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【中古:盤質AB】 Sym, 6, 8, : G.wand / Berlin Deutsches So

ブルックナー (1824-1896)

中古情報

新品ジャケット
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:
AB
特記事項
:
帯付,2枚組み
:
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基本情報

ジャンル
カタログNo
KICC1036
レーベル
日本
フォーマット
CD

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲第6番 イ長調 (原典版) 第1楽章 Maestoso
  • 02. 交響曲第6番 イ長調 (原典版) 第2楽章 Adagio:sehr feierlich
  • 03. 交響曲第6番 イ長調 (原典版) 第3楽章 Scherzo:Nicht schnell-Trio:Langsam
  • 04. 交響曲第6番 イ長調 (原典版) 第4楽章 Finale:Bewegt,doch nicht zu schnell
  • 05. 交響曲第8番 ハ短調 (ハース版) 第1楽章 Allegro moderato

ディスク   2

  • 01. 交響曲第8番 ハ短調 (ハース版) 第2楽章 Scherzo(Allegro moderato)-Trio(Langsam)
  • 02. 交響曲第8番 ハ短調 (ハース版) 第3楽章 Adagio(Feierlich langsam-doch nicht schleppend)
  • 03. 交響曲第8番 ハ短調 (ハース版) 第4楽章 Finale(Feierlich,nicht schnell)

ユーザーレビュー

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先行発売されたヴァント&ベルリン・ドイツ...

投稿日:2020/01/10 (金)

先行発売されたヴァント&ベルリン・ドイツ響によるブルックナーの交響曲第9番は度肝を抜く超名演であったが、続いて発売されたこの第6番、第8番も同様の驚くべき名演である。特に第8番はヴァントの10種にもおよぶ同曲録音のなかでもトップを狙う出来ばえだ。何よりベルリン・ドイツ響の覇気が凄まじい。再晩年でみられる天才的なアナリーゼは既に開花しており、他流試合のせいか遠慮なくやりたいことをやり切っている印象。かつての特徴であった金管やティンパニの強奏は随所でみられるものの、うるささは皆無、その意味深さには本当に感心させられてしまう。ヴァントはよほど怖いのだろう、録音越しにもオーケストラの緊張感がありありと伝わり、得も言われぬもの凄いオーラを感じる。なかでもフィナーレ冒頭、乾坤一擲のティンパニはこの演奏を象徴する場面であり、この部分だけでもこの演奏の存在価値があるといえよう。第6番も痺れるような名演であり、ヴァントのファンなら必ず聴いておきたい内容である。

よかろうもん さん | 福岡県 | 不明

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ヴァントは、いわゆる大器晩成型の巨匠指揮...

投稿日:2013/02/03 (日)

