ドキュメンタリー『アルヴォ・ペルト／アーリー・イヤーズ』、ヨハネ受難曲（ヒリヤード・アンサンブル　１９８８ライヴ）（日本語字幕付）

アルヴォ・ペルト／ドキュメンタリー『アーリー・イヤーズ』、『ヨハネ受難曲』

この1990年頃に収録されたドキュメンタリーには、この当時のペルトの心情が克明に記されており、活動の最初期には新古典派の作風から十二音技法やセリエなどをも用いた激しい作品を書いていた彼が、どのような変化を経て、グレゴリオ聖歌やルネサンスの音楽を研究した「ティンティナプリ＝鈴声」様式を獲得したかを解き明かしてくれます。
　また、1981〜82年に作曲された彼の代表作『ヨハネ受難曲』は、この当時のペルト作品の集大成でもあり、聖なる沈黙と音響に満たされた衝撃的な作品。ごく少数の歌手と楽器奏者たちが奏でる切り詰められた音で、キリストの受難の物語を見事に描いていきます。ペルトの親友で、良き理解者であったヒリアーは、この作品をスタジオ録音でＥＣＭレーベルからリリースしていますが、こちらはダラム大聖堂でのライヴ・コンサートが収録されています。

【収録情報】
● ドキュメンタリー『The Early Years』（52分）
　監督：ドリアン・スピン
　言語：英語
　字幕：独、仏、韓、日

● ヨハネ受難曲（74分）

　ヒリヤード・アンサンブル
　　マリー・セールス（ソプラノ：福音史家)
　　マイケル・ジョージ（バス：キリスト）
　　ジョン・ポッター（テノール：ピラト）
　　デイヴィッド・ジェームズ（カウンターテナー）
　　ロジャーズ・カーヴィ＝クランプ（テノール）
　　ゴードン・ジョーンズ（バリトン）
　ザ・ウェスタン・ウィンド・チェンバー・クァイアー
　ポール・ヒリアー（指揮）

　収録時期：1988年
　収録場所：イギリス、ダラム大聖堂（ライヴ）
　言語：ラテン語
　字幕：英、独、仏、西、韓、日、羅

　画面：カラー、4:3
　音声：PCMステレオ
　NTSC
　Region All