ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番『革命』、ヴァイル:交響曲第2番 ラハフ・シャニ&ロッテルダム・フィル

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029547834
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ロッテルダム・フィルの俊英指揮者ラハフ・シャニによる、
激動の1930年代に書かれた2つの作品


俊英指揮者ラハフ・シャニは、2018年にロッテルダム・フィルの首席指揮者に就任し、2026年まで延長されました。このワーナーへの録音第2弾アルバムは、激動の1930年代の2つの交響曲が選ばれています。1933年にアムステルダムでブルーノ・ワルターが初演したクルト・ヴァイル:交響曲第2番。ショスタコーヴィチ:交響曲第5番は、誠実さと皮肉の謎めいたものを持っており、2018年にロッテルダムでの音楽監督としてのシャニの最初のコンサートで演奏され絶賛されました。

「クルト・ヴァイルについて考えるとき、最初に頭に浮かぶのは演劇音楽と歌です。もちろん、交響曲には同じスタイルの要素がありますが、それは真面目な音楽であり、「アバウト」ではない絶対音楽です。それは完全に交響曲です。交響曲の作曲とその発展、本当に驚愕すべき音楽です! マーラーとショスタコーヴィチらしき音を感じることもできますが、スタイルとハーモニーは非常に独自なものでユニークです。それは調性のある音楽であり、非常にメロディックで、非常に演劇的であり、他のどの音楽にも匹敵するものではありません。この交響曲はヴァイルがヨーロッパで書いた最後の曲であり、最後の交響曲でもありました。その後、彼は映画と劇場のための音楽を書いただけでした。彼がこのように書いていなかったことは、クラシック音楽の世界にとって大きな損失です」と、ラハフ・シャニは語っています。

ヴァイルは1933年にフランスで交響曲を作曲し、ドイツでのヒトラーの新政権から逃れました。ロッテルダム、ハーグ、ウィーン、ニューヨークの公演を指揮したブルーノ・ワルターによって、アムステルダムで初演されました。1933年6月にパリで初演されたバレエシャンテの『七つの大罪』との関連性があります。1934年にこの交響曲を作曲し、1935年9月に妻で女優のロッテ・レーニャとアメリカに移住しました。
 ショスタコーヴィチの歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の1936年初頭の上演は、当局によって公然と非難されましたが、交響曲第5番は初演で大成功を収め、ショスタコーヴィチは作曲家連合から公式的に賞賛を受けましたが、作品は暗闇と皮肉の両方の垣間があり、謎が感じられる作品です。明らかに勝利を感じさせるフィナーレでさえ、皮肉な声明として解釈されてもいます。また、当時のソ連の不安な社会情勢が、この新しい交響曲を書こうという刺激を与えたとも言われています。
 最近のこれらの曲の演奏らしく、スタイリッシュで現代的な感覚が盛り込まれていますが、弦のアタッカの方法や、管楽器との掛け合いと対比などにラハフ・シャニはメリハリを付け、推進力を兼ね備えた機能性の高いロッテルダム・フィルとともに、新解釈の演奏が繰り広げられています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ヴァイル:交響曲第2番(交響的幻想曲)
2. ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 Op.47『革命』


 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
 ラハフ・シャニ(指揮)

 録音時期:2017年10月11日&2018年7月12日(1)、2018年9月29,30日(2)
 録音場所:オランダ、ロッテルダム、デ・ドゥーレン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション:1、ライヴ:2)
 日本語解説・日本語帯付き(ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ)


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投稿日:2022/05/13 (金)

2018年9月29日、私はデ・ドゥーレンでこの若い指揮者の音楽監督就任記念コンサートを聞く幸運に恵まれました。ロビーにはシャンパングラスを並べたテーブルがしつらえられ、オーケストラの新時代に期待する聴衆で席はいっぱいでした。 コンサートの前半にはダニエル・バレンボイムがベートーヴェンの協奏曲のソロを務める豪華なプログラムの後半で演奏されたのが、このアルバムに収められたショスタコーヴィチでした。 初めてその指揮を目にし耳にするラハフ・シャニの印象は、丁寧な表情づけで緊張感を絶やさない流れの中に、ここぞという勢いと力のこもった瞬間が度々訪れる、メリハリの効いた音楽を作る人。熱気を孕みながら暑苦しくならないところに好感を持ったのを覚えています。こうして録音で聞き直しても印象は大きく変わりません。 就任初年度のシーズンは、パンデミックの影響を受けない最後のシーズンになりました。就任から3年が経ち、ようやく様々な規制が解除されるこの秋、4年目のシーズンで、この指揮者とオーケストラのコンビが本領を発揮してくれるのが待ち遠しい思いです。

kuzu2001 さん | 東京都 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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