CD

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 五嶋みどり(vn)[+バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 マクドナルド(p)]

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC814
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

五嶋みどり
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番
“MIDORI”がついに“バッハ”に挑む! 約4年半ぶり最新録音が登場!

五嶋みどりが2003年6月以来約4年半の沈黙を破って発売する、ファン待望の新譜! しかも、あのMIDORIが満を持して初のバッハ無伴奏録音に挑んだ要注目の1枚です。
 カップリングには、1999年に盟友ロバート・マクドナルドとともに録音したバルトークのソナタ1番を組み合わせています。作曲家として時代の先駆者という共通項で結ばれた2人を五嶋みどりが魂をこめて奏でます! 日本先行発売。(ソニー・ミュージック)

・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003
・バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番嬰ハ短調 Sz75,BB84 (Op.21)
 五嶋みどり(ヴァイオリン)
 ロバート・マクドナルド(ピアノ/バルトーク)
 録音:2006年12月(バッハ)、1999年(バルトーク)


五嶋みどり〜BIOGRAPHY
4歳のとき母親の手ほどきでヴァイオリンを始める。10歳で渡米、1982年メータ指揮ニューヨーク・フィルと共演しデビュー。14歳のときバーンスタインと共演し本番中、弦が2度きれるも、まったく動じることなく弾き切って圧倒的成功をおさめ、このエピソードはアメリカの小学校の教科書にも掲載されました。
年間約70回の演奏活動に加えてコミュニティー・エンゲージメント(社会活動)にも積極的に取り組み、1992年ニューヨークで非営利団体Midori&Friendsを設立したのを皮切りに、日本ではNPO法人ミュージック・シェアリングを設立、日米を中心に活動を展開。2006年ベトナムを訪問、2007年末はカンボジアで活動を行う予定です。
2004年南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校の「ハイフェッツ・チェアー」(かつてUSCで教鞭をとったハイフェッツの名を冠した教授職)に就任、後進の指導にも熱心にあたっています。

内容詳細

パッション迸らせる強奏から弱奏に鎮めていく際にも、ピンと張り詰めたウタの息が途切れず音楽が濃密に息づいて艶やかに起伏する。ことさらな身振りで耳が白けることはない。その幽かな響きの濃やかさに、バッハとバルトークの音楽が耳の奥底で重なりあう。★(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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このバッハは、「音を奏でる」ことの意味を...

投稿日:2015/11/03 (火)

このバッハは、「音を奏でる」ことの意味を改めて考えさせてくれるような 深みのある演奏である。五嶋みどりは、天才少女として超絶なテクニックを もてはやされた時代を経過して、確実に新たな崇高な境地へ向かっているように見える。 このCDの中で特筆したいのは、「無伴奏ソナタ第2番」のアンダンテの楽章である。 絶対音楽として成立しているバッハのこの楽章が、あたかも、生きとし生けるものの魂と 会話しているかのような、暖かな優しさと冷徹な厳しさとを感じさせてくれるような 演奏として迫ってくる。実に心震える演奏である。 もしかして、五嶋みどりはこの時涙を流しているのではないだろうか....。 これまで私が愛聴していたシェリング、ミルシテイン、グリュミオー、スーク、 パールマンなどの名演とも一線を画するような次元を、五嶋みどりの無伴奏ソナタの 演奏の中に垣間見ることができたような気さえしている。 私は、彼女の音楽に対する姿勢に、いつもストイックで献身的なものを感じるのであるが、 彼女の演奏は、バッハ無伴奏曲において、もっとも素晴らしい形で 結実するのではないだろうか。 今後の録音を期待して止まない。

モデラート宮内 さん | 千葉県 | 不明

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レビューに触発されて。 尺八では一音成仏...

投稿日:2008/07/19 (土)

レビューに触発されて。 尺八では一音成仏という言葉があります。そこに入りつつあると感じました。従前は何も感じない人でしたが。 先祖返りでしょうか。 ヨーロッパ人の感想を聞きたいところです。 今後を楽しみにしています。 ガルネリ・デルジェスの賜物でもある思います。

海 さん | 福岡 | 不明

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これはすごい。バッハの無伴奏には名盤が多...

投稿日:2008/06/29 (日)

これはすごい。バッハの無伴奏には名盤が多いが、これを聴くと今までのものが凡庸に聴こえてしまう。音楽にはある種の狂気があるものだが、狂気のない演奏は炭酸の抜けたビールのようなものだ。Midoriの10代には凄みがあったが、20代になってそれが鳴りをひそめてしまった。しかしここにきて前人未踏の信じがたいほどの深みに達したのではないか。吉田秀和流に音符を示してここをこう演奏しているからどうのこうのという分析はもはや意味がないのではないか。今後CDをリリースするのは容易なことではないだろう。量産する演奏家ではないと思う。

沼仙 さん | 静岡 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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