「それから」の大阪 集英社新書

スズキナオ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087212037
ISBN 10 : 4087212033
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
237p;18

内容詳細

大阪は「密」だからこそ魅力的だった。
そんな大阪の町はこれから変わってしまうのか、それとも、変わらないのか──。
2014年に大阪に移住した著者が「コロナ後」の大阪を歩き、人に会う。
万博開催予定地、40年の営業に幕を下ろす立ち飲み店、閑散とした道頓堀界隈、自粛要請に振り回される屋台店主、ベトナムに帰れず大阪で1年以上を過ごすアーティスト、町を練り歩くちんどん行列、新世代の大衆酒場、365日朝6時から営業する銭湯、ド派手な巨大看板をつくる工芸店……。
非常時を逞しく、しなやかに生きる大阪の町と人の貴重な記録。

【目次】
第1章 天満あたりから歩き始める
第2章 万博開催予定地の「夢洲」を遠くから眺める
第3章 大阪の異界「石切さん」は“西の巣鴨”か
第4章 西九条の立ち飲み「こばやし」最後の日々
第5章 コロナ禍の道頓堀界隈を歩く
第6章 屋台も人も消えた、今宮戎神社の「十日戎」
第7章 夢の跡地「花博記念公園」の今
第8章 船場の昔と「船場センタービル」
第9章 中止と再開を繰り返す四天王寺の縁日
第10章 ベトナムに帰れぬ日々を過ごすアーティスト
第11章 緊急事態宣言明けの西成をゆく、ちんどん行列
第12章 “自分たち世代の大衆酒場”を追求する「大衆食堂スタンドそのだ」
第13章 朝6時から365日営業し続ける銭湯「ユートピア白玉温泉」の今
第14章 道頓堀を立体看板でド派手に彩る「ポップ工芸」


【著者紹介】
スズキナオ : 1979年東京生まれ、フリーライター。ウェブサイト『デイリーポータルZ』などを中心に散歩コラムを執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • fwhd8325 さん

    コロナ前に大阪へ行ったとき、東京では感じられないエネルギーがあるように思いました。そこに、海外の観光客(主に中国人)がいて、圧倒的なアウエイな気持ちになっていました。この著書でも大阪の独特な感覚を感じます。著者のスズキナオさんは、現代的なバランスを持っている方と思っているので、著書には安心感と信頼を持っています。

  • ホークス さん

    2022年刊。東京人の著者は、妻の実家がある大阪に35才で引越した。数年後にコロナ禍の大阪を取材したのが本書。大阪人の私も36才で東京に居着いたので通じるものがある。ちんどん屋の社長が面白かった。演奏や口上、身振りによって福の神のパレードに見えたり、ビラが有り難いお札に見えるのだと言う。大阪を煮染めたような西成でのちんどん屋ルポも新鮮。大衆酒場スタンドそのだ、銭湯ユートピア白玉温泉の話に、「おもしろい」や「ワクワク」を追求する大阪スピリットが感じられた。その奥には無常感とそれ故の優しさもあるのではないか。

  • アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯 さん

    コロナ禍の大阪の町、夢洲、石切、西九条、道頓堀、鶴見緑地公園、船場センタービルに四天王寺の市やちんどん通信社等。出てくる人達は皆前向きなのに、どこか淋しい気持ちになった。

  • 水色系 さん

    コロナ禍になる直前に大阪を去ったので、いまの街の状況が気になり本書を手に取った。閑散とする道頓堀の街の写真がショック。コロナがもたらした影響はかくも大きいものだったのか、と改めて。ド派手な巨大看板を作っている会社、銭湯、四天王寺の縁日に出店する屋台、等、大阪の情景や生活に根差した取材により、大阪の魅力を余すことなく発揮する構成となっている。行きたいところが増えたな。

  • ほし さん

    平凡な日々の中にある煌めきを捉える文章が魅力的な、スズキナオさんの新刊。この本では、コロナに翻弄されながらも逞しく生活をする大阪の方々の様子が描かれており、読んでいて励まされました。なかでも印象深いのは西九条の立ち飲み屋さんの話で、そのお店は誰でも分け隔てなく受け入れてくれるような場所なので居心地がよく、大阪市廃止の住民投票で意見が割れた人がお店で議論をしていても、最後には「まあ、飲もう」となっていく…という話。そのような場所が生活の中にあることはどんなに豊かなことだろうかと思いました。

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スズキナオ

1979年東京生まれ。フリーライター。ウェブサイト『デイリーポータルZ』などを中心に散歩コラムを執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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