SACD

交響曲第1番『巨人』〜1893年版、花の章付き フランソワ=グザヴィエ・ロト&レ・シエクル(シングルレイヤー)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMSA0067
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
限定盤

商品説明


日本独自企画・限定盤
SACD化によりなんともさらにまろやかに!
ロトとレ・シエクルがマーラーの『巨人』をついにピリオド楽器で再現!
それも『花の章』付き!


ロトとレ・シエクルによるマーラーの『巨人』がSACDシングルレイヤーで登場します。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリース。限定生産となります。
 マーラーは1889年11月20日に初のオーケストラ作品である交響詩をブダペストで初演しました。その後1893年にハンブルグの宮廷指揮者に任命された際、その作品を改訂し、『巨人 交響曲形式による音詩』と名付けました。徹底的にオーケストレーションを直し、あまりにベートーヴェン的だった序奏部を独創的な高周波のような弦のトレモロにし、木管を倍増、コールアングレやバスクラリネットなども加え、可能な限り自然の音をイメージさせるスコアにしました。第2楽章に『ブルーミネ(花の章)』を含むこの第2版は、同年10月27日にハンブルクで初演されました。今回のロトとレ・シエクルの演奏はこの第2版によります。ロトの演奏は、『花の章』の甘美な音楽が、続く荒廃の世界を強調する働きを持つことを際立たせています。SACD化により、初演当時の風合い豊かなサウンドが、なんともまろやかに響きます。(販売元情報)

【収録情報】
● マーラー:『巨人』〜交響曲形式による音詩
〜交響曲第1番の1893年ハンブルク稿、2部から成る

 第1部:「青春の日々より」花、果実、そして茨の絵
  第1楽章:春、そして終わることなく(序奏とアレグロ・コモド)
  第2楽章:花の章(アンダンテ)
  第3楽章:順風満帆(スケルツォ)

 第2部:「人間喜劇」
  第4楽章:難破!(カロ風の葬送行進曲)
  第5楽章:地獄から(アレグロ・フリオーソ)

 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト
(指揮)

 録音時期:2018年2月、3月、10月
 録音場所:フィルハーモニー・ド・パリ(3月、10月)、ニーム劇場(2月)、シテ・ド・ラ・ミュジーク(10月)
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Single Layer

 国内製作・日本語帯・解説付き
 SACD対応プレイヤーで再生できます。


内容詳細

ロトの指揮およびレ・シエクルによる、マーラーの交響曲第1番「巨人」を収録。第2楽章「花の章」付きの第2版を採用し、当時のピリオド楽器で演奏することで、よりマーラー時代の背景や音楽観に迫る。(CDジャーナル データベースより)

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
4
★
★
★
★
☆
 
2
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
花の章が付いた1893年版は初めて聴いた。マ...

投稿日:2022/01/12 (水)

花の章が付いた1893年版は初めて聴いた。マーラーのオーケストレーションは、今まで聴いてきたバージョンとはずいぶんと異なり、様々な聴いたことがない音形やパーセージがあり驚きの連続である。なにより、後のバージョンで纏った暑苦しいコートを脱ぎ捨て身軽になったことで、作品の本質が露わになっていると感じる。それにしても、ロト指揮するレ・シエクルのなんと瑞々しい響き! 爽やかな印象の一枚である。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

0
★
★
★
★
★
 ロト指揮のレ・シクエルによる時代楽器と...

投稿日:2021/07/16 (金)

 ロト指揮のレ・シクエルによる時代楽器と当時の演奏法によるマーラー、交響曲第1番『巨人』花の楽章付きである。第2稿を用いているというが、厳密に第2稿に従っているのかな?と感じるが……それはともかく、金管、木管、打楽器、ガット弦の弦楽器は現代楽器よりも柔らかい音がし、ビブラートを抑えたいわゆる「ピュアトーン」奏法は楽器ソロでも合奏でも美しい響きがする。しかし現代オーケストラの力強い迫力ある響きには及ばないところがあり、第5楽章の冒頭の感情の爆発的音響がやや物足りなく感じられるのが典型例であるが、それはロトの知的コントロールのせいもあるだろう。というのは、最後のコーダの推進力と迫力は現代オーケストラの演奏に負けていないからである。個人的には、交響曲第1番の本来の姿に近い演奏を聴けて良かったと思っている。古楽器や時代楽器 による演奏が好きな私としては、ロマン派の音楽がもっと時代楽器で演奏され、録音もされないかなと願っている。

まさやん さん | 新潟県 | 不明

1
★
★
★
★
☆
南西ドイツ放響とは通常の4楽章版で録音し...

投稿日:2019/07/05 (金)

南西ドイツ放響とは通常の4楽章版で録音していたロトだが、5楽章版の録音にはレ・シエクルを起用。相変わらず楽器の選び方に対するこだわりは半端ない。世紀転換期頃のドイツ系楽器が集められていて、普段フランス式のバソンを吹いているファゴット奏者など、ドイツ式ファゴットに適応するのは容易ではないと思われるが、大したものだ。ただし、楽器へのこだわりに反して、楽譜の選択が何とも安易なのは残念。すでに通常版で録音しているのに、何で二度目の録音にこのマーラー協会版を選ぶかな。確かに第1楽章最初のファンファーレはクラリネットではなくホルンだし(ヘンゲルブロックと同じく舞台裏ではなく普通にオケの中で吹いているようだ)、終楽章になってもダブル・ティンパニにはならないが、それ以外では通常版との違いはほとんどない。ちゃんと校訂されている楽譜だから、以前のハンブルク稿に比べれば信頼性は高いだろうけど、オケの編成も普通の四管だし、ホルンも(メンバー表が正しければ)8人いる。演奏自体も叙情的な部分の歌い方など、ノン・ヴィブラートに固執して、ちょっとぎこちない所が面白かった前回録音に比べると、ずっと普通のスタイルに近づいている。確かに普通はマスクされがちな中低音域の動きが良く聴こえるあたりは、さすがロトと思うけど、もともと極度にポリフォニックな5番と違って、1番でこれをやられても、あまり有難みがない(その点ではギュルツェニヒ管との3番も不発だったと思う)。行くところ可ならざるはなしという感があったロトも、ドイツ系レパートリーに関しては無敵とは言えないな。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

5

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

プロフィール詳細へ

マーラー(1860-1911)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品