ストラヴィンスキー(1882-1971)

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CD

『火の鳥』全曲 アンセルメ&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

ストラヴィンスキー(1882-1971)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD7077
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ストラヴィンスキー:『火の鳥』全曲
アンセルメ&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団


デッカの看板アーティストとして、多数のレコーディングを行ったスイス生まれの大指揮者アンセルメですが、このディスクは死のわずか3ヵ月前に収録された彼の最後の録音となったものです。『火の鳥』はロシアの民話を題材にした色彩感豊かなバレエ音楽。ストラヴィンスキーの出世作となった作品を、作曲者と親交の深かった86歳のアンセルメが慈しむような指揮で再現した名盤です。(ユニバーサルミュージック)

【収録情報】
ストラヴィンスキー:
・バレエ音楽『火の鳥』全曲 (1910)

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 エルネスト・アンセルメ(指揮)

 録音時期:1968年11月
 録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
 録音方式:ステレオ(セッション)

内容詳細

86歳、死のわずか3ヵ月前に収録されたアンセルメ最期の録音。ストラヴィンスキーと親交の深かったアンセルメが、慈しむような指揮で有終の美を飾ったメモリアル盤。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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80歳代後半、アンセルメのほぼ最後の録音。...

投稿日:2012/06/15 (金)

80歳代後半、アンセルメのほぼ最後の録音。ともすると、理知的なだけで味気ない演奏も、たまにはあるこの巨匠だが、ここでは、ニューフィルハーモニア管弦楽団という順応性の高いオケを擁して、堂々としたスケール感や温かな鷹揚さを湛えた名盤を残している。勿論、ブーレーズ以降の現代音楽を得意にする指揮者たちに比べれば、緻密さや響きの純度は比べ物にはならないのだが、端正でモダンな造形の中に、今では聴けない懐かしい温もりのようなものが感じられる。録音も60年代後半のものとは思えない明晰なもので、ステレオLP時代のDeccaの技術力の高さを示している。オリジナルジャケットをあしらったデザインも好ましい。

eroicka さん | 不明 | 不明

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2009/2に本盤について書き込んだ者ですが一...

投稿日:2012/04/01 (日)

2009/2に本盤について書き込んだ者ですが一部訂正も含めデータ的なものを追加レビューさせていただきます。アンセルメはスイス・ロマンドO(SRO)から退いた最晩年85歳の時いやもう86歳になった1968年にこの「火の鳥」を彼としては「二度目」(訂正前は三度目としていました)の全曲版収録(トータルタイム47’34)を行なっておりそれもオーケストラはNPHOと実に上手いと思います。先ず音が比較的よく録れていることとストラビンスキーの三大バレー曲でリムスキー・コルサコフの影響を受けたためかロシア民謡のバリエーションを聴きやすく作曲されている為私はボーッと聴いている分三曲(「春の祭典」、「ペトルーシュカ」そしてこの「火の鳥」)の中では一番好きな曲です。アンセルメは慣れたもので従前収録のものに何かがプラスされたものと思われますが私は他収録盤(1955年収録、オーケストラはSRO、タイム43’56)を聴いていませんのでこの盤を唯一最高ランクのものとさせていただいております。彼はバレエ音楽の神様とも言われただけあってこの演奏は単純に音楽を進めるだけではなく舞踏団の踊りを前提にしたのか不思議な柔らかさがあって、この曲の魅力を増している様です。無理なテンポをとっていない処が特徴で逆現象と言うか「王女たちのロンド」での淡白感も印象的ですね。彼は演奏について「理想的な演奏とは曲の本質をつかんだものであり、曲の心に触れたものである。そういう演奏は心の響きが聴衆に伝わって来る。私はいつもそういう演奏をしているわけではないがいつも、そういう演奏をしたいと努力している」と述べている事が何となく分りますね。そしてこの演奏、フィナーレは当然それなりに盛り上がりますが安定感があります。本演奏はオーケストラがニュー・フィルハーモニアO(NPHO)であった事もプラス作用したと思います。アンセルメはSROとの来日時でも「火の鳥」を演奏しており又同曲組曲版については1964年NHKSOを振った盤や同版では他に1946年LPO、1950年SRO、1962年BRSOの盤がかつてあった様ですよ。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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お気に入りは,ブーレーズ(新盤),ドラテ...

投稿日:2011/12/11 (日)

お気に入りは,ブーレーズ(新盤),ドラティの2つ。明晰・クリアな解釈・録音のお手本。ずっとこの2つで,『火の鳥』に親しんできました。で,このアンセルメ…温かい…!弦・管,全てが温かく柔らかく響く…。アンセルメのこの作品への愛情が音になっているような温かさ。その温かさが,私のこの作品への愛着を更に増してくれた。よくよく聴き比べてみると,ブーレーズのは完全な管弦楽作品,楽譜に書かれているこの作品の素晴らしさをストレートに耳に届けてくれている。それに対し,アンセルメは,まるでレコーディング・セッションのバックで舞踊団も一緒に踊っているかのよう…。アンセルメは踊り手たちにとって決して無理なテンポをとらない。踊り手たちから主役の座を奪うような派手な音は鳴らさない。そえが,私の耳に届いたアンセルメの温かさのような気がする。彼の『白鳥の歌』が『火の鳥』…かっこいい!

masato さん | 新潟県 | 不明

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