マイケル・イグナティエフ

人物・団体ページへ

許される悪はあるのか?

マイケル・イグナティエフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784938662837
ISBN 10 : 4938662833
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • bibliophage さん

    小さな悪の論理(つまり悪と悪があるときに、どちらの悪を選択するのかという命題に対して小さい悪を選択せざるを得ないということ)を論じている。その文脈は、対テロ対策と人権。国家は人権を守ることが重要な責務であると同時に、国民の安全を守ることも重要な使命である。しかし、安全を守るために人権が蔑ろにされてしまう場合が存在し得る。では、それを正当化するのは何か。それは民主主義だろう。ただし、民主主義は正義を実現するシステムではなくあくまで大多数の権利を守るシステムであり(断言はできないが…)>続く

  • 浅井秀和 「不正規」労働者 さん

    いみじくも、日本では、ISISにより日本人人質事件が起き、日本人2人が殺害され、首相の安倍晋三は、テロリストに償わせる、とまったく戦略性もなく、思想性もく、軽薄な言葉のもと、日本全体がISIS=悪の旗のもとに集まり、戦いに挑むというまるで「集団発狂状態」になってしまったが、安倍首相やISIS=悪のもとに集まった人間は、著者にようにテロ、人権、国家、政治、国際関係について少しでも「理論的」に思考したのであろうか?

  • ななっち さん

    暴力が許される条件とはどのような条件なのか、小さい悪を現実政治が許容するにしても(大勢の利益のためにスパイを拷問をしたり等)、常に、その中に守ろうとする国家が腐食される恐れがある、それを権力は自覚しなければならないということの自省録。

  • かわのふゆき さん

    拷問、暗殺、マイノリティーの犠牲といった「悪」が許されるとするなら、それはどういう条件の下でなのか。筆者なりの明確な答えを提示してくれている。デモクラシー国家の限界よりも、可能性に希望を持った論調に、今更という想いを感じつつも、そこにこそ筆者の強い信念がある。デモクラシー国家の最後の拠り所は「市民的不服従」に他ならない。

  • mixa59 さん

    911事件から始まった「テロとの戦い」の為に、多くの基本的人権を無視した捜査が行われました。 より多くの悪を取り締まるために、小さな悪はどこまで許されるのかを書いた本。弱者の起こすテロリズムが、ニヒリズムと結びついたときに単なる暴力にしか成らない。自由と自由を守るためにどこまで悪は許されるのかを書いた本。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

マイケル・イグナティエフ

1947年生まれ。亡命ロシア貴族の末裔としてカナダのトロントに生まれる。トロント大学卒業。ケンブリッジ大学キングズ・カレッジのシニア・リサーチ・フェローになると同時に英国に移住。テレビのプレゼンター、雑誌への寄稿、著作活動を通じて、現代英国を代表するジャーナリストとして活躍する一方で、アカデミックな

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品