ブルース・ブエノ・デ・メスキータ

人物・団体ページへ

独裁者のためのハンドブック

ブルース・ブエノ・デ・メスキータ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750513317
ISBN 10 : 4750513318
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
追加情報
:
384p;19

内容詳細

独裁と民主主義に境界はない!カエサル、ルイ14世、ヒトラー、スターリン、毛沢東、カダフィ、金正日、プーチン、さらにはIOCやマフィア、実業家まで。古今東西の100を超える独裁者と組織をケーススタディとして取り上げ、カネとヒトを支配する権力構造を解き明かした、新視点の政治論。世界独裁者マップ付き!

目次 : 序章 支配者を支配するルール/ 第1章 政治の原理―「金」と「仲間」をコントロールせよ/ 第2章 権力の掌握―破綻・死・混乱というチャンスを逃すな/ 第3章 権力の維持―味方も敵も利用せよ/ 第4章 財政―貧しき者から奪い、富める者に与えよ/ 第5章 公共事業―汚く集めて、きれいに使え/ 第6章 賄賂と腐敗―見返りをバラ撤いて立場を強化せよ/ 第7章 海外援助―自国に有利な政策を買い取れ/ 第8章 反乱抑止―民衆は生かさず殺さずにせよ/ 第9章 安全保障―軍隊で国内外の敵から身を守れ/ 第10章 民主化への決断―リーダーは何をなすべきか

【著者紹介】
ブルース・ブエノ・デ・メスキータ : 政治学者。ニューヨーク大学政治学部教授、アレキサンダー・ハミルトン記念政治経済学センター所長、スタンフォード大学フーヴァー研究所シニア・フェロー。専門は国際関係論、外交政策。1971年にミシガン大学大学院を修了(政治学博士)。研究のかたわら、ニューヨークでコンサルタント会社を設立し、アメリカ政府の国家安全保障問題アドバイザーを務めるほか、企業に各種交渉の展開分析、結果予測についてのアドバイスを提供している。また、国際学学会(ISA)会長、アメリカ芸術科学アカデミー、外交関係評議会会員などを務めた

アラスター・スミス : 政治学者。ニューヨーク大学政治学部教授、スタンフォード大学フーヴァー研究所フェロー。専門は国際関係論。1995年にロチェスター大学大学院を修了(政治学博士)。2005年には、40歳以下の国際関係研究者に贈られるカール・ドイッチュ賞を受賞した

四本健二 : 法学者。神戸大学大学院教授。1961年、大阪府に生まれる。専攻はカンボジア法。関西学院大学法学部卒業、名古屋大学大学院国際協力研究科博士課程を経て、カンボジア司法省にJICA専門家として勤務。また、1998年にはカンボジア議会総選挙国際合同選挙監視団員を務めるなど、カンボジアの民主化・法整備に関わる活動を行っている

浅野宜之 : 法学者。大阪大谷大学教授。専攻は南アジア法、インド法。1967年、島根県に生まれる。1999年に、名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程を満期退学。その後、聖母女学院短期大学を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • harass さん

    図書館で見つけた政治学の本。支配権力が国や組織を支配するルールを、著者たちが提唱する「権力支持基盤理論」で分かりやすく解説する。独裁者になるためのHowto本風のシニックな書き方がされている。歴史上や現代の独裁者の支配実例を各テーマにまとめて考察していく。独裁国家のみならず、企業やIOCやFIFAなどが例にあがる。天然資源が豊富な国によく見る独裁の意味合いや海外援助の実像などに蒙を啓かれた。単純な利害関係で権力が維持されるのは民主国家でも同じという。やや読みづらく感じたところもあるが、オススメ。

  • hydrangea さん

    表紙に描かれた面々と帯に書かれた煽り文句からして、軽い内容を想像していましたが、実はガチガチに纏められた政治学の1冊です。俗に言う一国の独裁者だけでなく、企業や組織といったケーススタディも含まれており、統治者の思考回路を考えるのに参考になりそうです。

  • akira さん

    図書館本。 興味深い一冊だった。いろいろな面でこれまでの価値観が覆されるが、考えてみれば当たり前のことばかりだった。支配者が支配者たり得る理由と構造。それは「甘っちょろい」訳がない。支配者と被支配者、そして支配者の盟友集団という構造。協力するのは理由がある。 納得した一節。借金大国でも豊かな国と緊縮財政でも貧しい国。はたしてどちらの国民が富めるだろう? 「貧しいままでいる政治家は、その政治も貧困である」

  • Arowana さん

    システム科学やゲーム理論に基づく権力支持基盤理論であり、おそらく効果覿面の必読書なり。右手に本書。左手に本書。これは最も神聖なバイブルだろう。/リーダー、名目的な有権者集団(取り替えのきく人々)、実質的な有権者集団(影響力のある人々)、盟友集団(かけがえのない人々)/

  • tkokon さん

    【ふむふむ】すべての集団が、「かけがえのない盟友」「影響力のある者」「取り換えのきく者」の3タイプの構成員からなり、リーダーの権力が維持されるためには、「盟友」に手厚く報いて、「影響力のある者」には盟友に格上げされるチャンスをちらつかせながら、いつでも排除する用意をする。取り換えのきく者は、一見集団に属しているが権力構造には殆ど影響を及ぼさない。民主国家も独裁国家も、上場企業も政治政党も、IOC(オリンピック)もFIFA(サッカー)も、全く同じ構図なのだ。「組織が内向きになる力学」をうまく説明している。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品