小さく賭けろ! 世界を変えた人と組織の成功の秘密

ピーター・シムズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784822248963
ISBN 10 : 4822248968
フォーマット
出版社
発行年月
2012年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
294p;19

内容詳細

成功する人と組織はみんな小さく賭けていた!
変化が速い今の時代、机の前で大きなプロジェクトを計画しても決して成功できない。成功している人と組織は、アイデアをすぐに実践している。ユーザーからの声や市場ニーズを反映して方向転換することで、魅力的なサービスを作り上げ、成功につなげている。グーグル、ピクサー、スターバックス、グラミン銀行、大物コメディアン、有名建築家など数多くの事例を紹介。


事例その1:スターバックス
当初の店舗ではイタリア語のメニュー、椅子がなく、大音量のオペラを流し、店員は蝶ネクタイ。ユーザーからも、店員からも不満が上がった。意見を反映してソファを入れ、店員はカジュアルな服装に変え、心地よい場所を提供して全世界にチェーン展開できた。


事例その2:大物コメディアンのクリス・ロック
アカデミー賞の司会や映画監督などの経験もあるアメリカを代表するコメディアン、クリス・ロック。彼は地元の小さな舞台に立ち、何百ものギャグを試す。そのうちウケるのは一握り。観客にスベってあきれられながらも、実際にウケたギャグを磨き上げ、全国ネットのテレビ番組や世界ツアーで披露し、大爆笑を得ているのだ。


小さく賭けて、素早い失敗、素早い学習をしよう!
小さく賭けてうまくいかなくても問題はない。「小さな賭け」では、アイデアから実践までが短期間で済むので、やり直しがきく。小さな失敗なので痛手も小さい。逆に、「素早く失敗」して、ユーザーのニーズを「素早く学習」できる効果は絶大だ。本書では、小さな賭け、素早い失敗、素早い学習を繰り返した事例を具体的に紹介している。


失敗を許せるマインドセットとは?
「失敗から学べ」と言われても、失敗を恐れてなかなかチャレンジできない人たちが多い。チャレンジを恐れない「成長志向のマインドセット」はどうすれば持てるのか――。本書では、さまざまな研究や実験の結果や、ピクサーが実践する「プラシング」と呼ぶ手法などをひも解いている。




【著者紹介】
ピーター・シムズ : ハーバード・ビジネス・レビュー、フォーチュン、テッククランチなどで執筆し、現在はロイターおよびハーバード・ビジネス・レビューのブログでライターを務めている。スタンフォード・ビジネススクールでMBA(経営学修士号)を取得後、クラスメイト数名と共に同校でリーダーシップに関する一般向け講座を開設した。スタンフォードのハッソ・プラットナー・デザイン研究所(通称dスクール)の教授陣とは長年にわたり共同研究を行っている

滑川海彦 : 千葉県生まれ。東京大学法学部卒。東京都庁勤務を経てフリー。IT分野の評論と翻訳を手がける。ITニュースブログ「TechCrunch Japan」翻訳チーム

高橋信夫 : 東京都生まれ。学習院大学理学部卒。コンピューター会社勤務を経て、2006年から翻訳、執筆業。科学研究、科学教材開発も手がけ、オリジナル作品に「トンでも吸盤」がある。TechCrunch Japan翻訳チーム。東京農業大学非常勤講師。仮説実験授業研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harhy さん

    多くの失敗と挫折は、創造的成功の一環。走りながら失敗から学ぶ。現場に飛び込む。そんな起業家精神が書かれている。とにかく起業の成功のためには、常におごることなく、自己改革を続けることが大切だ。

  • さっちも さん

    小さな事業を失敗してみて、この考え方は大事と思う。ネットで商売ができる今、店舗を構えて資金を投じて事業する必要がなくなった。少ない予算で商売をしてみて、上手くいかなかったら修正や変更を加えて軌道を変えていき、結果につなげていくという方が今の時代にあっている。当初の計画に市場があてはまる何て凄く稀だし。また、そうでないと転がっているチャンスに柔軟に対応できない。人間が想定できること何て限られている。ユヌスというバングラデシュの大学教授の話が良かった。この話の感動だけで一冊読む価値が自分にはあった。

  • さっちも さん

    運のいい人は運の悪い人よりも、自分の周辺で起きていることに注意を向けているという。例えばスターバックスは、創業者が体験したイタリアのコーヒー文化を根づかせるべく始めた。たぶん、深煎りのコーヒーや小さいカップで飲むエスプレッソが中心だったのだと思う。カフェラテなど牛乳を使ったカスタマイズの要望を聞き入れているうちに、アメリカ人の心をつかむバラエティに富んだメニューを開発するに至ったという。こうあらねばならないという思い込みをなくして、失敗や不適切を改め、現状にあったものに変えていく人間がイノベーターという

  • 66 (Audible オーディブル毎日聴いてます) さん

    確か「失敗の科学」を読んで知った本だと思う。面白かった!小さく賭けて、小さなPDCAを多く回すほうが、大きく考えて大きなPDCAを少ない回数回るよりよい、ということと理解した。その意味だと本当にインターネットの世界ってそうなんだよなーと実感する。例えば紙の媒体とネット媒体の差って、直せる回数とスピードが全然違う。とはいえ、建築家でも模型を大量に作っていると知り、PDCAにもいろいろあるんだなと思った。今時課題も複雑なので、一気に解決する策なんてない、一つ解決、そしてまた一つ課題、ということか。図書館本。

  • majiro さん

    こりゃー良かった〜。こういう類の本って、今は良書がたくさん出ていて、2012年の本だと図書館で予約待ちなしで借りられたりする。IT業界の人、特に、本書でいう「不健全な完全主義」から未だに脱却できない人は必読。プロトタイピングという行いの本質的定義が、この本には記されている。それと、「失敗の本質」を読んでいたことで、より深く理解できたと思う。「失敗」とは何か、を知る本でもある。

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ピーター・シムズ

ハーバード・ビジネス・レビュー、フォーチュン、テッククランチなどで執筆し、現在はロイターおよびハーバード・ビジネス・レビューのブログでライターを務めている。スタンフォード・ビジネススクールでMBA(経営学修士号)を取得後、クラスメイト数名と共に同校でリーダーシップに関する一般向け講座を開設した。スタ

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