ウクライナ音楽の魅力満載、
美しいメロディに酔うひととき
今日ウクライナは独立国ながら、ロシアとの違いはあまり分られていません。ここではウクライナ人の作曲家たちによる前衛的でない、民族色豊かな作品が集められています。
ウクライナ音楽の父ミコラ・ルィセンコ[1842-1912]は愛国者でもあり、ウクライナとロシアの民謡の違いを示す著書も記しています。『ドゥムカ=シュムカ』はリストのハンガリー狂詩曲の手法でウクライナの民族的モチーフを処理した魅力的なピアノ曲。一方「ウクライナのショパン」ことヴィクトル・コセンコ[1896-1938]は、ウクライナ音楽ならではのメランコリックな情感が魅力。またリャトシンスキー[1895-1968]、メイトゥス[1903-1997]、フィリッペンコ[1912-1983]らソ連時代を代表する人々の民謡を多用した絶美の世界も貴重。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ルィセンコ:ドゥムカ=シュムカ(ウクライナ民謡主題による狂詩曲第2番)
2. コセンコ:練習曲 Op.8-8/コンソレーション Op.9-1
3. ルィセンコ:悲しみ Op.39〜チェロとピアノのための
4. ルィセンコ:私には同じこと(シェフチェンコ詩)
5. スコリク:カルパチア狂詩曲〜クラリネットとピアノのための
6. メイトゥス:アレグロ〜ヴァイオリンとピアノのための
7. レヴツキー:前奏曲 Op.4-1/前奏曲 Op.7-2
8. リャトシンスキー:シェフチェンコ組曲 Op.38より
9. リャトシンスキー:メロディ〜ヴァイオリンとピアノのための
10. コセンコ:彼らは無言で立っていた(ストラジェフ詩) Op.7-2/私は悲しい(レールモントフ詩) Op.7-10
11. ステツェンコ:私は立って春の声を聞く(ウクラインカ詩)
12. スコリク:メロディ〜ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための
13. コレッサ:3つのコロムイキー(カルパチア舞曲)
14. バルヴィンスキー:前奏曲 Op.1-2
15. シルヴェストロフ:バガテル Op.1-1
16. フィリペンコ:トッカータ
ナターリヤ・パシチニク(ピアノ)
ヤコブ・コラーニ(チェロ:3)
ツサンド・クァーヴェ(バリトン:4)
エミール・ヨナソン(クラリネット:5)
クリスチャン・スヴァルフヴァル(ヴァイオリン:6,9,12)
オリガ・パシチニク(ソプラノ:10-12)
録音時期:2015年8、9月
録音場所:スウェーデン放送スタジオ2
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND