CD 輸入盤

ギター四重奏曲全集 第1集 ダニエル・ローランド、アルベルト・メジールカ、他(3CD)

パガニーニ(1782-1840)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL96872
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明



パガニーニ流の室内楽は聴きどころ満載
パガニーニ:ギター四重奏曲全集 Vol.1(3CD)
第4・5・6・8・9・11・12・15番
ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
アルベルト・メジールカ(ギター)、他


ギターが好きだったパガニーニは15曲のギター四重奏曲を作曲。内容はヴァイオリンの名技的な部分があったりオペラティックな部分があったりと多彩で、しかも全編が親しみやすいメロディーで彩られています。
  この全集企画は、ギター奏者のアルベルト・メジールカが、ヴィオラ奏者のヴラディミール・メンデルスゾーンとの公演後の食事の際の会話の中から生まれたもので、メジールカ自身がライナーノートも執筆するなど力が入っています。メンデルスゾーンは残念ながら2021年8月に急死してしまいますが、初動時の尽力に感謝し、録音はメンデルスゾーンの思い出に捧げられています。
  主役のヴァイオリンは、以前メジールカと心地良いデュオ・アルバムを制作していた元ブロドスキー四重奏団のダニエル・ローランド。

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 作品について

パガニーニは5歳からヴァイオリンを学び、すぐに驚異的な上達を示したと言われますが、実はその前に父からマンドリンを与えられており、そのこともあってか、パガニーニの撥弦楽器への愛情は生涯不変で、ギター奏者としても一流の腕前になったのは有名な話です。
  また、1800年頃から1840年頃にかけて西ヨーロッパではギターが大流行し、アマチュアからプロまで多くのギター奏者が生まれ、パガニーニ以外にもシューベルトなどの作曲家がギターに魅せられていました。
  自身が優れたギター奏者でもあったパガニーニは、当時のギターの旺盛な需要に応えるべく多くの作品を書いており、15曲のギター四重奏曲はそうした中でも本格的な内容を持つもので、特に第7番以降の作品は聴き応えがあります。

ギター四重奏曲第4番ニ長調 M.S.31
1813/15年作曲。

ギター四重奏曲 第15番イ長調 M.S.42
1820年作曲。

ギター四重奏曲第9番ニ長調 M.S.36
1818年作曲。

ギター四重奏曲第6番ニ短調 M.S.33
1813/15年作曲。

ギター四重奏曲第8番イ長調 M.S.42
1817/18年作曲。

ギター四重奏曲第12番イ短調 M.S.39
1819年作曲。

ギター四重奏曲第5番ハ長調 M.S.32
1813/15年作曲。

ギター四重奏曲第11番ロ長調 M.S.38
1819年作曲。


 演奏者について

アルベルト・メジールカ(ギター/全曲)
1984年、イタリアのガッリエーラ・ヴェーネタで誕生。カステルフランコ・ヴェーネト音楽院でジャンフランコ・ヴォルパートに師事して修士号を取得し、ドイツのカッセル音楽院でヴォルフガング・レンドルに師事。
  ソロと室内楽の両方で活動し、これまでにイタリア、オランダ、オーストリア、フランス、ドイツ、スペイン、フィンランド、ノルウェー、アメリカなどで演奏。2009年からはカステルフランコ・ヴェーネト音楽院ギター科で教えてもいます。
  また、ホプキンソン・スミスとフランコ・パヴァンの協力のもと、1565年のカステルフランコ・ヴェーネトのリュート手稿譜に掲載されたフランチェスコ・ダ・ミラノの未発表曲を出版しており、この再発見により、デュージャン・ボグダノヴィチが、メジールカのためにフランチェスコ・ダ・ミラノをテーマにした「Tre Ricercari sulla Compagna」を作曲してもいます。
  CDは、Brilliant Classics、Paladino、Da Vinci Classics、Limen、Basta、Orlando、Kairosなどから発売。


ダニエル・ローランド(ヴァイオリン/全曲)
1972年7月31日、ロンドンで誕生しますが、生後間もなく両親がオランダ東部、ドイツとの国境に近いトゥウェンテに移住。幼少からヴァイオリンのレッスンを開始し、やがて、ヘルマン・クレバース、イーゴリ・オイストラフ、イヴリー・ギトリスらにも師事。
  1995年、アムステルダムのコンセルトヘボウで開催されたオスカー・バック・コンクールで優勝し、バーデンバーデンではブラームス賞を受賞。
  以後、ソロと室内楽の両方で古楽から現代まで幅広く活動し、2005年には故郷のトゥウェンテで、スティフト国際音楽祭を創設。
  2007年、イギリスのブロドスキー四重奏団(正確にはブロツキー四重奏団)の第1ヴァイオリン奏者となり2019年まで12年間在籍。Chandosレーベルでショスタコーヴィチとツェムリンスキー、パヌフニクの弦楽四重奏曲全集や、エルガーの弦楽四重奏曲、ドビュッシーの室内楽曲集、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲集、ブラームスのクラリネット五重奏曲、モーツァルトのフルート四重奏曲集、ラヴェルの弦楽四重奏曲、新世界の弦楽四重奏曲集、ラテンの弦楽四重奏曲集など数多くのレコーディングを実施。
  CDは、Chandos、Challenge Classics、Fidelio、Champs Hill、Orlando、Two Pianists、Nimbus、Genuin、Gutmanなどから発売。


