ピエルネ、ガブリエル(1863-1937)

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CD

『ラムンチョ』組曲、『シダリーズと牧羊神』組曲 ダレル・アン&リール国立管弦楽団(日本語解説付)

ピエルネ、ガブリエル(1863-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NYCX10259
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


日本語解説付き
ピエルネ:ラムンチョ、シダリーズと牧羊神


フランス印象主義時代の作曲家、ガブリエル・ピエルネ。パリ音楽院でジュール・マスネに作曲を、オルガンをセザール・フランクに学びました。19歳の時にカンタータ『エディト』でローマ賞を受賞、以降、コロンヌ管弦楽団の指揮者、サント・クロチルド教会のオルガニストとしても活躍しながら、オペラをはじめとした多くのジャンルに作品を残しています。
 このアルバムに収録された『ラムンチョ』は1908年に初演された劇付随音楽。「バスクの民謡による」という副題が付されており、組曲の中には「ファンダンゴ」や「バスク狂詩曲」といった民族的要素の強い曲も含まれています。バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』はピエルネを代表する作品の1つ。1923年にパリ・オペラ座で初演され、その後、演奏会用組曲として再編されています。18世紀を舞台にした物語には、古代ギリシャの旋法とバロック音楽のパロディ要素が融合されており、その洗練された音楽は新古典主義のパレエ作品の中でも群を抜く仕上がりとなっています。
 指揮者ダレル・アンは1979年シンガポール生まれ。サンクト・ペテルブルク音楽院指揮科を首席で卒業した後、イェール大学にて指揮科修士課程修了。数多くのフィンランド人指揮者を輩出したヨルマ・パヌラの下で研鑽を積み、ロリン・マゼールやエサ=ペッカ・サロネン、ヴラディーミル・ユロフスキー、サー・コリン・デイヴィスのもとで学びました。
 2007年、第50回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。翌2008年には第8回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで最高位を獲得。同年にシンガポール交響楽団のヤング・アソシエイト・コンダクターに任命され、2012年シーズンからは4年間に渡ってフランス・ブルターニュ管弦楽団の音楽監督を務めました。フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、リヨン国立管弦楽団、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、コンセール・ラムルー管弦楽団などフランス国内のオーケストラを中心に、数多くの著名なオーケストラに客演しており、マリインスキー劇場にも定期的に登壇しています。
 国内仕様盤には相場ひろ氏による日本語解説が付属します。(輸入元情報)


【収録情報】
ピエルネ:
● 劇付随音楽『ラムンチョ』 (1908)〜第1組曲 (1910)

1. 序曲
2. グラシユーズの庭
3. フランシータの部屋
4. ファンダンゴ

● 劇付随音楽『ラムンチョ』 (1908)〜第2組曲 (1910)
1. リンゴ酒造場
2. 修道院
3. バスク狂詩曲

● バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』 (1914-15)〜第1組曲 (1926) 抜粋
1. 野山羊たちの学校
4. 踊りのレッスン
6. スティラクスの踊り(第2場のフィナーレ)

● バレエ音楽『シダリーズと牧羊神』 (1914-15)〜第2組曲 (1926)
1. シダリーズの入場
2. 付き人と小さな男の子の入場
3. ラブレターの踊り
4. スティラクスの入場と踊り
5. 第3場のフィナーレ

 リール国立管弦楽団(フランス国立リール管弦楽団)
 ダレル・アン(指揮)

 録音時期:2015年10月6-8日
 録音場所:リール、Le Nouveau Siecle
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 輸入盤国内仕様(日本語解説付き)
 解説:相場ひろ


内容詳細

ピエルネはドビュッシーと同世代の作曲家。「ラムンチョ」は劇付随音楽で、バスクの民謡によるという副題が付く。「シダリーズ」はバレエ音楽で、演奏会用組曲版を演奏している。注目の指揮者アンによる好盤といえる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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ピエルネは作曲家と指揮者の2つの面でフラ...

投稿日:2022/08/14 (日)

ピエルネは作曲家と指揮者の2つの面でフランスの近代音楽の発展に尽くした人である。オルガニストでもあった。指揮者としては「火の鳥」の初演を行い、ドビッシーやラベル、ミョーなどの作品の初演もいくつか引き受けている。作曲家としてもオラトリオ、オペラ、室内楽など多くの作品を作っている。この録音はその中から2つの組曲を取り上げたものである。あまり難しいことを考えることなく組曲として楽しめる作品集で、明快なメロディーラインとテンポ、フランスの近代音楽家らしい色彩感のある管楽器のアクセント、ダイナミックなオーケストレーションで、特徴的なアルバムになっている。指揮者のDarrel Angはシンガポール出身でブザンソンコンクール優勝などの経歴を持つ。Orchestre National de Lilleと組んだこの録音の演奏は饒舌という点でフランス的で、表情があり、勢いもある。2015年の録音で音質は特に問題ない。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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