ヴァントは、いわゆる大器晩成型の巨匠指揮者として、1990年代に様々な名演の数々を遺したが、数年前にライヴ・ボックス第1弾が発売され、クラシック音楽ファンの間で話題となったベルリン・ドイツ交響楽団との一連のライヴ録音も、その枢要な地位を占めるものであると言える。ベルリン・ドイツ交響楽団は、ベルリン・フィルの陰に隠れた存在に甘んじているが、一流の指揮者を迎えた時には、ベルリン・フィルに肉薄するような名演を成し遂げるだけの実力を兼ね備えたオーケストラである。私も、ベルリン・フィルハーモニーホールで、ベルリン・ドイツ交響楽団のコンサートを聴いたが、指揮者は知られざる者であったものの、見事な演奏を繰り広げていたのが強く印象に残っている。ましてや、指揮者がヴァントであれば問題はなく、その演奏が悪かろうはずがない。今般、国内盤として発売されるのは、ライヴ・ボックスの第2弾。待望の分売化と言えるだろう。本盤には、ヴァントが最も得意としたレパートリーでもあるブルックナーの交響曲第6番及び第8番がおさめられている。交響曲第6番については、既に、ヴァントによる唯一の全集を構成するケルン放送交響楽団との演奏(1976年スタジオ録音)のほか、北ドイツ放送交響楽団との2度にわたるライヴ録音(1988年と1995年)(DVD作品としては、翌年のライヴ録音(1996年)が別途存在している。)、更には、ミュンヘン・フィルとのライヴ録音(1999年)の4つの録音が存在しており、本演奏は5つ目の録音の登場と言うことになる。本演奏を含め、いずれ劣らぬ名演であると言えるが、この中でも最も優れた超名演は、ミュンヘン・フィルとの演奏であるというのは衆目の一致するところであろう。もっとも、本演奏も、さすがにミュンヘン・フィルとの演奏のような至高の高みには達していないが、当該演奏の4年前の演奏ということもあって、同年に録音された北ドイツ放送交響楽団との演奏と並んで、十分に素晴らしい至高の名演に仕上がっていると高く評価したい。第1楽章など、金管を思いっきり力強く吹かせているが、決して無機的には陥ることなく、アルプスの高峰を思わせるような実に雄大なスケールを感じさせる。それでいて、木管楽器のいじらしい絡み合いなど、北欧を吹く清涼感あふれる一陣のそよ風のようであり、音楽の流れはどこまでも自然体だ。第2楽章は、とある影響力の大きい某音楽評論家が彼岸の音楽と評しておられたが、本盤の演奏こそが正に彼岸の音楽であり、前述のようにミュンヘン・フィルとの演奏ほどの至高の高みには達していないものの、ヴァントとしても、最晩年になって漸く到達し得た至高・至純の境地をあらわしていると言えるのではないだろうか。第6番は、第3楽章や第4楽章のスケールが小さいと言われるが、ヴァントの演奏を聴くと必ずしもそうとは思えない。終楽章など、実に剛毅にして風格のある雄大な演奏であり、特に、第2楽章の主題が回帰する箇所のこの世のものとは思えないような美しさには抗し難い魅力に満ち溢れていると言える。また、交響曲第8番については、ヴァントが最も数多くの録音を遺したブルックナーの交響曲であったと言える。ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団との演奏(1971年)にはじまり、ヴァントによる唯一の全集を構成するケルン放送交響楽団との演奏(1979年)、NHK交響楽団との演奏(1983年)、北ドイツ放送交響楽団との3度にわたる演奏(1987年ライヴ録音、1990年東京ライヴ録音、1993年ライヴ録音)、ミュンヘン・フィルとの演奏(2000年ライヴ録音)、ベルリン・フィルとの演奏(2001年ライヴ録音)の8度にわたる録音(北ドイツ放送交響楽団とのDVD作品を除く。)が既発売であるので、本演奏を加え、何と合計で9度にわたって録音したことになるところだ。本演奏を含め、いずれ劣らぬ素晴らしい名演であると評価したいが、この中で、最も優れた超名演は、ミュンヘン・フィル及びベルリン・フィルとの演奏であるというのは衆目の一致するところであろう。もっとも、本演奏も、さすがにミュンヘン・フィル及びベルリン・フィルとの演奏のような至高の高みには達していないが、1年前の北ドイツ放送交響楽団との演奏と並んで、十分に素晴らしい名演と高く評価するのにいささかも躊躇するものではない。1980年代までのヴァントによるブルックナーの交響曲の演奏におけるアプローチは、厳格なスコア・リーディングの下、楽曲全体の造型を厳しく凝縮化し、その中で、特に金管楽器を無機的に陥る寸前に至るまで最強奏させるのを特徴としており、優れた演奏である反面で、スケールの若干の小ささ、そして細部にやや拘り過ぎる神経質さを感じさせるのがいささか問題であった。そうした短所も1990年代に入って、かかる神経質さが解消し、スケールの雄大さが加わってくることによって、前述のミュンヘン・フィルやベルリン・フィルとの歴史的な超名演を成し遂げるほどの高みに達していくことになるのだが、本演奏は、そうした最晩年の超名演の先駆であり、高峰への確かな道程となるものとも言える。比較的ゆったりとしたテンポをとっているが、必ずしも持たれるということはなく、ゆったりとした気持ちで、同曲の魅力を満喫することができるというのは、ヴァントのブルックナーへの理解・愛着の深さの賜物と言える。金管楽器の最強奏も相変わらずであるが、ここでは、やり過ぎということは全くなく、常に意味のある、深みのある音色が鳴っているのが素晴らしい。いずれにしても、本盤におさめられた交響曲第6番及び第8番は、ブルックナーを得意としたヴァントならではの素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質も、1990年代のライヴ録音であり、十分に満足できるものであると言える。もっとも、最近ではSACD盤の発売が一般的になりつつあるところであり、可能であれば、SACD盤で発売して欲しかったと思う聴き手は私だけではあるまい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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