不安が力になる 日本社会の希望 集英社新書

ジョン・キム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206982
ISBN 10 : 408720698X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
221p;18

内容詳細

日本人が知らない日本の素晴らしさとは何か。90年代バブル崩壊直後に日本に留学し、米英独の大学に研究員として赴任、慶應義塾大学で教鞭をとった著者が、日本社会の希望と新しい幸福観について論じる。

目次 : 第1章 日本は沈んでいない(失われた二十年とは/ 資本主義的価値観から抜け出す ほか)/ 第2章 自分の人生は自らデザインする(一人暮らしをしていた小学生時代/ 理不尽を受け入れて平穏を手に入れる ほか)/ 第3章 世代を超えて調和する(学生にノマドを勧めない理由/ 日本の若者の間で進む幸福の革命 ほか)/ 第4章 美しく生きる(転職して通用する人材になる/ 韓国と日本のビジネスマンの違い ほか)

【著者紹介】
ジョン キム : 作家。元慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。韓国生まれ。日本に国費留学。米インディアナ大学博士課程単位取得退学。中央大学博士号取得(総合政策博士)。ドイツ連邦防衛大学博士研究員、英オックスフォード大学客員上席研究員、米ハーバード大学インターネット社会研究所客員研究員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    確かに、自信を失っている日本人、先行きが見えないための重たい空気は漂っていると思うけれど、日本にはまだまだ可能性はたくさんある。直してゆくべき欠点もまた、たくさんある。

  • ほじゅどー さん

    ★★★★★バブル崩壊後の失われた20年で日本は変わりつつあると指摘する。資本主義に支配された生活スタイルから抜けようとしており、個人の大切なものが、物質的なものから生活、信頼、社会貢献など、かたちのないものへと特に若い世代でシフトしつつある。日本は長い間、政治、国家について考えることを避け、経済に集中してきた。今こそ日本の将来を考える時。日本人が譲歩・妥協で対立を可視化せず、曖昧なままでいるのは、その方が居心地が良いからだか、そうやって自分の考えを抑えて生きていると、やがて自分の考えが無くなってしまう!!

  • しゅんぺい(笑) さん

    流し読みやったこともあると思うけど、まとまりがなさすぎないか…。 第一章以外は、章立ての役割が果たされていないように思う。 自分の人生は自分でデザインする。もっともなことが、ずっと書かれている本。そういうところが最近の本っぽい。

  • yori さん

    ★★★★☆ 日本人は不安を抱き過ぎる気がする。こんなにも恵まれているのに。でも若い世代はその事に気付き始めている気がする。

  • 拓陽(いっぽまえへ) さん

    この本を一言で表すとすれば、「言い得て妙」だろうか。日本の社会状況を把握、考察し、なめらかに表現されている。もう一つは、その社会の中を生きて行く為の自己啓発的な分析と提案、提言である。両方とも実に的を得て、うまく表現されていていると思う。特に面白いと思ったのは、韓国と日本との社会状況の比較で、著者ならでは論説ではないでしょうか。2〜3回読んで自分のモノにすれば、ちょっとした社会通になれそう。

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