CD 輸入盤

マーラー、遺愛のブリュトナー・ピアノによる自作自演集(ピアノロール)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PRCD90781
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

グスタフ・マーラー自作自演
マーラーの愛器で蘇るピアノ・ロールの注目作!


マーラー生誕150周年を記念して、祖国オーストリアのレーベル、プライザーからはマーラーのピアノ演奏を記録したピアノロール再生アルバムが登場します。

【演奏家マーラー】
マーラーが生きた社会の中では、マーラーの本業は、作曲家ではなく指揮者であり、さまざまな作品を指揮した経験から、自作にも演奏者目線の具体的な指示が多く書き込まれているのは有名な話です。そうした演奏者としてのマーラーの姿を、実際の音の記録として伝えるものは残念ながら残されていませんが、さいわいなことに、当時、開発されたばかりの「ピアノ・ロール」にマーラーが関心を示し、自作を4曲記録していたのはマーラー・ファンには非常にありがたいところです。

【ヴェルテ・ミニョン】
1911年に亡くなったマーラーは、残念ながらアコースティック録音を残していませんが、1905年11月9日にライプツィヒで「ヴェルテ・ミニョン」のピアノロールに、自作を4曲記録していました。「ヴェルテ・ミニョン」とは、ドイツのヴェルテ社が1904年に開発した自動ピアノ演奏システムのことで、リプロデューシング・ピアノとも言われています。

【マーラーのピアノ・ロール】
マーラーによるこれらの記録は、たびたびLPやCDとしてリリースされてきましたが、その多くはいかにもピアノロール的なぎくしゃくした再現で、専門的な興味からの検証はともかく、音楽としての鑑賞に耐えるものではありませんでした。
 しかし、2010年になってドイツのTACETレーベルからリリースされたCDでは、現代の名器スタインウェイDを使って立派な響きを出すことに成功して話題となり、「ヴェルテ・ミニョン」の可能性について改めて考えさせてくれたものでした。

【祖国のレーベルならではのマーラー愛器使用】
今回、プライザーから登場するアルバムでは、最新鋭の技術を用いてピアノロールを再生、さらにピアノはマーラーの愛器であるブリュートナーをウィーンの博物館から借りだして使用している点にも注目です。

【よみがえるマーラーの演奏スタイル】
結果、これまでになかったニュアンスと切れ味が生まれ、マーラーの演奏スタイルが鮮やかに蘇っているように感じられます。
 和音をアルペッジョにして強調したり、右手より左手がやや先に弾かれる濃厚なルバートなど、パデレフスキやリストの直弟子らによる古い時代のピアニズムが明瞭に残されていて興味津々。
 収録曲には、交響曲第5番の第1楽章や、交響曲第4番のフィナーレに加え、交響曲第1番第1楽章の主部と同一素材による歌曲『朝に野辺を歩けば』が含まれているため、これら3つの交響曲をマーラーがどのように演奏したのか、想像をめぐらすという聴きかたでも楽しめます。(HMV)

【収録情報】
グスタフ・マーラー[1860-1911]
・交響曲第5番嬰ハ短調より第1楽章
・交響曲第4番ト長調より第4楽章
・『さすらう若人の歌』〜朝に野辺を歩けば
・『若き日の歌』〜緑の森を楽しく歩いた

 グスタフ・マーラー(ピアノロール:ブリュートナー・ピアノ使用)

 ピアノロール再生・録音:2009年(デジタル)

ユーザーレビュー

総合評価

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ビクターとテルデックでの既発売音源をもっ...

投稿日:2011/02/19 (土)

ビクターとテルデックでの既発売音源をもっていました。このCDは、同じロールを使用しているにもかかわらず、レベルが全然違います。2点理由があります。 1.マーラーの愛器を使用している。この時期、コルトーはじめフランスのピアニストがプレイエルを愛用していたのは有名ですが、現在以上にピアノの質が異なっており、鍵盤も軽く表現に大きく影響していました。現代ピアノでの再生は微妙なタッチが再現されにくい恨みがあります。 2.ウィーン美術史美術館の古楽器室で録音されている。豊かな残響があり、ロール再生でのペダルの弱点をカバーしています。というよりロール録音時の環境に近い可能性があります。 今まではボツボツと一音一音が切れるような感じで聞き通すのが辛かったのですが、このCDはあっという間に再生が終わり名残惜しさを感じさせるほどでマーラーの表現を十分に偲ばせるものになっています。 ライナーノーツも充実しており、英文もついています。

bonsan さん | 京都府 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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