オルガン作品集 第2集　マシュー・オーウェンズ

パッヘルベル：オルガン作品集 第2集

『パッヘルベルのカノン』で知られるドイツ・バロックの作曲家ヨハン・パッヘルベル。優れた鍵盤楽器奏者で、鍵盤楽曲をはじめとする多数の作品を残しました。南ドイツのニュルンベルクに生まれた彼は、フレスコバルディやフローベルガーなどイタリアや南ドイツの作曲家の影響を受けており、フーガのように複数の声部が入り組んだ作品でも旋律を明快に描いています。その作風は、ブクステフーデに代表される大胆かつ幻想的な北ドイツ楽派と好対照。パッヘルベルもブクステフーデも当時から高い人気を持ち、周囲の音楽家から手本と仰がれ、後世へ大きな影響を残しました。
　このアルバムは、2019年9月よりベルファスト大聖堂の音楽監督を務めるマシュー・オーウェンズの演奏によるパッヘルベルのオルガン作品集の第2集です。今作では、フランスのオルガン製作者ベルナール・オーベルタンが2015年に作った楽器を使用。パッヘルベルが書いた一連のマニフィカト・フーガの中でも最大規模の『第1旋法によるマニフィカト・フーガ』全曲を収めていることが注目です。（輸入元情報）

【収録情報】
パッヘルベル：
● トッカータ ニ長調 P460
● フーガ ニ長調　P153
● コラール・パルティータ『わが命なるキリスト』 P376
● 主はわが信頼すべき羊飼なり P81
● 我らを主のもとへ行かせたまえ P388
● ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ P13
● ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ P14
● われらの主キリスト、ヨルダン川に来り P61
● 第1旋法によるマニフィカト・フーガ P257-279

　マシュー・オーウェンズ（オルガン）
　使用楽器：オーベルタン制作、private residence, Fairwarp, East Sussex (2015)

　録音時期：2021年9月18,19日
　録音場所：Fairwarp, Sussex, UK
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）