-6『旅人の歌』
・無言歌集 第45番ハ長調 作品102-3『乗馬(タランテラ)』
・無言歌集 第47番イ長調 作品102-5『こどものための小品(楽しき農夫)』
 ワルター・ギーゼキング(ピアノ)

 録音:1956年(モノラル)

内容詳細

比較的珍しいギーゼキングによるメンデルスゾーンを収録。メンデルスゾーンは実はもっとも得意としていた作曲家のひとりであり、ロマンティックに流れすぎずに幾分抑制された表現が、その清新な美しさを見事に際立たせている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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稀代のピアニストであったヴァルター・ギー...

投稿日:2012/06/02 (土)

稀代のピアニストであったヴァルター・ギーゼキングによる名演としては、ドビュッシーのピアノ作品集やラヴェルのピアノ作品集などが名高いと言える。しかしながら、ギーゼキングのレパートリーはフランス音楽にとどまらず、独墺系の作曲家であるモーツァルトのピアノ作品集などでも名演の数々を成し遂げているところだ。そして、モーツァルトのピアノ作品集に勝るとも劣らない名演との評価を勝ち得ているのが、メンデルスゾーンの無言歌集であると言える。ギーゼキングによる無言歌集の本演奏は、特別な個性を発揮したり、はたまた奇を衒った解釈を施したりするということは薬にしたくもなく、緻密なスコアリーディングに基づき、曲想を精緻に、そして丁寧に描き出していくという、ある意味ではオーソドックスなアプローチに徹したものと言える。卓越したテクニックにも出色のものがあると言えるものの、モノラル録音ということも多分にあるとは思うが、素っ気なささえ感じさせるところもあり、即物的な演奏とさえ言えるところだ。しかしながら、一聴すると淡々と流れていく各旋律の端々には、独特の細やかなニュアンスや豊かな情感に満ち溢れており、決して無機的な演奏には陥っていないと言える。そして、ギーゼキングの演奏で素晴らしいのは、1956年の演奏であるにもかかわらず、いささかも古臭さを感じさせるということがなく、むしろ、その演奏は清新さに溢れていると言えるところであり、その気高い格調の高さにおいても卓抜としたものがあったと言えるだろう。メンデルスゾーンの無言歌集の録音を行っているピアニストは、その後数多く誕生しているが、それらのピアニストによる数々の名演を耳にした上で、ギーゼキングによる本演奏を聴いても、録音の古さは感じても、演奏内容自体には違和感など全く感じさせず、むしろ新鮮味さえ感じさせるというのは殆ど驚異的ですらあると言えるところだ。本全集の演奏も、前述のようなギーゼキングによる芸風が見事にあらわれた名演と言えるところであり、正に古くて新しい、現代においてもメンデルスゾーンの無言歌集演奏の規範とも言うべき至高の名演と高く評価したいと考える。このように、ギーゼキングによるメンデルスゾーンの無言歌集の演奏は、演奏自体は素晴らしいが、モノラル録音というハンディもあって、その音質は、従来CD盤では鮮明さに欠ける音質であり、時として音がひずんだり、はたまた団子のような音になるという欠点が散見されたところであった。ところが、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって大変驚いた。従来CD盤とは次元が異なる見違えるような、そして1956年のモノラル録音とは到底信じられないような鮮明な音質に生まれ変わった言える。ギーゼキングのピアノタッチが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的であり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ギーゼキングによる至高の名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ドイツ・ロマン派の大作曲家、メンデルスゾーンの生涯は38年という短いものでした。現在のイメージでは、メンデルスゾーンは作曲家ですが、当時は指揮者・ピアニスト・オルガニストとしても非常に多忙だったようで、これに自ら設立した音楽院の運営や、同時代作品や過去作品の紹介といった数多くの仕事が加わり、さらには

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