デービッド・アトキンソン

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国宝崩壊 イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機

デービッド・アトキンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492396292
ISBN 10 : 4492396292
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan

Content Description

アナリストの分析力と国宝修繕会社社長の経験を元に伝統文化と日本経済の危機を暴き、対応策を提唱。「山本七平賞」受賞後初の著作。

「なぜ日本人は、“カネのなる木”を枯らすのか?」

国宝をはじめとした文化財が陥っている「窮地」を明らかにするとき、
日本経済再生の道が見えてくる! 規格外の知的興奮!

・「国宝」なのにボロボロな理由
・日本の職人をクビにして海外へ外注
・伝統工芸品の価格は「ボッタクリ」だ
・「補助金漬け」の実態
・日本の文化財がこんなに「つまらない」わけ 他

「山本七平賞」受賞作に続く、衝撃の問題提起!


【著者メッセージ】
「伝統技術が途絶えてしまったイギリスに生まれた者として、
そして日本の伝統文化を守る企業の経営者として、
たとえ嫌われても、これだけは伝えたかった」
――デービッド・アトキンソン

デービッド・アトキンソン
小西美術工藝社社長
小西美術工藝社社長。元ゴールドマン・サックス金融調査室長。裏千家茶名「宗真」拝受。1965年、イギリス生まれ。オックスフォード大学「日本学」専攻。1992年にゴールドマン・サックス入社。日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。1998年に同社managing director(取締役)、2006年にpartner(共同出資者)となるが、マネーゲームを達観するに至り、2007年に退社。同社での活動中、1999年に裏千家に入門。日本の伝統文化に親しみ、2006年には茶名「宗真」を拝受する。2009年、創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社に入社、取締役に就任。2010年に代表取締役会長、2011年に同会長兼社長に就任し、日本の伝統文化を守りつつ、旧習の縮図である伝統文化財をめぐる行政や業界の改革への提言を続けている。著書にベストセラー『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』(山本七平賞受賞、東洋経済新報社)、『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』(講談社+α新書)などがある。

【著者紹介】
デービッド・アトキンソン : 小西美術工藝社社長。元ゴールドマン・サックス金融調査室長。裏千家茶名「宗真」拝受。1965年、イギリス生まれ。オックスフォード大学「日本学」専攻。1992年にゴールドマン・サックス入社。日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。1998年に同社managing director(取締役)、2006年にpartner(共同出資者)となるが、マネーゲームを達観するに至り、2007年に退社。同社での活動中、1999年に裏千家に入門。2009年、創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社に入社、取締役に就任。2010年に代表取締役会長、2011年に同会長兼社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • えちぜんや よーた

    お宝が消滅する原因の一つとして、最終消費者と職人が遠すぎること挙げられる。その間に重層下請構造が発生し、「中抜き」が横行する。伝統技術である漆とか呉服の業界のことを指しているんだけど、IT業界に置き換えても同じようなことが言えるのでは?

  • ヒデキ

    日本が、生き残る道として、観光立国になるために 必要なコンテンツとしての文化財の魅力をいかに上げていくのかを元金融マンで、現在、文化財に関わる仕事をしている 著者が、現在の文化財をめぐる様々な業界の問題に切り込んでいきます。 我々では、判らないことをプロの視点で語られています 高度成長の時代に文化財を後回しにしてきたツケが 色々な形でやってきているのが、よくわかります

  • 1.3manen

    かなり舌鋒、筆鋒鋭い内容で、日本人、殊に、観光関係者はタジタジにさせられる1冊。イギリスのVisitBritainの文化と観光という報告書で、文化財とは、息をしている場所、生きている場所、活気の漲る場所だからこそ評価されるという(106頁〜)。京都文化財保存会の設立を(141頁〜)。165頁の日本の入場料は、日帰り温泉ぐらいの価格である。対して、諸外国の場合、千円以上は当たり前。4千円台もある。少なくとも千円以上は取っていいかのようである。216頁には畳が非常に重要であることが書かれている。

  • 金吾

    人口減少に伴う国家財政の衰退を止める手段としての観光立国に貢献できる文化財にするにはどうしたらいいのかという話でした。印象的でしたのは既得権や伝統というイメージに胡座をかく業界や職人、ピントのずれた補助金、入場料が低いのは学芸員のため等の話で、やはり変化への対応は難しいと思いました。

  • takam

    文化財保護が将来の世代に残すためという曖昧なモチベーションの元で行われているわけだが、そこに対して文化財を保護する責任者が全く当事者意識を持っていない点が課題である。彼らは補助金を最初から目当てとしており、貰って当然とも思っているかもしれない。厄介な点は文化財を人質とした特権意識が根付いている点である。次の世代といいながら、怠慢が次の世代に負の遺産として残りそうだと思った。職人も同様である。彼らも古い特権意識を持ち、商売のことなんて考えていない。日本の製造業の現場も似たようなものがあり、考えさせられる。

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