SACD 輸入盤

ミサ曲ロ短調 カール・リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団、ウルズラ・ブッケル、他(1969年東京ライヴ ステレオ)(シングルレイヤー)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALTSA420
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明


天才リヒター伝説の東京公演SACD化!
手兵を引き連れ初来日で聴かせた不滅の『ロ短調ミサ』
心突き刺す全身全霊の超名演が驚くほど音質一新!


バッハの権化リヒター1969年初来日時の公演から『ミサ曲ロ短調』を収録。NHK収録音源に新規でリマスターを施しSACD 化。シングルレイヤーの特性を生かし1枚のディスクに長時間収録。強烈なまでに峻厳な畢生の名演をたっぷりと味わえます。
 リマスターとSACD化により空間が広がり、音がくっきりと浮かび上がり、残響も力強さを纏って生の響きにぐっと近づきました。推進力のあるバスに支えられ金管や合唱が突き刺すような強烈な表現で押しまくるナンバーではその全身全霊の迫力に心が震えます。
 バッハの最高傑作とも呼ばれる『ミサ曲ロ短調』。誰もが知るリヒターの名盤と言えば1961年のスタジオ録音盤ですが、このライヴも聴き逃してはなりません。峻厳な威容からくる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。切れ味鋭い「キリエ」、観念的な恐怖が襲ってくる「クルチフィクスス」、突き抜ける輝かしいラッパ、ゆったりと感動的な終曲フーガなどどこをとってもリヒターの熱い共感がぎっしりと詰まっています。(販売元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232


 ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
 マルガ・へフゲン(アルト)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 エルンスト=ゲロルト・シュラム(バス)
 ミュンヘン・バッハ合唱団
 ミュンヘン・バッハ管弦楽団
 カール・リヒター(指揮)

 録音時期:1969年5月9日
 録音場所:東京文化会館
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 SACD Single Layer

 SACD対応プレイヤーで再生できます。
 国内プレス
 2021年新リマスター
 収録時間:124分02秒
 日本語帯、解説付

内容詳細

カール・リヒターの1969年の初来日公演より、リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ管および合唱団による、バッハの「ミサ曲ロ短調」を収録。作品に込められた丹念な宗教的価値観と言葉に込められた鋭い情感があふれ、終曲のフーガでは圧巻の大団円を迎える。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 5部合唱(SSATB):主よ、あわれみたまえ
  • 02. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 二重唱(ソプラノ、アルト):キリストよ、あわれみたまえ
  • 03. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 4部合唱(SATB):主よ、あわれみたまえ
  • 04. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 5部合唱(SSATB):天のいと高きところには神に栄光
  • 05. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 5部合唱(SSATB):地においては御心に適う人に平和あれ
  • 06. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 独唱(アルト):われら主をほめ、
  • 07. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 4部合唱(SATB):主の大いなる栄光のゆえに主に感謝したてまつる
  • 08. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 二重唱(ソプラノ、テノール):主なる神、天の王
  • 09. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 4部合唱(SATB):世の罪を除きたもう主よ
  • 10. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 独唱(アルト):父の右に座したもう主よ、
  • 11. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 独唱(バス):主のみ聖なり
  • 12. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 キリエ (あわれみの賛歌) 5部合唱(SSATB):聖霊とともに父なる神の栄光のうちに
  • 13. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 5部合唱(SSATB):われは信ず、唯一の神を
  • 14. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 4部合唱(SATB):全能の父
  • 15. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 二重唱(ソプラノ、アルト):われは信ず、唯一の主、神の御ひとり子イエズス・キリストを
  • 16. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 5部合唱(SSATB):聖霊によりて処女マリアより御からだを受け
  • 17. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 4部合唱(SATB):われらのために 十字架につけられ
  • 18. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 5部合唱(SSATB):聖書にありしごとく三日目によみがえり
  • 19. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 独唱(バス):われは信ず、主なる聖霊、生命を与えられる主を
  • 20. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 5部合唱(SSATB):唯一の洗礼をみとめ
  • 21. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 ニケーア信経(クレド=信仰宣言) 5部合唱(SSATB):死者の よみがえりと、来たるべき 世の生命とを
  • 22. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 サンクトゥス(感謝の賛歌) 6部合唱(SSAATB):聖なるかな/万軍の主なる神
  • 23. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 サンクトゥス(感謝の賛歌) 二重合唱(SATB/SATB):天のいと高きところにオザンナ
  • 24. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 サンクトゥス(感謝の賛歌) 独唱(テノール):ほむべきかな、主の名によりて来たる者
  • 25. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 サンクトゥス(感謝の賛歌) 二重合唱(SATB/SATB):天のいと高きところにオザンナ
  • 26. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 アニュス・デイ(神の小羊) 独唱(アルト):神の小羊
  • 27. ミサ曲 ロ短調 BWV 232 アニュス・デイ(神の小羊) 4部合唱(SATB):われらに平安を与えたまえ

総合評価

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リアルタイムで実体験を持つことのできなか...