ラズヴァン・ポポヴィチ(ヴィオラ/第4・6・9・15番)
ルーマニア、ブカレストの音楽一家に誕生。父のムーグル・ポポヴィーチにヴィオラを習い、ザルツブルクでペーター・ラングガルトナー、パリでジャン・スレム、フライブルクでヴォルフラム・クリストに師事。
  ソロ、室内楽の両方で欧米各国のほか日本などアジアでも活動。2023年9月にはアントワープ王立音楽院でヴィオラを教えることが決まっています。
  CDは、Solo Musicaなどから発売。


ウラディミール・メンデルスゾーン(ヴィオラ/第8・12番)
1949年11月29日、ルーマニア、ブカレストの音楽家一家に誕生。ブカレスト国立音楽大学でヴィオラと作曲を学び、1979年にオランダに移住。1990年までハーグ・レジデンティ管弦楽団で首席奏者として活動。2002年からエネスコ四重奏団のヴィオラ奏者となり、2005年にはフィンランドのクフモ国際室内楽フェスティヴァルの芸術監督に就任。
  ハーグ王立音楽院、エッセン・フォルクヴァング芸術大学、ボローニャのジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ音楽院、パリ国立高等音楽院で室内楽を教えたほか、世界中でマスタークラスを開催。
  メンデルスゾーンは作曲家でもあり、器楽曲、合唱曲、交響曲、室内楽、舞台音楽などを作曲。
  2021年8月13日、政府により行動制限のおこなわれていたオランダのハーグで急死。
  CDは、GLOBE、DENON、SONY、ECM、Erasmus、Arte Nova、Praga Digitalsなどから発売。


ヨエル・ヴァーテルマン(ヴィオラ/第5・11番)
オランダで誕生。最初。父からヴァイオリンのレッスンを受け、続いてヒルフェルスムでコーシェ・ヴァイゼンベークにヴァイオリンを師事。16歳でヴィオラに転向し、アムステルダム音楽院でマルヨレイン・ディスパに師事し2002年に首席で卒業。その後、アメリカ、インディアナ州のブルーミントン大学でロスティスラフ・ドゥビンスキーにも師事し、同地でクライスラー賞を受賞。
  以後、室内楽やオーケストラでの演奏で活動し、2008年からユトレヒト弦楽四重奏団でヴィオラを演奏、その後、「アンサンブル・カメレオン」を共同で創設しています。
  CDは、Toccata、MD+Gなどから発売。


クロード・フロショー(チェロ/第4・15番)
1979年、トリノで誕生。アントニオ・モスカにチェロを師事したのち、トリノ音楽院に進み2003年卒業。2004年からフランクフルト音楽・舞台芸術大学でミヒャエル・ザンデルリングに師事し、2007年首席で卒業。さらにエッセンとマドリードで大学院課程を修了。
  ソロと室内楽の両方で欧米各国とアジアで活動し、2008年に「モンテ・ピアノ・トリオ」を結成し、2012年からはジルト・室内楽フェスティヴァルの芸術監督を務めています 。
  楽器は1720年トリノのG.F.チェロニアートと、1818年ミラノのG.リヴォルタ・バロック・チェロなどを使用。
  CDは、Genuinなどから発売。


マーヤ・ボグダノヴィチ(チェロ/第5・6・8・9・11・12番)
1982年、ベオグラードで誕生。幼い頃から地元のコスタ・マノイロヴィチ音楽学校でナーダ・ヨヴァノヴィチの指導でチェロを始め、早くからチェコ、オーストリア、フランス、イタリアの国内および国際コンクールで上位入賞を果たしています。
  その後、パリ国立高等音楽院でプルミエ・プリを取得し、大学院でミシェル・シュトラウスに、室内楽でイタマール・ゴランとピエール=ローラン・エマールに師事。
  パリで学んだ後、ベルリン芸術大学でイェンス・ペーター・マインツに師事して協奏曲を学び、さらにバーナード・グリーンハウス、アルバン・ゲルハルト、ハインリッヒ・シフらにも師事。
  アルド・パリゾ・チェロ・コンクールで優勝し、ガスパール・カサド国際コンクールで第2位と聴衆特別賞、パリのロストロポーヴィチ・コンクールで特別賞を受賞。
  以後、世界的に欧米各国のほか日本などアジアでも活動。
  楽器は、フランスのヴァイオリン製作者フランク・ラヴァタンが彼女のために特別に製作したチェロを使用。
  CDは、Challenge Classics、Orchid Classics、DUX、Lyrinx、Nimbus、カメラータ東京などから発売。


