トマス・ロバート・マルサス

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経済学における諸定義 岩波文庫 改訳

トマス・ロバート・マルサス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003410745
ISBN 10 : 4003410742
フォーマット
出版社
発行年月
1977年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
203p;15

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    1827年初出。経済学は数学に近いとはいえ、倫理学や政治学に近いとマルサスは考えている(9頁〜)。社会的富(ウェルス)と個人的富(リッチズ)(14頁)。ラスキンになるとこういう認識ではないと思う。富の科学は舞台芸術の諸原理にかんする理論を包含しなければならない(59頁)。 これが、ボーモルやボーエンや文化経済学につながっているのではないか。 富という術語の物質的対象物に限定されるべき。生産的労働は直接に富を 生産する労働だけに限定(169頁注)。 

  • うえ さん

    晩年の書物。「アダム・スミスが術語の使用上で最大の誤りを冒したのは、真実という術語の適用においてである。かれは一商品の真実価値を、それが支配する労働の分量であると、明白に、またくりかえし述べ、これを名目価値、すなわち貨幣その他の特定名称の商品で評価した価値と対比している。けれどもかれは、このように真実という言葉をこの意味で用いているのに、賃銀にたいしてはこれをまったくちがった意味に適用し、労働の真実賃銀とは、労働者がそのうけとった貨幣によって支配することのできる生活の必需品および便益品であるといっている」

  • シンドバッド さん

    学生時代に読んでおくべきであった本書を、ようやく読んだ。40年前の、経済学部の講座やゼミとは、今は、大きく様変わりしていると考えられるが、経済学史の古典との位置付けだけでは無く、一読に値する。と、気付くのが、遅い。

  • ヒデアキ さん

    人口論で有名なマルサスが古典派経済学の時代において経済学を論じる中で用語の定義がバラバラで様々な理論、解釈が乱立する現状を課題視してアダム・スミスの理論を土台としながら用語定義の統一化をして、経済学を政治学や哲学のように精度ある社会科学分野の学問にしようという気概、視座の中で記述された本。マルクスやケインズの経済学が発展、展開される基盤を作った意味において功績がすごい。

  • 山崎 邦規 さん

    バリバリの経済論文であり、これに慣れるには明らかに訓練を要するだろう。経済学部の学生が経済の思考を獲得しようと格闘する類の書物であって、私は中年ながら同じ意味合いで読解に取り組んだ。経済のノリが好きな人なら、読むことをお勧めするが、経済学の手ほどきがない人が読んでもちんぷんかんぷんだろう。ただ、意を決して経済に関わろうとするなら、一度この書物を体験して間違いはないだろうと私には思われる。

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