聖チェチーリアのミサ　インマゼール＆アニマ・エテルナ

ハイドン：聖チェチーリアのミサ
インマゼール＆アニマ・エテルナ
ドレスデン、フラウエン教会ライヴ！

1766年、エステルハージ時代初期、シュトゥルム・ウント・ドラング期のハイドンが書いたミサ曲『聖チェチーリアのミサ』は、ハイドンならではの晴朗な美しさにあふれた傑作。正式には『祝福された聖処女マリアの賛美のミサ・チェレンシス』と呼ばれ、聖チェチーリアの祝日のために書いたとされています。
　聖チェチーリアは、伝説上のローマの殉教者で、後に音楽の守護聖人とみなされた人物。名前を冠した作品には、有名なグノーのミサやヘンデルの頌歌のほか、フィンジの頌歌、ブリテンの聖歌といったものも知られています。
　ハイドンの『聖チェチーリアのミサ』のＣＤは意外に少なく、これまでクーベリック、コルボ、ヨッフム、ヒコックス、ホグウッド、ググルヘーアなどのものがあったくらいなので、ピリオド・スタイルによる最新録音盤の登場は歓迎されるところです。
　コンサートの会場は、ドレスデン大空襲で破壊され、2005年に美しい姿に復旧したフラウエン教会。作品にふさわしい会場に響き渡る小編成ピリオド演奏の魅力を存分に味わえる内容です。

【収録情報】
・ハイドン：ミサ曲第３番ハ長調Hob.XXII:5『聖チェチーリアのミサ』
　リディア・トイシャー（ソプラノ）
　マリアーネ・ベアート・キーラント（アルト）
　マルクス・シェーファー（テノール）
　ハリー・ファン・デル・カンプ（バス）
　アニマ・エテルナ（管弦楽＆合唱）
　ジョス・ファン・インマゼール（指揮）

　録音時期：2008年6月21日（デジタル）
　録音場所：ドレスデン、フラウエン教会（ライヴ）