 収録作品と演奏者

CD1 70'44
ニコロ・パガニーニ[1782-1840]
ギター四重奏曲第4番ニ長調 M.S.31

1. I. プレスト 11'40
2. II. アンダンテ 4'42
3. III. カンタービレ、クワジ・ラルゲット 7'16
4. IV. フィナーレ. プレスティッシモ 1'36

ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
ラズヴァン・ポポヴィチ(ヴィオラ)
クロード・フロショー(チェロ)
アルベルト・メジールカ(ギター)

ギター四重奏曲 第15番イ長調 M.S.42
5. I. マエストーソ 11'57
6. II. メヌエット・ア・カノーネ、アンダンティーノ 3'07
7. III. レチタティーヴォ、アンダンテ・ソステヌート・エ・コン・センティメント 2'17
8. IV. アダージョ・カンタービレ 3'07
9. V. ロンド、アレグレット 3'42

ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
ラズヴァン・ポポヴィチ(ヴィオラ)
クロード・フロショー(チェロ)
アルベルト・メジールカ(ギター)

ギター四重奏曲第9番ニ長調 M.S.36
10. I. アレグロ・モデラート 7'27
11. II. メヌエット・アッラ・ヴァルツ 3'34
12. III. アダージョ・ソステヌート・アパッショナータメンテ 6'01
13. IV. アレグロ・ヴィヴァーチェ 4'14

ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
ラズヴァン・ポポヴィチ(ヴィオラ)
マーヤ・ボグダノヴィチ(チェロ)
アルベルト・メジールカ(ギター)

CD2 71'28
ギター四重奏曲第6番ニ短調 M.S.33

1. I. アレグロ 7'17
2. II. モデラート 3'17
3. III. カンタービレ、ラルゲット 7'49
4. IV. ポラッケッタ、アレグロ・コン・ブリオ 3'31

ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
ラズヴァン・ポポヴィチ(ヴィオラ)
マーヤ・ボグダノヴィチ(チェロ)
アルベルト・メジールカ(ギター)

ギター四重奏曲第8番イ長調 M.S.42
5. I. アレグレット 10'32
6. II. メヌエット、アンダンティーノ 4'27
7. III. カンタービレ・モルト・アダージョ 4'16
8. IV. ロンド、アレグレット 6'25

ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
ヴラディミール・メンデルスゾーン(ヴィオラ)
マーヤ・ボグダノヴィチ(チェロ)
アルベルト・メジールカ(ギター)

ギター四重奏曲第12番イ短調 M.S.39
9. I. アレグロ・ジュスト 9'01
10. II. ラルゴ・テヌート・コン・プレチジオーネ 6'14
11. III. メヌエット(アレグレット・モッソ) 8'35
ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
ヴラディミール・メンデルスゾーン(ヴィオラ)
マーヤ・ボグダノヴィチ(チェロ)
アルベルト・メジールカ(ギター)

CD3 42'26
ギター四重奏曲第5番ハ長調 M.S.32

1. I. アレグロ 8'02
2. II. メヌエット、アレグレット 5'57
3. III. カンタービレ、ラルゲット 4'06
4. IV. ポラッカ、クワジ・プレスト 3'37

ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
ヨエル・ヴァーテルマン(ヴィオラ)
マーヤ・ボグダノヴィチ(チェロ)
アルベルト・メジールカ(ギター)

ギター四重奏曲第11番ロ長調 M.S.38
5. I. アレグロ・モデラート 7'45
6. II. メヌエット(アレグレット) 2'51
7. III. ラルゲット、コン・パッシオーネ 3'10
8. IV. ポラッカ(アンダンテ・モッソ) 6'53

ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
ヨエル・ヴァーテルマン(ヴィオラ)
マーヤ・ボグダノヴィチ(チェロ)
アルベルト・メジールカ(ギター)

録音:2018〜2020年、フランチェスコ・ザノット古楽アトリエ、シルヴェル、イタリア(CD1&2)、2021年、スタジオ150、アムステルダム、オランダ(CD3)



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