1920年代パリの夜の華やかさ、
輝くネオンや香水の匂いまで伝わってくるアルバム
クラシック音楽と他ジャンルのギャップを狭めようとする試みが、今日いろいろ行われていますが、100年前の流行発信地パリではすでに行われ、ジャズやシャンソンをクラシックに採り入れたり、文学、舞踊、美術家との交流で新しい文化が生まれていました。その産物の一端が当アルバムに収められています。それまでの後期ロマン派的な重苦しさや濃厚な感情を捨て、簡素かつ思い入れをしない作風に新しい息吹を感じます。
青木美樹は東京生まれ。9歳で渡英、その後インディアナ大学、イェール大学大学院、ハンブルク音大にてシェベック、ボリス・ベルマン、コロリオフらに師事。2004年イタリア、イブラ国際コンクールを皮切りに、さまざまなコンクールに優勝および入賞。スイスを本拠として国際的に活躍する実力派。数年来プーランクの音楽にはまっているというだけに、共感と説得力あふれる演奏を繰り広げています。オシャレな音色も魅力です。(輸入元情報)
【収録情報】
● プーランク:メランコリー
● プーランク:3つのノヴェレッテ
● プーランク:ナゼールの夜会
● サティ:3つのジムノペディ
● 6人組のアルバム(オーリック:前奏曲/デュレ:無言歌/オネゲル:サラバンド/ミヨー:マズルカ/プーランク:ヴァルス/タイユフェール:パストラール)
● ミヨー:キャラメル・ムー
● オネゲル:ショパンの思い出
青木美樹(ピアノ)
録音時期:2015年1月6-8日
録音場所:ベルリン・ブランデンブルク放送小ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)