フランシス・フクヤマ

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「歴史の終わり」の後で

フランシス・フクヤマ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120055355
ISBN 10 : 4120055353
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
344p;20

内容詳細

世界に衝撃を与えた『歴史の終わり』から30年。「自由」と「民主主義」の危機を前に、フクヤマ自身が“歴史の終わり”を再考する。現代の最も偉大な政治的精神へのロング・インタビュー。

目次 : 「歴史の終わり」の後に何が起こったのか/ 世界の政治はどう変わったのか/ 反自由主義的な攻撃は民主主義をいかに脅かすのか/ アメリカは自由主義秩序の導きの光ではなくなるのか/ オーウェル『一九八四年』のディストピアは現実になるのか/ フクヤマはヨーロッパの古典的自由主義者なのか/ フクヤマを国際政治へ導いたのは何か/ 「歴史の終わり」とは何か/ なぜデンマークを目指すのか/ いかにして民主主義国をつくるのか/ 社会が動く仕組みをいかに理解するのか/ アイデンティティの政治は“テューモス”の問題なのか/ 社会と資本主義はいかに影響しあうのか/ 人間本性がいかに社会をかたちづくるのか/ 中国は自由民主主義の真の競争相手なのか/ わたしたちは文明の衝突を経験しているのか/ どうすれば自由民主主義を繁栄させられるのか/ 歴史の未来

【著者紹介】
フランシス・フクヤマ : 1952年、アメリカ生まれ。アメリカの政治学者。スタンフォード大学の「民主主義・開発・法の支配研究センター」を運営。ジョンズ・ホプキンズ大学やジョージ・メイソン大学でも教えた

マチルデ・ファスティング : ノルウェーで最も影響力のあるシンクタンクの1つであるキウィタのプロジェクトマネージャー兼フェロー。ノルウェーのパイオニアエコノミスト。ノルウェー経済高等学院で経済学の修士号、オスロ大学で思想史の学士号および修士号、ドイツのエアフルト大学で経済思想史の博士号を取得

山田文 : 翻訳家。イギリスの大学・大学院で西洋社会政治思想を学んだのち、書籍翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • リットン さん

    名前だけよく聞くフクヤマ、歴史の終わり、がなんなのか知りたいが今更歴史の終わりから読むのもと思ってたところ最近の本としてあったので読んでみた。政治や国際情勢以上に、人文的な分野に深く、人とは、国とは、国民とはといった問いを考える人なのだなと感じた。他者から認められる「承認」を重要と考えるのは、たしかにそのとおりだなぁと感じる。なにの専門家かとなると難しいけれど、広い範囲に造詣が深く、人の非合理的で人間らしい部分に着目する点は個人的にいいなと感じた

  • うえ さん

    米国、露、ハンガリー等の変化を追っている「プーチンは自由民主主義を茶化している…ロシアは自由民主主義を信じていなくて、それをただ捏造し、でっちあげて、しばらく自由民主主義国のふりをしていただけだ。ロシアの最終的な目標は変化でも同化でもなく仕返し正当化だとクラステフとホームズは主張しています」「ヨーロッパに目を向けると、トランプの側にいる政治指導者は一目瞭然である。ハンガリーのオルバーン、イギリスのファラージ、フランスのル・ペン、その他の右派のポピュリストたち、それにトルコのエルドアン、ロシアのプーチン。」

  • Yuki2018 さん

    共産主義が歴史の終わりとする進歩的な知識人が沢山いた時代があったようだ。フクヤマの30年前の主張は、共産主義やファシズムではなく自由民主主義が歴史の終わりであるべきということ。人間の普遍的承認欲求(テューモス)を満たす政治体制だから、つまり人々は権威主義政府の下で暮らしたくないからというのがその根拠だ。本書は幅広い論点をおさらいしており、自由民主主義が危機に瀕する現代の問題を考えるヒントが詰まった一冊。著者の自由民主主義への信頼・大局観に共感はするが、現実がフクヤマが願う方向に進むかどうかは分からない

  • yooou さん

    ☆☆☆☆★ 扇動政治家でいる方が楽だから当面そういう連中はいなくならないだろう。なるほどねー。対話形式で進む本書はフクヤマの考えがより理解しやすい形になっていると思いました。

  • ばぶでん さん

    歴史の終わり、政治の起源、政治の衰退、アイデンティティと著者の本を読んで、いくらか理解していた気になっていたが、実は全く理解していなかったことが判っただけでもこの本を読んだ価値があった。歴史の終わりとは事実としてではなく規範として言おうとしたことを今更ながら理解できたし、今の時代の(従来型の右派や左派の区分より)アイデンティティの重要性にも納得できた。インタビュー形式で著者の意図を敷衍してくれたのがとても参考になった。本来なら前記著作全部を再読すべきなのだろうが、せめてこの本だけでも読み直したい。

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フランシス・フクヤマ

スタンフォード大学フリーマン・スポグリ国際研究所オリヴィエ・ノメリニ上級研究員、同大学民主主義・開発・法の支配センター・モスバッカー・センター長。ジョンズ・ホプキンズ大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院、ジョージ・メイソン大学公共政策学部でも教鞭をとった。かつてはランド研究所の研究員や、アメリ

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