CD 輸入盤

ブラームス:交響曲第4番、ドイツ・レクィエム、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 シューリヒト&フランス国立放送管、アラウ(1955、59)(2CD)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TAH678
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

パリのカール・シューリヒト(2CD)

シューリヒトがフランスで演奏活動を行ったのは1949年から1965年まで。1955年はパリ、ボルドー、ストラスブール、ブザンソンに登場しています。2月5日の演奏会(モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番、『英雄』ほか)の模様はALT170で発売済みです。
 このころからは録音技術の発達もありシューリヒトの音楽の全貌が過不足なく楽しめます。『ドイツ・レクィエム』は若干、合唱が濁り気味なところもあり。アラウとのピアノ協奏曲は鮮烈、ブラームス4番も迫力満点です。特に終楽章パッサカリアの演奏はすさまじく、終わった時の拍手が聴衆の熱狂を物語っております。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ブラームス:ドイツ・レクィエム Op.45
 エルフリーデ・トレッチェル(ソプラノ)
 ハインツ・レーフス(バリトン)
 フランス国立放送合唱団
 フランス国立放送管弦楽団
 カール・シューリヒト(指揮)

 録音時期:1955年2月10日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)

・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
 クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 フランス国立放送管弦楽団
 カール・シューリヒト(指揮)

 録音時期:1959年3月24日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)

ユーザーレビュー

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シューリヒトは、数年前まではブルックナー...

投稿日:2010/03/24 (水)

シューリヒトは、数年前まではブルックナーの交響曲やブラームスの交響曲などのスタジオ録音などによって、颯爽としたインテンポを基調とする指揮者だというイメージがあったが、最近アルトゥスレーベルなどが数々のライブ録音を発売したこともあって、劇的な演奏やロマン的な情緒を全面に打ち出した演奏をも繰り広げたりするなど、決して一筋縄ではいかない指揮者であることがわかってきた。本盤も、シューリヒトの一筋縄ではいかない多彩な芸術を味わうことができるCDであると言える。ドイツ・レクイエムは、本盤におさめられた楽曲の中では録音年代が最も古く、特に合唱に濁りが見られる点が大変残念である。基本的な解釈は、数年前に発売されたシュトゥットガルト放送交響楽団との59年盤(ヘンスラー)に酷似しているが、第6楽章の劇的な表現は、シューリヒトの温厚な紳士というイメージを覆すのに十分な激しさだ。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3は、録音が59年と比較的新しいだけに録音は鮮明。ここでのシューリヒトは、いかにもドイツ正統派の巨匠と言った趣きの堂々たるインテンポによる演奏を基調しており、若き日のアラウのピアノをしっかりとサポートしていると言える。アラウのピアノは、後年の演奏を彷彿とさせるような堂々たるピアニズムが素晴らしい。ブラームスの第4は、シューリヒト得意の曲であるが、後年の演奏(ウィーン・フィルやバイエルン放送交響楽団)と比較して、かなりドラマティックなものとなっている。特に、終楽章のパッサカリアは、各変奏毎の描き分けを大胆に行っており、終結部の猛烈なアッチェレランドは、後年のスタジオ録音には見られないシューリヒトの内なるパッションの爆発を垣間見ることが出来て実に感動的だ。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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