NOでは足りない トランプ・ショックに対処する方法

ナオミ・クライン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000018258
ISBN 10 : 4000018256
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;19

内容詳細

「アメリカ社会がもちうる最悪な要素すべてを象徴する男」「アメリカ始まって以来の“核武装したリアリティ番組大統領”」の登場。大統領執務室と「マール・ア・ラーゴ」、そしてツイッターから矢継早にくり出される政策―規制国家の解体、福祉国家と社会福祉事業に対する徹底的な攻撃、移民と「イスラム過激派によるテロ」に対する文明的な戦い…。それらは、すでに最も弱い立場にある人々への明白な脅威であることに加えて、次から次へと危機の波を生じさせるトランプ版「ショック・ドクトリン」である。この脅威に対して「NO」と言うだけでは足りない!際限のない収奪と蕩尽に基づく社会から、思いやりと再生に基づく社会へ。みなが望み必要とするビジョンをつくり、実現するために、私たちはたゆまぬ努力をつづけなければならない。トランプへの怒りをもとに、切るような迫力の筆致で書き上げられた、人類と地球の未来のための警世と行動の書。

目次 : 第1部 なぜこうなったのか―スーパーブランドの台頭(なぜトランプは究極のブランドになることで勝利したのか/ ファースト・ブランドファミリー ほか)/ 第2部 今どうなっているのか―不平等と気候変動(気候時計は真夜中を打つ/ グラバー・イン・チーフ ほか)/ 第3部 これから何が起きる恐れがあるか―ショックがやってくるとき(惨事の親玉たち―民主主義をすりぬける抜け道/ 危険な政策リスト―危機に備えて予期しておくべきこと)/ 第4部 今より良くなる可能性を探る(ショック・ドクトリンが逆襲されるとき/ 「ノー」では十分でなかったとき ほか)

【著者紹介】
ナオミ・クライン : 1970年、カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家。デビュー作『ブランドなんか、いらない』は、企業中心のグローバリゼーションへの抵抗運動のマニフェストとして世界的ベストセラーになった。2016年、シドニー平和賞受賞。2017年に調査報道を手がける米ネット・メディア「インターセプト」に上級特派員として参加、他に『ガーディアン』『ネーション』などさまざまな媒体で記事を執筆している

幾島幸子 : 翻訳家。1951年生まれ

荒井雅子 : 翻訳家。1960年生まれ。TUP(平和をめざす翻訳者たち)メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Satoshi さん

    トランプが大統領に選出された翌年に書かれた作品。著者のトランプへの憎しみが満ちた作品だが、トランプ政権の出鱈目さがこれでもかと記載されている。トランプが選出された社会的な背景とそれに対する処方箋が無ければ著者が憎むトランプ的なリーダーは出るし、著者が唱える綺麗事だけでは世の中は動かないのだろうと考えながら読み進めた。結局、ウォール街に飲み込まれたリベラルへの反感と見捨てられたブルーワーカーに焦点を当てない限り、権威主義的な政権は復活する。

  • まめタンク さん

    2020年201冊目。

  • Nobu A さん

    ナオミ・クライン(翻訳本)初読。世界で最も著名女性知識人という触れ込みで購入したが、正直期待外れ。米国トランプ政権への批判オンパレード。就任当時、まさか当選するとはと驚き、全米での怒りや困惑をメディアを通して目にした。個人的にも大統領としての資質を疑いたくなるような言動が目に付くが、トランプ大統領誕生は民意でもある。TPP離脱をグローバリズムに反旗を翻す行動と一定の評価をする有識者もいる。彼は海外との貿易の拒絶ではなく各国とのそれぞれ交渉だと。功績も認めながらより客観的な分析や考察がないのが残念。

  • きーしゃん さん

    恩師に薦められた本。50ページでドロップアウト。先生ごめんなさい。現米国大統領に関する社会的、世界的、経済的、平和的な考察が筆者の理論をもとに書かれていた。感じたのは、世界はワンピースに描かれている世界構成そのものだなと。一握りの富とそれを守る平和維持というカモフラージュされた軍事力とそれ以外の多数の下々民。今までは、オブラートに包まれていたけれど。自由と民主主義を愛する人々が選んだトップが支配的、独占的な現大統領であることが、現状をよく表している。戦前の狂気を振り返り飲まれないようにする必要がある。

  • ソノダケン さん

    トランプの大統領就任は「政権移行」でなく、「企業クーデター」だと簡潔に定義している。著者のブレない左翼っぷりに感心。だがそれなら、ビリオネアの跳梁跋扈を許したオバマは8年間何をしていたのかという話になる。黒人大統領の誕生にリベラルは浮かれすぎ、オバマ政権1期めに圧力をかけられなかったのが原因と、著者は分析している。

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