CD

交響曲第2番『復活』、亡き子をしのぶ歌、他 レナード・バーンスタイン&ロンドン交響楽団、ジャネット・ベイカー、ジェニー・トゥーレル、ニューヨーク・フィル(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC1671
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

20世紀の「マーラーの使徒」バーンスタインと
ロンドン響との邂逅が生み出した凄絶な『復活』


1973年〜74年に録音されたバーンスタイン2度目の『復活』は、ニューヨーク・フィル退任後、コスモポリタンとして活動の幅を広げ、その芸術に奥行きと深みを増しつつあったバーンスタインの充実ぶりを刻印した名演。イーリー大聖堂における映像収録と同時に収録が行なわれたもので、全曲約90分という第1回目のニューヨーク・フィル盤よりも5分近く時間をかけた遅めのテンポであらゆる曲想を抉りぬき、フィナーレで圧倒的なクライマックスを築き上げています。
 盟友ジェニー・トゥーレルとの歌曲は、名盤とされる交響曲第4番と同時に録音されたバーンスタインのマーラーとしては最初期の録音。(メーカー資料より)

3種が残されたバーンスタインの『復活』の録音中、このロンドン響との共演盤は2度目のレコーディングとなります。
 ベトナム戦争の真っ只中で精神的疲弊を深めつつあった1960年代後半の「病めるアメリカ」を脱し、ヨーロッパに活動の拠点を移して活路を見出そうとしていた当時のバーンスタインは、この頃から以前にはみられなかった重く深い呼吸と足取りをその表現に加えるようになったとされていますが、そうした傾向は、この『復活』からも充分にうかがうことができます。
 熱っぽい表現意欲を押し出した快演ながら、やや気迫の空転も見受けられた第1回録音と比べたとき、より深化したというべき表情の濃密さ、静的な浄化に対する希求といった表現レンジの拡大は見逃せないところです。
一方、そうした表現の拡大が、あくまで作品と不可分に結びついていることも当録音のポイントと言えるでしょう。晩年の第3回録音が、あまりにも過剰な感情移入と自我の発露によって危うく作品を呑み込みかかっていた(それはそれで大変に魅力的な)超個性的な演奏とするなら、この録音は、作曲者の遺志と指揮者の意志が偏ることなく両立していると言えるのではないでしょうか。
 もちろん「取り上げる作品に対する強烈な共感」という、この指揮者の生涯を通じた特徴はここでも嫌というほど実感されるところで、演奏上の細かなミスなどは度外視して太くたくましい音楽の奔流を形成してゆくあたりはバーンスタインならでは。特に終楽章の壮烈至極の盛り上がりぶりには有無を言わせぬものがあり、録音会場であるイーリー大聖堂(ターナーの絵画でも有名)の豊かな残響も手伝って、そのカタルシスは圧倒的。大詰めで登場するオルガンの荘重な響きも強く印象に残ります。
 オーケストラ、コーラスとソリストも熱演。とりわけジャネット・ベイカーの独唱を得た『原光』の美しさは見事の一言で、木管の音色が豊かな残響に吸い込まれてゆくかのような効果も絶妙です。(HMV)

【バーンスタイン指揮 マーラー『復活』/演奏タイミングの比較】
・1963年盤 23:35/11:35/10:05/5:26/33:59=84:40
・1973年盤 23:45/12:05/10:50/6:00/36:49=89:29
・1987年盤 24:53/12:04/11:24/6:18/38:37=93:16

【収録情報】
Disc1
マーラー:
1. リュッケルトの詩による歌曲より(私はやわらかな香りを吸い込んだ/私はこの世から忘れられ/真夜中に)
2. 歌曲集『少年の不思議な角笛』より(浮き世の生活)
3. 亡き子をしのぶ歌

 ジェニー・トゥーレル
(メゾ・ソプラノ)
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 レナード・バーンスタイン
(指揮)

 録音時期:1960年2月8日(1,2)、1960年2月16日(3)
 録音場所:ニューヨーク、ブルックリン、セント・ジョージ・ホテル
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

4. 交響曲第2番ハ短調『復活』〜第1楽章

Disc2
5. 交響曲第2番ハ短調『復活』〜第2楽章〜終楽章

 ジャネット・ベイカー
(メゾ・ソプラノ)
 シーラ・アームストロング(ソプラノ)
 エディンバラ音楽祭合唱団(合唱指揮:アーサー・オールダム)
 ロンドン交響楽団
 レナード・バーンスタイン
(指揮)

 録音時期:1973年8月31日、9月1,2日/1974年3月8日
 録音場所:イギリス、ケンブリッジシャー、イーリー大聖堂/エディンバラ、ジョージ・ワトソン・カレッジ
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

内容詳細

2度目の録音となる「復活」は、映像と同時収録されたバーンスタイン円熟期の名演として有名なもの。名歌手トゥーレルとの歌曲は、バーンスタインの最初期のマーラー録音で、交響曲第4番と同時に録音された。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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