『ペレアスとメリザンド』全曲　ラザール演出、マキシム・パスカル＆マルメ歌劇場、モイヨン、ダヴィエ、他（2016　ステレオ）（日本語字幕付）

ドビュッシー：『ペレアスとメリザンド』
日本語字幕付き

ドビュッシーが歌劇『ペレアスとメリザンド』を完成させたのは1902年。当時流行していたのはワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』であり、この強烈な作品に影響された作曲家も多かったのですが、ドビュッシーは敢えて正反対の立場をとることに決め、内容こそ「禁断の愛」を描いていますが、音楽的には「新しい美的信念を説く」ことに終始しました。ワーグナーのように激情的な愛の場面にこだわるのではなく、象徴的な愛が描かれたこの歌劇は、全編、美しいフランス語のイントネーションがそのまま歌われたような神秘的な和声と旋律が用いられており、フランスの気鋭の指揮者パスカルと、歌手たちの精緻な演奏によってその魅力が余すことなく引き出されました。
　また、今回上演された新プロダクションは、フランスの新進演出家ベンジャミン・ラザールの演出によるもので、優れた人物描写と共に、イングマール・ベルイマン（1952年から1958年まで劇場監督を務めていた）へのオマージュが込められたという美しい森の情景や、人々の衣装なども見どころです。（輸入元情報）

【収録情報】
● ドビュッシー：歌劇『ペレアスとメリザンド』全曲 (1902)

　ペレアス…マルク・モイヨン（バリトン）
　メリザンド…ジェニー・ダヴィエ（ソプラノ）
　ゴロー…ローラン・アルヴァーロ（バリトン）
　老王アルケル…スティーブン・ブロンク（バス）
　ジュヌヴィエーヴ…エンマ・リレン（メゾ・ソプラノ）
　イニョルド…ジュリー・マテヴェ（メゾ・ソプラノ）
　医師・牧童…ステファノ・オルチェーゼ（バス）
　マルメ歌劇場管弦楽団＆合唱団
　マキシム・パスカル（指揮）

　ベンジャミン・ラザール（演出）
　アデリーン・キャロン（装置）
　アラン・ブランショ（衣装）
　マエル・イガー（照明）

　収録時期：2016年5月
　収録場所：スウェーデン、マルメ歌劇場（ライヴ）

　コレンタン・ルコンテ（TVディレクター）
　収録時間：170分
　画面：カラー、16:9、1080i High Definition
　音声：PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1
　歌唱：フランス語
　字幕：フランス語・英語・ドイツ語・スペイン語・韓国語・日本語
　50GB
　Region All

　ブルーレイディスク対応機器で再生できます。