CD

Johannes-Passion -Version 1725 : Ryuichi Higuchi / Meiji Gakuin Bach Academy (2CD)

Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BAMG0007
Number of Discs
:
2
Format
:
CD

Product Description

貴重! ヨハネ受難曲第II稿による録音

「『ヨハネ受難曲』第II稿は、バッハがライプツィヒのトマス・カントルに就任して2回目の聖金曜日(1725年3月30日)に聖トマス教会で上演された。
 冒頭と最後に置かれた大規模なコラール合唱や、3曲の技巧的なアリアなど、現在一般に上演される最終稿(第IV稿、1749年稿)とはかなり異なった印象を与える。この極めて個性的な意欲作を、多くのバッハ愛好家に聴いて頂きたい。」樋口隆一氏のノートより(キングインターナショナル)

【収録情報】
・J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245 第II稿(1725年稿)

 高野二郎(テノール:福音史家、アリア)
 浦野智行(バス:イエス)
 日比啓子(ソプラノ:下女、アリア)
 寺谷千枝子(アルト:アリア)
 河野克典(バリトン:ピラト、ペテロ、アリア)
 小津準策(テノール:下僕)
 明治学院バッハ・アカデミー合唱団
 明治学院バッハ・アカデミー合奏団
 樋口隆一(指揮)

 録音時期:2004年3月13日
 録音場所:東京、明治学院チャペル
 録音方式:デジタル(ライヴ)

【レーベル「明治学院大学」】
バッハの権威、樋口隆一氏が教授を務める明治学院大学のバッハ・アカデミーの演奏を中心にリリースするレーベル。どのディスクもライヴ録音、バッハの権威ならではの、様々な音型に対する細やかなこだわりや、声楽曲での歌詞の一言一言の重みが違う、優れた録音の数々。ライヴ収録はエヌ・アンド・エフ社が担当しているのも注目。バッハ・ファンならずとも期待のレーベルの登場です。(キングインターナショナル)

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ヨハネ受難曲第2稿のCDも、数種類以上が聴...

投稿日:2011/06/08 (水)

ヨハネ受難曲第2稿のCDも、数種類以上が聴けるようになった現在、学術的・資料的価値はもはやそれ程高くないかも知れませんが、日本人演奏家のみによる第2稿は、自分の乏しい知識ではこの盤だけのように思います(間違ってたらすみません)。演奏は、ライブ録音の一発収録であり、それ故の傷(ミスや不調など)や会場の雑音などが当然かなりありますが、それを考慮した上で演奏家の力量はかなり高いのではないでしょうか。全曲通してムラはありますが、Evangelistの高野二郎さんは、Bachの様式をよく理解された国際的にもトップクラスの歌唱と思われますし、他のソリストも総じて立派と思います。加えてオーケストラは常設でないことが信じられない整然とした合奏、コーラスもアマチュアながら非常に心の篭ったコラール等を聴かせます。樋口隆一氏の指揮は、ピリオド団体のBachにありがちな飾り気の無い、ひたすらBachの音楽の本質のみを提示しようとする地味ながら求心的なもので、随所にBach音楽の本質を理解したものでなければ出せない表現・音楽が聴かれます。ヨハネの古くからの名盤の中では目立たないかも知れませんが、ヨハネ第2稿がほとんど別曲と言えることを考えると、Herreweghe/Collegium Vocale Gentの驚異的な名盤には及びませんが、まだ限りある第2稿全曲としては、未だに貴重な盤ではないでしょうか。付加価値かも知れませんが、樋口隆一氏の世界のBach研究最先端の情報を踏まえた詳細な解説、そして第2稿全曲の(樋口氏自身による)見事な歌詞対訳は必読物です。個人的には、価格はやや高いですが、日本のBachファンには御薦めしておきたいですね。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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