シューマン、ロベルト(1810-1856)

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SACD

横山幸雄 プレイズ・シューマン2014〜クライスレリアーナ、ピアノ・ソナタ第1番

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MECO1020
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

横山幸雄/プレイズ・シューマン2014
新たな金字塔、横山幸雄 初のシューマン・ピアノ・アルバム


横山幸雄が問う自身初のシューマン・ピアノ・アルバム。ここで横山が選曲した曲は、シューマンのピアノ作品中、最高傑作とも言われる『クライスレリアーナ』、そして極めて高いレベルの技巧と音楽性を要求される『ピアノ・ソナタ第1番』という、いかにも当代一流のヴィルトゥオーゾとして名を馳せる横山らしい大曲の選曲です。
 40歳を超えてまさにピアニストとして円熟の境地に達しつつあり、従来の完璧な技巧とともに、ダイナミックでスケール感溢れる「動」と、時にささやくような究極のソット・ヴォーチェ「静」のマリアージュは、聴き手を深い感動の境地に誘います。このアルバムは、成長著しい「今」の横山の非凡な才能を刻んだ金字塔として記憶される名盤でしょう。(ソニー・ミュージックダイレクト)

【収録情報】
シューマン:
・クライスレリアーナ op.16
・ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 op.11

 横山幸雄(ピアノ)

 録音時期:2013年10月21,22日
 録音場所:東京、石橋メモリアルホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

【このアルバムについて(柴田龍一)】
「横山幸雄が我が国のピアノ界における最もビッグな存在としての地位をゆるぎないものにしたのは、10年以上も前のことと考えてよいだろう。そして、現在の彼は、見事に脂の乗り切った状態にあり、まさに絶頂期にさしかかっているといっても過言ではないだろう。このアルバムは、まさにそれを如実に感じさせる内容になっている。
横山がシューマンのピアノ作品をレコーディングしたのは、今回が初めてであるが、彼自身の言葉によると、それは偶然の結果であり、シューマンは、以前から特意なレパートリーのひとつであったという。そして、この最新録音に接した筆者は、このピアニストがさらに大きな成長を示し、コンサート・ピアニストとして極めて高い境地を自己のものにしている事実をはっきりと認識することができたのである。
それを具体的に述べるならば、この演奏では、横山の表現力がさらに豊かさを増しており、その結果として表現のオーラやアピールの強さが圧倒的なレヴェルに達していることがうかがわれる。横山ならではの緻密で強靭なテクニックで綴られたこのシューマンでは、内蔵された音楽のエキスが非常に濃厚であり、細部の表情のコクが一層味わい深いものになっている様相をも感じ取ることができる。さらにここでは、時にクールな一面も感じさせた彼の演奏には意外なほどに、ダイナミックでスケールの大きい感情の起伏が開示され、デモーニッシュといえるほどに強烈な表出力が生まれているのである。ドラマティックな情熱のほとばしりが印象深いソナタの第1楽章などは、その典型的な一例であるが、独特の表現の彫りの深さや生々しい人間味もが目を引くこの新録音では、巨匠と呼ばれるにふさわしい横山の新しい姿が写し出されているように思われる。」(ソニー・ミュージックダイレクト)

【アーティスト・プロフィール】
1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍している。
ショパン生誕200年を迎えた2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与される。2011年5月に行った「ショパン・ピアノ・ソロ全212曲コンサート」では、18時間におよぶ演奏の偉業を成し遂げ、大きな感動と反響を巻き起こすとともに、自身の持つギネス世界記録を更新。更に、デビュー20周年記念公演では、チャイコフスキー、ラヴェル、ラフマニノフの協奏曲を一晩で演奏し、満場の喝采を博す。2013年からベートーヴェン生誕250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」をスタートさせるなど、自ら企画する数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立している。今年5月には、ショパン全ピアノ独奏曲211曲と、協奏作品の独創ヴァージョン6曲の2日間連続演奏会(21時間)を東京オペラシティコンサートホールにおいて行う予定である。
リリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。2011年上野石橋メモリアルホールで行った「横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」をホールとキングレコードとの共同事業(全12タイトル)でリリース、また、2012年デビュー20周年記念コンサートのライブ録音を、2013年には「プレイズ・リスト2013」をソニー・ミュージックダイレクトからリリースしている。
TOKYO FM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い」のパーソナリティをつとめ、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。 現在、上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として、後進の指導にも意欲的にあたっている。(ソニー・ミュージックダイレクト)

内容詳細

意外にもシューマンは初録音だそうだ。クライスレリアーナでの幻想味とロマンティシズム、ソナタでのロマン的情熱の描出と、横山の円熟の技が堪能できる。まあ、テンポの設定が素晴らしい。緩急双方でのニュアンスの豊かさ、弱音での説得力、細やかな演出がいちいちピタリとはまっている。★(T)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. クライスレリアーナ作品16 第1曲 激しく動いて
  • 02. クライスレリアーナ作品16 第2曲 心をこめて、速過ぎずに
  • 03. クライスレリアーナ作品16 第3曲 激しく駆り立てられて
  • 04. クライスレリアーナ作品16 第4曲 非常にゆっくりと
  • 05. クライスレリアーナ作品16 第5曲 非常に生き生きと
  • 06. クライスレリアーナ作品16 第6曲 非常にゆっくりと
  • 07. クライスレリアーナ作品16 第7曲 非常に速く
  • 08. クライスレリアーナ作品16 第8曲 速く、戯れるように
  • 09. ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 作品11 第1楽章:序奏:ウン・ポコ・アダージョ-アレグロ・ヴィヴァーチェ
  • 10. ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 作品11 第2楽章:アリア
  • 11. ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 作品11 第3楽章:スケルツォと間奏曲:アレグリッシモ
  • 12. ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 作品11 第4楽章:フィナーレ:アレグロ・ウン・ポコ・マエストーソ

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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