ビクター・マイヤー・ショーンベルガー

人物・団体ページへ

データ資本主義 ビッグデータがもたらす新しい経済

ビクター・マイヤー・ショーンベルガー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784757103825
ISBN 10 : 4757103824
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
303p;19

内容詳細

マネーと企業の時代からデータと人々の時代へ。変わるのは、資本主義そのものだ。資本や企業ではなく、人間に力を与え、人間同士がこれまで以上に効果的に協力できるようなデータリッチ市場は大いに可能性がある。データ主体の市場の成否は、どう設計するかにかかっている。運用のルールも重要だ。設計にあたって最も重要なポイントは、市場を集中化(独占)の餌食にさせないことである。

目次 : 1 資本主義の再起動―貨幣からデータへ、変化は社会のすべてへ/ 2 人間と調整―分権型の“市場”VS集権型の“企業”/ 3 市場と貨幣―貨幣はどのように情報を運んできたか/ 4 データリッチ市場―貨幣からの脱却/ 5 企業と統制―集権型組織の終わり/ 6 企業の未来―二つの選択/ 7 資本の凋落―金融資本主義からデータ資本主義へ/ 8 フィードバック効果―独占をいかに防ぐか/ 9 仕事を要素に分割せよ―ベーシックインカムとデータ納税/ 10 人間の選択―未来をつくるのは誰か

【著者紹介】
ビクター・マイヤー=ショーンベルガー : オックスフォード大学オックスフォード・インターネット研究所教授(専門はインターネットのガバナンスと規制)。ハーバード大学ケネディスクールを経て現職。ネットワーク化された経済における情報の役割が研究テーマ。この分野のビッグデータの第一人者として知られ、『ビッグデータの正体―情報の産業革命が世界のすべてを変える』(講談社、ケネス・クキエとの共著)は世界的なベストセラーとなった。『Delete(デリート―忘却の美学)』(2009年、マクルーハン賞他受賞)では「忘れられる権利」という概念を提唱、法曹界、メディアで高い評価をえる。セキュリティソフトの開発など、ソフトウェア系スタートアップの起業家としての業績も多い。2014年、ワールドテクノロジーアワード・法律部門受賞。マイクロソフトや世界経済フォーラムなど、多数の企業や団体の経営諮問委員を務める

トーマス・ランジ : 作家・ジャーナリスト。ドイツのビジネス誌『brand eins』特派員。『エコノミスト』のビジネス部門で、テクノロジーとイノベーション、企業の社会的責任(CSR)等、寄稿多数

斎藤栄一郎 : 翻訳家・ライター。山梨県生まれ。早稲田大学卒。ビジネス・技術関連の翻訳のほか、ビジネス誌への寄稿多数。近年は世界各地に滞在しながら仕事をする「旅する翻訳家」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えちぜんや よーた さん

    「人間の価値はお金では測れない」。その格言が本当に実現するかも!?というお話。自己啓発系・意識高い系の本でこの格言を言及すると「ほんまかいな?」と斜に構えて読んでしまう。しかしNTT出版によってびっしりと理由が詰め込まれた本を読んでしまうと「本当にそうなるかも」と思ってしまう。この本でいうデータの量とはZB(ゼタバイト)級のデータ量だろう。TB(テラバイト)の100万倍のデータのことだ。人間の価値がお金でしか決められなかったのは、価格という大雑把な指標でしか物事の価値を決められなかったからだ。

  • アナーキー靴下 さん

    刺激的で開眼の読書だった! 読んだ動機はネットやデータに関する漠然とした不安からだが、何故今までそれを直視しなかったのかと。技術の発達で人間の能力が退化するのでは、なんて危惧は杞憂。大量の情報が丸められた「価格」という妥協の産物。「人間の活動を調整するうえで、重要な判断に自分自身が関与するかどうか、そして関与する場合はどの程度関わるのかを選択できる日が到来するのは、人類史上初めてのことである。(P100)」この本を読んでの感想は「話したいことが山程あるんだ…!<終>」で締めるしかないってくらい纏まらない。

  • おせきはん さん

    データが貨幣の代わりになる姿まで現時点ではイメージできなかったものの、経済活動においてデータの重要性が増している状況は、よく理解できました。

  • templecity さん

    これまでは貨幣が世界を動かしてきたが、これからはデータの活用によって世の中が動いていく。GAFAなどはその典型。生産現場だけでなく、マネジメントの世界でもデータ、AIで自動に判断する世界がすぐそこまで来ている。

  • まさき|SNS採用に強いフリーランス さん

    ✅データリッチ市場への移行が進めば、市場参加者は価格ではなく、情報にもとづいて取引を行うようになる。 ✅データ時代の本質は、貨幣・資本依存からの脱却にある。それは人間の調整能力を向上させる絶好の機会でもある ✅豊富なデータにより、自分自身で何を意思決定したいかを選べるようになったとき、我々がなすべは真の人間らしさを追求することであり、自分の選択のセンスを磨くこと

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品