シューマン、ロベルト(1810-1856)

人物・団体ページへ

CD

交響曲全集(マーラー編曲版) シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD1206
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

シューマン:交響曲全集(マーラー編)
シャイー&ゲヴァントハウス管弦楽団

シューマン・ツィクルス完結!
 「蘇ったヨーロッパ大陸中央の響き」「安定感溢れる金管楽器群といぶし銀の弦楽アンサンブル」と評判の高い、シャイーとゲヴァントハウス管弦楽団のシューマンの交響曲全集です。第2番、第4番は2007年3月にリリースされたものですが、その後残りの2曲の交響曲を本拠地でレコーディングし、シューマンの交響曲全集が完成しました。(ユニバーサル・ミュージック)
シューマン/マーラー編
・交響曲 第1番 変ロ長調 作品38『春』
・交響曲 第2番 ハ長調 作品61
・交響曲 第3番 変ホ長調 作品97『ライン』
・交響曲 第4番 ニ短調 作品120
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 リッカルド・シャイー(指揮)
 録音時期:2006年8月、9月、10月、2007年2月、5月、6月
 録音場所:ライプツィヒ、ゲヴァントハウス

内容詳細

とかく管弦楽法の不備を指摘されるシューマンの交響曲だが、本盤はマーラーが手を加えた版による演奏。とりわけデュナーミクのつけ方は濃淡が濃く、シャイーのきびきびした棒と相まって白熱した演奏を生んでいる。オケの精度も高い。円熟した演奏である。(弘)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
13
★
★
★
★
☆
 
2
★
★
★
☆
☆
 
5
★
★
☆
☆
☆
 
2
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
シューマンは1流の作曲家のなかではそのオ...

投稿日:2014/09/14 (日)

シューマンは1流の作曲家のなかではそのオーケストレーションの技術が低く評価されてきた人であった。曰く楽器を重ね過ぎる、メロディーが聴こえにくい、などなど。確かに聴いてみると彼の管弦楽曲というのは流れがギクシャクしていて、どこに向っているのかよく分からなくなるように感じることがある。シューマンは本来ピアノ曲・歌曲・室内楽など小編成の作品を得意としていた人であり、交響曲などの大編成の作品は元々得手ではなかったらしい。このため、少し前くらいまでの指揮者たちは当然のように、演奏の際は楽譜に多少の手を入れるのが通例であった。かのフルトヴェングラーも「指揮者たるもの、シューマンを指揮する際は自分独自の楽譜を持つべきだ」と主張していたという。大作曲家にして1流指揮者であったマーラーもそうした考えの持ち主で、彼の編曲版は一時期広く使用されていた。原典主義が行き渡った現在ではシューマン本人の手になるオリジナルの楽譜が使用されることが通例となっており、マーラー版は使われなくなっていたのだが、わざわざそれを使用して録音するというのがいかにもシャイーらしい。 聴いてみると確かにオリジナル版のギクシャク感は後退し、音楽の流れは随分スムーズになっている。重ねすぎと批判されていた楽器の扱いも整理整頓されたようで、さすがは交響曲の達人で指揮の名手でもあったマーラーの手腕である。でもシューマンならではの独特の個性を聴きたいファンとしてはマーラー版はスッキリしすぎだと感じるかも。シューマンの一見不器用でぶっきらぼうだけど熱意のある音楽もいいものだ。シャイー&ゲヴァントハウスの演奏はブラームス全集の演奏と同様、清新で颯爽としており、よく鍛えられたアンサンブルが聴き応えあり。

金山寺味噌 さん | 愛知県 | 不明

2
★
★
★
☆
☆
「マーラー編曲版」というところと、シャイ...

投稿日:2013/02/20 (水)

「マーラー編曲版」というところと、シャイー&LGOの演奏の出来と、この二つの観点から評価をすることとなるディスクですな。前者については「いま一つ」ということになりましょう。マーラーの編曲のコンセプトは「変化付け」じゃないですかねえ。強弱、楽器のバランス、和声など、聴き手の耳をそばだたせるような変化をずいぶんと付けているようですな。でもねえ、それがなんだか曲を活かしているとは思えなかったのであります。マーラー自身の交響曲のように、想念も規模も巨大な交響曲なら各種の変化も必要だし気にならないのですが、シューマンの交響曲クラスではそれが何ともあざとく目立ってしまいます(何しろマーラーの第2番第5楽章や第3番第1楽章は、一つの楽章でシューマンの交響曲1曲全曲並みなのだ)。ということで、この編曲はいただけないな。一方、後者の演奏については大変結構なんじゃないですか。あざとい曲はシャイーは得意だし、オケは好演だし、こちらは文句なし。録音も優秀。企画もののアルバムなんですが、その企画のところが今一歩だったかな。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

1
★
★
★
☆
☆
ブラームスやブルックナーの作品などに強く...

投稿日:2011/12/30 (金)

ブラームスやブルックナーの作品などに強く言えることであるが、その作曲家らしさが音楽から感じられないような演奏は、魅力が半減する。シューマンもどちらかと言えばその一人だが、ここに聴けるシューマンの音楽から聴こえてくるのは、「ロマン派初期〜中期の時代に書かれた交響曲」であるということだけだ。耳当たりもよく、聴いていて不快感はまったくないが、逆に多少不快感が有ったとしても、「シューマンの毒」を感じさせてくれるような演奏を私は求めたい。

エーテルの風 さん | 長野県 | 不明

1

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

プロフィール詳細へ

シューマン、ロベルト(1810-1856)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品