マックス・ヴェーバー

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社会学の根本概念

マックス・ヴェーバー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003420966
ISBN 10 : 4003420969
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1983
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

社会学の泰斗マックス・ヴェーバー(1864‐1920)がその死に先立って社会学上の重要な諸概念を定義的に明らかにしようと試みた論文。宗教、経済、政治、法律などの各領域で社会学的研究を成しとげたヴェーバーの社会学に関する根本的な考え方を知るために貴重な文献である。なだらかな日本語に移した本訳書は初学者にもすすめたい。

目次 : 社会学と社会的行為/ 社会的行為の種類/ 社会的関係/ 社会的行為の諸類型―習慣と慣習/ 正当なる秩序の概念/ 正当なる秩序の種類―慣例と法/ 正当なる秩序/ 闘争の概念/ 共同社会関係と利益社会関係/ 開放的関係と閉鎖的関係〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • syaori

    社会学上の諸概念を定義しようとした論文。人々の織り成す「行為の過程および結果を因果的に説明」するという社会学の定義から始まって、秩序や闘争、団体などの概念が定義されます。見えてくるのは、作者が社会や集団の行為を個人に分解し、そこから社会を見ようとしているということ。彼の方法は「純粋類型(理想型)」という「完全な意味的合理性を含む、矛盾のない統一体」を観念的に構成し、これと多くの非合理的なものを含む実際の人間の行為との距離から整理してゆくというもので、その作品の「序論的」な位置付けとして興味深く読みました。

  • 田氏

    近年は悪目立ちしてカタカナで書かれちゃったりもする社会学であるが、そもそも何をガクする学やねんな、とヴェーバーに立ち返ってみる。ここでは社会学の目的を「現実の認識に役立つこと」とし、その成果たる「解釈的説明」は、得られる結果が著しく仮説的であり断片的である、と注意を述べてもいる。それにしても、この文章は密度というか、語の圧縮率が高い。「関係」「秩序」といった語を、観察して理解のできる「行為」という単位で定義し、そこに意味を詰められるだけ詰めて語り進める。ときに明確で、ときに煩瑣で、疲れるが快さもある読書。

  • Bashlier

    4/5 マックス・ヴェーバーのトリセツ的著作。論文に引用される概念や、議論する際に使用する言葉の定義が明確にされています。前提の整理という感じで、著作を読むときに傍に置いておくと便利。宗教や団体、秩序の概念は国籍によって異なったり時代によって変遷します。後世や海外の読者にとって自身の論文が読みやすいように書いておいてくれたのだと思うと、頭が下がります。難解な文章を書くヴェーバーの温かい一面を垣間見たようでした。

  • 小鈴

    社会学を学んでよかったと思うところは「創発特性」(デュルケム)と「意図せざる結果」とは何か知ったということでした。ウェーバーはプロ倫では具体的にこの本では命題として書いてますよね。ハーバーマスの公共圏の構造転換もその流れですね。

  • Tomoichi

    マックス・ヴェバー集中読み第二弾。タイトル通りの内容です。社会学を学びたい方は基本文献になると思います。訳者は、清水幾太郎。

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