デュファイ(c.1400-1474)

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CD 輸入盤

『ミサ・ス・ラ・ファス・エ・パル』『ミサ・ロム・アルメ』 カンティカ・シンフォニア

デュファイ(c.1400-1474)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GCDP31907
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マレット&カンティカ・シンフォニア
新譜はデュファイの2つのミサ曲!


ラ・ヴェネクシアーナやラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレの中心メンバーとしても活躍するテノール、ジュゼッペ・マレットがディレクターを務める、声楽と器楽によるイタリアの古楽アンサンブル、カンティカ・シンフォニア。2009年のビュノワ(GCDP31906)以来の発売となるカンティカ・シンフォニアの新譜は、中世からルネサンス音楽への転換期を生き、ルネサンスの開拓・転換を果たしたブルゴーニュ楽派の巨匠ギヨーム・デュファイ。
 デュファイ自身のシャンソン『ス・ラ・ファス・エ・パル』を定旋律とした4声の循環ミサ『ミサ・ス・ラ・ファス・エ・パル』は、世俗曲を定旋律とした最古のミサと言われています。作曲者不詳の民謡「ロム・アルメ(武装した男)」を定旋律とした4声の循環ミサ『ミサ・ロム・アルメ』は、数多くの作曲家が作曲した「ミサ・ロム・アルメ」のなかでも最初期のもの。
 これまでも、デュファイのシャンソン集(GCDP31903)と2つのモテット集(GCDP31902、GCDP31904)が非常に高く評価されてきた「デュファイの代弁者」カンティカ・シンフォニアが、デュファイの最も重要な2つのポリフォニー作品を歌います。(東京エムプラス)

【収録情報】
デュファイ:
● ミサ・ス・ラ・ファス・エ・パル(ミサ曲『もし、私の顔が青いなら』)
● ミサ・ロム・アルメ(ミサ曲『武装した男』)

 カンティカ・シンフォニア
  ラウラ・ファブリス(ソプラノ)、 アレーナ・ダンチェヴァ(ソプラノ)
  フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)、ジャンルカ・フェッラリーニ(テノール)
  マッシモ・アルティエリ(テノール)、マルコ・スカヴァッツァ(バリトン)
  グイード・マニャーノ(オルガン)、マルタ・グラツィオリーノ(ハープ)
  スヴェトラーナ・フォミーナ(フィドル)、エフィクス・プレオ(フィドル)
  マウロ・モリーニ(スライド・トランペット&サックバット)
  デイヴィッド・ヤークス(スライド・トランペット&サックバット)
 ジュゼッペ・マレット(ディレクター、テノール)

 録音時期:2011年7月、2013年7月
 録音場所:イタリア、ロレット
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

  • 01. Kyrie
  • 02. Gloria
  • 03. Credo
  • 04. Sanctus
  • 05. Agnus Dei
  • 06. Kyrie
  • 07. Gloria
  • 08. Credo
  • 09. Sanctus
  • 10. Agnus Dei

ユーザーレビュー

総合評価

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近年、その新譜をみることが本当に少ない、...

投稿日:2015/01/02 (金)

近年、その新譜をみることが本当に少ない、Guillaume Dufayのファンにとって、Cantica Symphoniaの存在はどれほど貴重なものであるか計り知れませんが、この久々の新盤は、数年前に出された2枚のMotet集と並んで、彼らの代表作となる素晴らしい名演ではないでしょうか。何を置いても前半のMissa ”Se la face pale”、Dufayで最も多くの演奏に恵まれている傑作ですが、それでも長らくDavid Munrowの名演を凌駕する盤はやはり無かったと思います。Cantica Symphoniaの演奏は、Munrowを超えるとは言えないかも知れませんが、彼らの長く幅広いDufay研究、演奏の上に立って他のどの団体よりも、この中世を完全に終わらせ、ルネサンスの扉を開いた傑作の価値を生き生きと再現して感動的です。もう一つのDufay後期の傑作Missa ”L’homme Arme”も、大胆さと繊細さを兼ね備えた、おそらく現在彼らしか為し得ない安定した演奏を実現していますが、こちらの作品においては、やや器楽の重ねる比重が大き過ぎ、後期Dufayの多声音楽の妙味がやや薄れた感があるのが唯一心残りで、この点は声楽主体で歌い上げたThe Hilliard Ensemble、Oxford Camerataの重厚で深い世界にやや劣るかも知れません。だいぶ前のMissa ”Ave Regina Caelorum”/Missa ”Resvellies vous”でも、彼らは特にCantus firmus中心にほぼ低音声部を器楽に任せる演奏形態を選択していましたが、メンバー上の制約のせいでしょうか? あのMotet集の名演を実現させた彼らが、器楽の助けを借りずにこのMissa ”L’homme Arme”を演奏できないとは思えないのですが….。しかしながら、演奏としてはやはり一級品には間違いありません。本当に数年ぶりに巡り合えたDufayの名盤であり、特に時代を転換させた名作Missa ”Se la face pale”の現在望み得る最上の名演の一つとして、古楽ファンのみならず、多くの音楽を愛する人にお薦めしたいと思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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