投稿日:2012/01/13 (金)

リアルタイムで実体験を持つことのできなかった我々にとっても、1966年のバイロイト訪日公演と1969年のリヒターの一連の公演は、日本の音楽史・演奏史上に燦然と輝き、もはや伝説にさえなりつつある記念碑といえる。1981年のスカラ座の初来日公演、特にC.クライバーの「オテロ」「ボエーム」を指して「リヒター以来の感動」と語った人もあるそうだが、今もってどれほどの愛好家がリヒターのもたらした感動を温め続けているのか、そしてその「感動」とインパクトがどれほどのものであったのかを、ふたたび検証できる記録として意義のあるセット。そして単にノスタルジー・ヒストリカルものというだけでなく、ロ短調ミサを聴こうとする愛好家にとっても説得力のある名盤。演奏の持つ力、響きの充実度は卓越していて、第一声の「Kyrie!」からもう捕まってしまう。このフーガもテンポの運びが良くて、全体に61年のアルヒーフ盤より格段に優れた演奏だと思う。マタイはセッション盤も素晴らしいのだが、「ミサ」に関してはセッション盤が意外に冴えないので、この熱気に満ちた日本公演がレコード化されたのは本当によかった。最後のDona nobis pacemは、とにかく音楽の素晴らしさに打たれ、穏やかな熱狂と最高の感動に襲われる。こんな演奏を実際に聴いてみたかった…とは今でも多くの人たちが感じている事だろう。ピリオド奏法もいいのだが、リヒターやK.トーマス、(まあ一応)ミュンヒンガーなどのバッハを聴き始めて、すぐに聴こえてくる豊かで充実した響きと安定感のあるテンポがなつかしく感じられるのは我々の世代だけだろうか? それにしてもLP初出時は7200円くらい(だったか?)したのがHMVの特価でLP一枚分の価格で買える様になるとは… ちなみに2000年にリリースされた海外盤リヒター・バッハ宗教曲集のBox(10枚組)ではこの日本公演盤が採用されている(日本公演の「マタイ」と「ミサ」に海外盤CDがあるのかどうか知らない)。各種名盤選では当然61年盤が挙げられることだろうが、ドラマティックでしかも静謐で、思わず聴いている者のまぶたを熱くする魔法は、このライブ盤の方が絶対に優れている。

Pianist さん | 東京都 | 不明

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81年。とても楽しみにしていた?岡公演、曲...

投稿日:2010/06/11 (金)

81年。とても楽しみにしていた?岡公演、曲目は「ミサ曲ロ短調」。ところが、リヒター急逝の知らせ。ショックでした。しかし、公演は、予定通り行われました。指揮者は、覚えていませんが、シュナイト氏だったのかも知れません。演奏が始まったとたん、鳥肌が立ちました。「リヒターは、生きている!」。私は、61年の演奏は、「愚かな人間の犯した罪への断罪」、そして、この演奏は、「愛による許しと安らぎ」に主眼をおいているのでは?と思っています。私が体験した演奏は、この演奏に近かった様に感じます。演奏は、峻厳さの中に、優しさがあります。年を重ねるごとに、ライヴを聴くことが、多くなりました。セッションとライヴの違いもあるでしょうが、いずれも「ロ短調」の最高峰だという思いは、揺らぎません。もちろん、他の様々な演奏も楽しませてもらっていますが・・・。リヒターも、廉価盤で購入できる時代にになりましたが、もっと、他の音源も聴いてみたいと思うのは、私だけではないと思います。それくらい、私のクラッシック人生の中で、重要な演奏です。

風 さん | 福岡県 | 不明

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これまでリヒターの演奏は5種は出ていまし...

投稿日:2009/11/06 (金)

これまでリヒターの演奏は5種は出ていました。世評の高い61年盤と69年の映像盤はファン必須のアイテムですが、こちらはどちらかと言えば「演奏史」として聞くには貴重なアイテム。勿論ソロを含めて演奏は優れてはいますが。

まさやん さん | 不明 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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