詩篇集とマニフィカト　ジョヴァンニ・アッチャイ＆ノヴァ・アルス・カンタンディ

ドゥランテ：詩篇とマニフィカト集

18世紀のナポリにおいて、アレッサンドロ・スカルラッティの没後に数々の音楽院の院長を歴任し、ペルゴレージをはじめとした多くの作曲家を育てたフランチェスコ・ドゥランテ。作曲家としても高く評価され、J.S.バッハもライプツィヒで彼の作品を上演したとされています。
　このアルバムに収録されているのは、ドゥランテのさまざまな「詩篇」と、彼よりも70年ほど前に生まれ、同じくナポリで活躍した作曲家ジョヴァンニ・サルヴァトーレ[1611-c.1688]の独創的なオルガン曲を組み合わせたプログラム。精緻に張り巡らされた対位法と、表現力豊かな音楽をお楽しみいただけます。
　ローマRAI室内合唱団とトリノRAI合唱団の指揮者を歴任、現在「ジュゼッペ・ヴェルディ」ミラノ音楽院の音楽学コースの音楽古学の名誉教授を務めるジョヴァンニ・アッチャイ率いる、4名の歌手で構成された「ノヴァ・アルス・カンタンディ」による演奏です。（輸入元情報）

【収録情報】
1. サルヴァトーレ：トッカータ イ短調（ナポリ写本 34.5.28、音楽院図書館）
2. ゥランテ：主は言われた（4声）　詩篇109
3. ドゥランテ：われ主に感謝せん（4声）　詩篇110
4. ドゥランテ：主を恐れるものは幸いなり（4声）　詩篇111
5. サルヴァトーレ：自然的第9旋法によるフランス風カンツォン第2番
6. ドゥランテ：主の僕たちよ、主をほめたたえよ（4声）　詩篇112
7. ドゥランテ：われは信じたり（4声）　詩篇115
8. ドゥランテ：われ喜びに満てり（4声）　詩篇121
9. サルヴァトーレ：第1旋法によるカプリッチョ（ナポリ写本 34.5.28、音楽院図書館）
10. ドゥランテ：主がシオンの繁栄を回復された時（4声）　詩篇125
11. ドゥランテ：主が家を建てられるのでなければ（4声）　詩篇126
12. ドゥランテ：エルサレムよ、主を讃めたたえよ（4声）　詩篇147
13. サルヴァトーレ：第1旋法によるフランス風カンツォン第3番
14. ドゥランテ：マニフィカト （4声）　ルカによる福音書 第1章：46-55
　フォンド・ノセダ、ミラノ、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院図書館写本による　アッチャイ編（2-4,6-8,10-12,14）

　ノヴァ・アルス・カンタンディ（ヴォーカル・アンサンブル：2-4,6-8,10-12,14）
　　アレッサンドロ・カルミニャーニ（ソプラノ）
　　アンドレア・アッリヴァベーネ（コントラルト）
　　ジャンルカ・フェッラリーニ（テノール）
　　マルチェッロ・ヴァルジェット（バス）
　イヴァナ・ヴァロッティ（オルガン）
　ジョヴァンニ・アッチャイ（指揮：2-4,6-8,10-12,14）

　録音時期：2021年9月18-22日
　録音場所：イタリア、Palatine Basilica of Santa Barbara, Mantua（）
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音