デビィッド・スタックラー

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経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策

デビィッド・スタックラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794220868
ISBN 10 : 4794220863
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
317p;19

内容詳細

緊縮財政が、国の死者数を増加させていた!世界恐慌からソ連崩壊後の不況、アジア通貨危機、さらにサブプライム危機後の大不況まで、世界各国の医療統計データを公衆衛生学者が比較・分析した最新研究。

目次 : 第1部 過去の「自然実験」に学ぶ(ニューディールは人々の命を救ったか/ ソ連崩壊後の死亡率急上昇/ アジア通貨危機を悪化させた政策)/ 第2部 サブプライム問題による世界不況に学ぶ(アイスランドの危機克服の顛末/ ギリシャの公衆衛生危機と緊縮財政)/ 第3部 不況への抵抗力となる制度(医療制度改変の影響の大きさ/ 失業対策は自殺やうつを減らせるか/ 家を失うと何が起こるか)/ 不況下で国民の健康を守るには

【著者紹介】
デヴィッド・スタックラー : 公衆衛生学修士、政治社会学博士。王立職業技能検定協会特別会員。イェール大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学などで研究を重ね、現在、オックスフォード大学教授、ロンドン大学衛生学熱帯医学大学院(LSHTM)名誉特別研究員。オックスフォード在住

サンジェイ・バス : 医師、医学博士。オックスフォード大学大学院にローズ奨学生として学ぶ。現在、スタンフォード大学予防医学研究所助教、また同大学にて疫学者として従事。サンフランシスコ在住

橘明美 : 英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒

臼井美子 : 英語・フランス語翻訳家。大阪大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • onasu さん

    大不況ともなれば、それがための死者も出てしまう。が、よく見れば、その多くは後の苦境により亡くなっている。つまり、不況の後に採られる経済政策は、人の生き死ににまで影響する。  その折の政策とは、財政緊縮策か、財政刺激策か。著書の結論から言えば、有用なのは過去の数値でも明らかな刺激策。それも、国民の健康を維持し、且つ支出乗数も高い社会保護策で、それが正しく運用されれば、割安、且つ早期の景気回復も図れる。  非常に有用、コラボな成果で、各国で取り入れられればいいのだが、そうは問屋が…、て本邦も他人事ではない。

  • くさてる さん

    公衆衛生学の専門家から見た、経済政策と人々の心身の健康状態の関係、そこから結論付けられる望ましい政策とは?という内容。ギリシャの破綻、アイスランドの復活、ソ連崩壊後のロシアと東欧諸国の健康格差など、具体例が多く分かりやすく語られているので、とても面白く読めました。セーフティネットや医療費、公衆衛生の為のお金を削ることによって、結局はさらに高いツケを払わなくてはいけなくなるという結論には頷けるものがあります。いまの日本にも必要な視点だと思います。

  • Uzundk さん

    経済学からではなく、公衆衛生と政治社会学からみた不況とそれに対する政治の動きについて。不況そのものが人を殺したのではなく、債権回収を強行し、年金や医療補助などのセーフティーネットを削減した地域で死者が増えるということだった。その死因も様々、失業苦による自殺やアルコールによる死、給付停止による衰弱死、デモの暴徒化による事故死、働き手が失業することで家族が崩壊、家を失ってホームレス化、さらには放置された家のプールの蚊がウイルスの温床となる事例など。財政原因の死とは本人だけの問題では無いことを強く感じた。

  • あっくん さん

    ★★★やっぱり「人」を大切にすることが重要なんだなぁと思った。本書では提言していることを簡単にまとめると、失業者をきちんとフォローする(復職を積極的に援助する)、公衆衛生に投資する(人々の健康を最優先する)、住むところを保障するなど。これらと逆の政策(緊縮政策)をやってきた国々の悲惨な状況をデータ(エビデンス)を提示しつつ進めるので非常に説得力が高いと感じた。日本の状況はどうなのかなって思った。ひとまずはダメな方向にいきつつあるのかなと。不景気が長期化しており、もっと政府の介入を増やすべきではないと思う。

  • チームセン さん

    不況時に福祉分野への積極財政を取った国々と緊縮財政を取った国々がその後どうなったかを数々の事例を挙げて紹介する本。特に印象的だったのはリーマンショック以降の不況で大打撃を受けたギリシャ政権がIMFの圧力で緊縮財政を実施した結果、中下流層への恐るべき公衆衛生上の打撃を受けた事が示される第5章。公衆衛生予算が削られれば感染症の拡大、適切な医療行為が受けられない人の増加等で結果として医療費が拡大して景気を悪化させる。ギリシャで民主的な選挙により緊縮財政反対派の政権が誕生した今、注目すべき研究であると思う。

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