ニクラス・ルーマン

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公式組織の機能とその派生的問題 下巻

ニクラス・ルーマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787796110
ISBN 10 : 4787796119
フォーマット
出版社
発行年月
1996年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
沢谷豊 ,  
追加情報
:
21cm,355,28p

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読書メーターレビュー

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  • roughfractus02 さん

    本書での公式formalとは公的publicの意味ではなく不確定性に満ちた世界でのシステムの安定化や規範の形成という意味で用いられ、不確定で偶発的な環境下でいかにして組織の安定は可能かという問いを暗に含む。外部環境である人間がシステムの安定化過程でいかに管理されるのか?個々人の対面的コミュニケーションで行動期待を安定化させる(複雑性の縮減)のは相手との共在から生まれる信頼だが、見知らぬ者同士の間接的シーケンスでも維持可能な内的秩序の必要である。ここから本巻は組織の構成をコミュニケーション機能から捉え直す。

  • ぷほは さん

    上巻はホントにルーマンが書いたのか?という位に分かりやすい話であり、内/外のシステム要件を恒常性維持に置いている完全にパーソンズに乗っかった理論にも関わらず、その後の分析に登場する具体的な事例がどう考えても行政官としての本人の経験ありきで書かれているため、別の意味でルーマンらしさが出ているという、他の訳書にはない特徴がある。下巻だと議論は迂回を重ねるためいつものように追いにくくなり、また翻訳の問題や誤字・脱字も多いためツラくなってくるが、初期はこんなことも書いてたんだなぁという感慨には浸らせてくれるかな。

  • Max Brown さん

    初期ルーマン。機能分析の凄まじい威力。要再読。

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ニクラス・ルーマン

ビーレフェルト大学名誉教授。1968年から1993年までビーレフェルト大学社会学部教授を務めた。1927年‐1998年。著書多数

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