メンデルスゾーン(1809-1847)

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ピアノ協奏曲第2番、交響曲第1番 クリスティアン・ベズイデンホウト、パブロ・エラス=カサド&フライブルク・バロック・オーケストラ(日本語解説付)

メンデルスゾーン(1809-1847)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC6028
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


日本語解説付き
天才ベズイデンホウトによるメンデルスゾーンのピアノ協奏曲!
エラス=カサドとFBOによる湧きあがるエネルギーに満ちた管弦楽も見事!


天才ベズイデンホウトと、底から湧き上がるエネルギーが魅力のエラス=カサドによるメンデルスゾーン。オーケストラはフライブルク・バロック・オーケストラという注目の布陣です。演目は、メンデルスゾーンがイギリスで活躍する礎となった交響曲第1番、そしてメンデルスゾーン自身のピアノ独奏でバーミンガムで初演されたピアノ協奏曲第2番、ロンドンのフィルハーモニー・ソサエティからの委嘱で作曲された『美しいメルジーネの物語』とイギリスと縁の深い作品が並びます。
 交響曲第1番(1824年頃完成、1827年初演)は、メンデルスゾーンがフル・オーケストラのために書いた最初の作品。わずか15歳ほどで書きあげた作品ですが、冒頭から劇的な表情に満ちており、この後メンデルスゾーンが残す種々の作品の要素がすでに見られる内容となっています。終楽章の終結部もエラス=カサド率いるフライブルク・バロック・オーケストラがこれ以上なく晴れやかに演奏しています。この作品は1839年にロンドンのフィルハーモック・ソサイティでのデビューでも一部楽章を組み替えて演奏され好評を博し、後のメンデルスゾーンのイギリスでの活躍の第1歩となりました。
 ピアノ協奏曲第2番はメンデルスゾーンの新婚旅行中の1837年に作曲、同年にバーミンガムの音楽祭でメンデルスゾーン自身のピアノにより初演されました。ほの暗いオーケストラの序奏に始まるピアノ・ソロの独白のような冒頭から引き込まれます。ベズイデンホウトのほとばしるようなパッセージとオーケストラの掛け合いは見事そのもの。作品のもつ真価が発揮された演奏といえるでしょう。
 『美しいメルジーネの物語』は1834年にロンドンで初演されました。中世にさかのぼる人魚(半人半魚)の伝説に基づく物語で、絵画のような色鮮やかで繊細な音づかいで物語を描いています。
 メンデルスゾーン作品の弾むようなリズム、晴れやかさやロマン的な暗さ、そして何よりも美しさが見事に発揮された、メンデルスゾーンの真価を問う演奏の登場といえるでしょう。(輸入元情報)

【収録情報】
メンデルスゾーン:
1. 交響曲第1番ハ短調 op.11
2. ピアノ協奏曲第2番ニ短調 op.40
3. 演奏会用序曲『美しいメルジーネの物語』 op.32


 クリスティアン・ベズイデンホウト(フォルテピアノ/1837年製エラール、エドウィン・ボインク・コレクション)
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 パブロ・エラス=カサド(指揮)

 録音時期:2018年9月
 録音場所:テルデックス・スタジオ・ベルリン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 輸入盤・日本語帯・解説付

総合評価

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エラス=カサド指揮によるメンデルスゾーン...

投稿日:2021/09/01 (水)

エラス=カサド指揮によるメンデルスゾーンの作品集。オケはフライブルク・バロックオーケストラ、協奏曲のフォルテピアノがベズイデンホウトという万全の体勢。曲目は、交響曲第1番、ピアノ協奏曲第2番、そして『美しいメルジーネの物語』。 どの作品も比較的聴く機会が少ないが、メンデルスゾーンの天才ぶりを実感するのには十分な演奏の出来である。特に交響曲第1番は作曲家15歳の時の作品だが、冒頭からの躍動感や、この後のメンデルスゾーンの作品のモティーフになっているような箇所が随分とあり、非常に興味深い。ピアノ協奏曲第2番は、最初のほの暗い雰囲気から一気に引き込まれる。ベズイデンホウトとオケの掛け合いが聴きもの。『美しいメルジーネの物語』はロマンティックな作品だがダイナミックなところも十分にある。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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 交響曲第1番ハ短調はまだ15歳のメンデル...

投稿日:2021/07/28 (水)

 交響曲第1番ハ短調はまだ15歳のメンデルスゾーンの若さ溢れる劇的な作品であるが、長調の部分(第2楽章や第3楽章のトリオ)は穏やかで田園の情景や牧歌的な雰囲気となり、この短調と長調の対比がユニークである。終楽章では展開部の対位法的処理が緊張感を高めており、突如としての力強い長調のコーダも若さを感じさせる。カサド指揮のFBOはメンデルスゾーンのこの若さをやや早めのテンポの切れの良い音でぐいぐい押していき、若きメンデルスゾーンを活写していて見事である。ピアノ協奏曲第2番ニ短調は円熟期に入った作品で、両端楽章の引き締まった表情と第2楽章のロマンティックなメロディーが魅力の傑作である。(もっと演奏されてもよい曲だと思う。)ベズイデンホウトのひくエラール(1837年製、時代ピアノ)は古典派のフォルテピアノや現代ピアノとは違う独特な音色と良く響く音を奏で、前期ロマン派のピアノ協奏曲の本来の姿を私たちに示してくれる。カサド指揮のFBOは交響曲第1番と基本的に変わりない演奏でピアノとしっかりと協奏している。古楽が好きな人には時代楽器によるロマン派の演奏にも耳を傾けてほしいし、現代楽器の好きな人には昔はこうだったんだと視野を広げてもらえたらなと思う。

まさやん さん | 新潟県 | 不明

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 エラス=カサドのファンである。どこか、...

投稿日:2020/07/21 (火)

 エラス=カサドのファンである。どこか、ガチャガチャしていて、出始めのオリジナル楽器の演奏を思い出させる。一聴素人臭さが感じられるが、目の前で音楽が作られる臨場感が堪らない。ベームが聴いたら、眉を潜めるであろう。カラヤンやレヴァインなどのゴージャスなメンデルスゾーンも嫌いではないが、今はエラス=カサドである。

ヤナハル さん | 鹿児島県 | 不明

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ドイツ・ロマン派の大作曲家、メンデルスゾーンの生涯は38年という短いものでした。現在のイメージでは、メンデルスゾーンは作曲家ですが、当時は指揮者・ピアニスト・オルガニストとしても非常に多忙だったようで、これに自ら設立した音楽院の運営や、同時代作品や過去作品の紹介といった数多くの仕事が加わり、さらには

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