ウィーンへのオマージュ〜19世紀初頭、ウィーンで作曲されたピアノ曲集
ピアノ、チェロの2つの楽器を弾きこなすエレナ・ガポレンコ。ロシア生まれの彼女の目を通して描かれる1815年から1840年頃のウィーンの音楽集は、ウィーンという都市が音楽の首都であり、世界中の音楽家の憧れの街であることを教えてくれます。
アルバムはクララ・シューマンの夢見るようなスケルツォとロマンスで始まり、ウィーンを象徴するシューベルトの作品から、出版業者ディアベリがとりまとめた「当時、ウィーンで活躍していた音楽家たち」の作品を経て、ベートーヴェンの珍しいポロネーズをはさみ、最後はシューマンの『ウィーンの謝肉祭の道化』で幕を閉じるというストーリー性豊かな選曲になっています。(輸入元情報)
【収録情報】
クララ・シューマン:
● スケルツォ Op.10
● 3つのロマンス Op.11
シューベルト:
● ハンガリーの旋律 ロ短調 D.817
● 即興曲 変ロ長調 Op.142-3
ディアベリの主題による変奏曲
● 主題
● 第26変奏:モシェレス[1794-1870]
● 第16変奏:フンメル[1778-1837]
● 第18変奏:カルクブレンナー[1785-1849]
● 第28変奏:フランツ・クサヴァー・モーツァルト[1791-1844]
● 第24変奏:リスト[1811-1886]
● 第38変奏:シューベルト
● 第44変奏:ウムラウフ[1781-1842]
ベートーヴェン:
● ポロネーズ ハ長調 Op.89
シューマン:
● ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
エレナ・ガポネンコ(ピアノ/ベヒシュタイン D282)
録音時期:2018年10月22-24日
録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)