ジョーゼフ・E・スティグリッツ

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世界を不幸にするアメリカの戦争経済 イラク戦費3兆ドルの衝撃

ジョーゼフ・E・スティグリッツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198625290
ISBN 10 : 4198625298
フォーマット
発行年月
2008年05月
日本
追加情報
:
20cm,299p

内容詳細

イラク戦争にかかった費用は3兆ドル。衰退するアメリカ経済、混迷を深める世界経済のからくりと、先行きを知るための1冊。ノーベル賞経済学者・スティグリッツの衝撃作。

【著者紹介】
ジョセフ・E・スティグリッツ : 2001年「情報の経済学」を築き上げた貢献によりノーベル経済学賞受賞。1943年米国インディアナ州生まれ。エール大学はじめオックスフォード、プリンストン、スタンフォード大学で教鞭をとる。1993年クリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加。95年より委員長に就任し、アメリカの経済政策の運営にたずさわった。97年に辞任後、世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストを2000年1月まで務める。行動する経済学者として、世界を巡りながら経済の現状を取材し、市場万能の考え方を強く批判。現行のグローバル化がもたらす様々な弊害に警鐘を鳴らす。現在はコロンビア大学教授

リンダ・ビルムズ : 財政のエキスパート。ハーバード大学ケネディ行政大学院修了。元商務次官補、首席財務官

楡井浩一 : 1951年北海道大学卒業。英米のノンフィクション翻訳で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 手押し戦車 さん

    戦争とは政府の最後の手として武力を使い相手の戦闘能力を削ぎ、国を統治する。報道や政府宣伝など結果を顧みない虚勢が人による人の殺傷という戦争の本質を隠してしまう。最後の銃弾が放たれた後も戦争のコストはお金以外に遺族や精神的に人々の肩に付帯的損害が延々にのしかかる。戦費を無限の支出といつの間にか思い込み、権益や権力が有り政府と企業が癒着し戦争の復興でインフラを事前に壊し、原価加算契約でコストをかけるほど利益が増える独占入札で競争原理を排除し、癒着企業の利益を誘導し国民の借金で支出させ暴利を貪るっている

  • Francis さん

    16年半ぶりに再読。2003年に開始されフセイン政権の崩壊とその後のイスラム国の擡頭など中東の混乱の原因となったイラク戦争の影響を経済学的側面から明らかにする。ナオミ・クライン「ショック・ドクトリン」にイラク戦争の帰結が書かれていたのでこの本を思い出し再読した。第1章のタイトル「ブッシュは三兆ドルをどぶに捨てた」をはじめとしてイラク戦争がいかにひどいものだったかが改めて認識できた。そしてこの後遺症がトランプ政権を生んだのである。イラク戦争を経済学的側面から総括したスティグリッツ教授は流石と言うほかはない。

  • MAT-TUN さん

    何年か前のニュースで1年間の米国の軍事費が54兆円と報道されていて驚いたのを覚えています。これは国が破綻するのも無理もないですな。本書で指摘されているようにイラク戦費が3兆ドルにもなると、一部軍事企業以外はすってんてんになるんじゃなかろうか。改めて米国の政策担当者は「孫子」を熟読し、「其用戰也貴勝、久則鈍兵挫鋭、攻城則力屈、久暴師則國用不足。夫鈍兵挫鋭、屈力殫貨、則諸侯乘其弊而起、雖有智者、不能善其後矣。故兵聞拙速、未覩巧之久也」のところから長い戦争はなんの良いところも無いという古代人の知恵を思い出すべき

  • スー さん

    イラクとアフガニスタンでの戦争がアメリカと世界にどんな影響を与えたかが良くわかりました。イラク戦争に3兆ドルも費やした。これだけのお金があればどんな事が出来たかが冒頭で語られ、そしてこれから生じるコスト、遺族や傷病兵に払われるお金。戦争の変化。民間軍事会社に払われるお金、優秀な軍人が民間企業に取られない為の手当金の増額、兵士不足で犯罪歴のある人を入隊させたり、州軍の兵士や装備を送った為に災害への対応力が低下して被害を拡大させてしまう。アメリカの信用の低下。ブッシュはアメリカを衰退させた大統領と語られるかも

  • takao さん

    ふむ

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