『月の世界』全曲　モレッティ演出、アーノンクール＆ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、ヘンシェル、ジュノー、他（２００９　ステレオ）

アーノンクールが指揮するおかしな世界
ハイドンの『月の世界』、没後200年記念上演が映像に！
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ハイドンの愉快な傑作『月の世界』が映像に！　『月の世界』は1777年12月3日にエステルハーザで初演されたオペラ・ブッファ。原作は高名なカルロ・ゴルドーニで、当時たいへんに人気のあったオペラ台本でした。金持ちのエックリティコが二人の娘フラミーニャとクラリーチェに厳しいので、クラリーチェの恋人エックリティーコが、フラミーニャの恋人エルネストらと共謀、ブオナフェーデを偽の月の世界に招いて、混乱に乗じて結婚してしまう、というもの。
　この映像は、2009年12月のアン・デア・ウィーン劇場で、巨匠ニコラウス・アーノンクールが手兵ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを指揮した上演の収録。騙されるブオナフェーデには、なんと知性派で知られるディートリヒ・ヘンシェルを起用。この意表をついた起用が大当たり。騙す側のエックリティコにはスイスの二枚目テノール、ベルナルト・リヒター。騎士エルネストには、超絶技巧メッゾのヴィヴィカ・ジュノー。クラリーチェは、古楽畑で活躍するソプラノ、クリスティーナ・ラントシャマー。フラミーニャには、2011年4月、新国立劇場での『ばらの騎士』でゾフィーを歌う予定のアニャ・ニーナ・バーマン。かなり充実したキャストです。
　オーストリアの高名な俳優にして演出家のトビアス・モレッティの演出は、非常に分かりやすく、かつ笑いたっぷりのもの。ハイドンのオペラ・ブッファでも屈指の傑作を楽しむことができます。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・ハイドン：歌劇『月の世界』全曲
　ディートリヒ・ヘンシェル（Br ブオナフェーデ）
　ベルナルト・リヒター（T エックリティコ）
　ヴィヴィカ・ジュノー（Ms エルネスト）
　クリスティーナ・ラントシャマー（S クラリーチェ）
　アニャ・ニーナ・バーマン（S フラミーニャ）
　マイテ・ボーモン（Ms リゼッタ）
　マルクス・シェーファー（T チェッコ）
　ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
　ニコラウス・アーノンクール（指揮）

　演出：トビアス・モレッティ
　舞台：レナーテ・マーティン，アンドレアス・ドンハウザー
　衣装：ハイディ・ハックル
　収録時期：2009年12月
　収録場所：アン・デア・ウィーン劇場（ライヴ）

・特典映像：アーノンクールへのインタビュー

　収録時間：本編167分、特典映像26分
　画面：カラー、16:9
　音声：PCM Stereo、DTS 5.1
　字幕：伊英独仏
　Region All

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