SHM-CD

交響曲第2番 バーンスタイン&ウィーン・フィル(SHM−CD)

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG9866
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

SHM-CD (Super High Material CD)
SHM−CDシリーズ(生産限定)

・シベリウス:交響曲第2番
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 レナード・バーンスタイン(指揮)
 録音:1986年10月(デジタル)

 彫りの深い風格ある演奏で聴く北欧の抒情的傑作交響曲。(ユニバーサル ミュージック)

内容詳細

聴衆を惹きつけてやまないバーンスタインのシベリウス。シベリウスの抒情性をバーンスタインの熱気で燃焼させ、風格ある演奏によりスケールの大きな世界を構築している。シベリウスの新しい顔がうかがえる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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これはどうしようもない演奏だ。一時はカラ...

投稿日:2011/07/07 (木)

これはどうしようもない演奏だ。一時はカラヤンと覇を争うほどの大指揮者であったバーンスタインが、何故にこのような駄演を行ったのか理解に苦しむところだ。第1楽章はそれでもまだましと言える。大仰で濃厚の極みとも言うべき音楽は、シベリウスの音楽というよりはマーラーの音楽を鑑賞しているような錯覚を起こさせるが、テンポなども含めとりあえずは常識の範囲内におさまっており、少なくとも凡演のレベルには達していると言える。ところが第2楽章。バーンスタインは何を勘違いしたのであろうか。にわかには信じ難いような超スローテンポで曲想を進めていくが、ここまでいくともはや音楽ではなく単なる音の羅列ではあるまいか。バーンスタインが、このような音の羅列で何を表現したかったのかは不明であるが、少なくともこの楽章に関しては、よほどのバーンスタインの熱狂的なファンでないと、全体を聴き通すことすら苦痛であると言えるだろう。第3楽章は、本演奏の中ではもっともまともな演奏と言える。中間部の粘ったような音楽はいかにも晩年のバーンスタインであり、その濃厚な体臭に辟易としないでもないが、少なくとも第2楽章の音の羅列を聴いた後では一服の清涼剤のように感じる聴き手は私だけではあるまい。そして終楽章であるが、思わず耳を覆いたくなる。シベリウスが作曲した旋律の中でも特に勇壮で美しい名旋律を、バーンスタインはチューバを最強奏させることによって品の悪い騒音に変容させてしまった。このような演奏を聴いていると、聴いていて恥じらいさえ覚えるほどであり、晩年のバーンスタインはあらゆる楽曲をマーラーの音楽であると思っていたのではないかと勘繰りたくもなる。いずれにしても、本演奏は同曲演奏史上でも最悪の駄演であり、熱狂的なバーンスタインのファンだけに存在意義がある演奏と言えるだろう。バーンスタインは、1960年代にもニューヨーク・フィルを指揮して同曲を録音しており、それはヤンキー気質丸出しの外面的な演奏とは言えるが、本演奏よりはよほど優れているのではないかと考えられるところだ。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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演奏水準は極めて高い演奏だが、全体にくど...

投稿日:2011/04/28 (木)

演奏水準は極めて高い演奏だが、全体にくどく濃厚で暑苦しいシベリウスだ。聞いていると疲れる。寒々としたフィンランドの涼しい大地のイメージを持ってらっしゃる方はお勧めできないしところどころテンポを揺らし劇性を狙う個所も散見され良くも悪くもバーンスタイン独自の演奏だ。私はやはりカムやバルビローリのような爽やかなすっきりした演奏がこの曲想に合っているように感じた。いいオケを使い豪華に仕上げるだけではシベリウスは語れない。

hossy さん | 愛媛県 | 不明

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晩年のバーンスタインは語り口が大きくなり...

投稿日:2010/08/15 (日)

晩年のバーンスタインは語り口が大きくなり、劇的な表現も極値に至っていると感じてますが、このCDもそのような1枚でしょう。第2楽章の極端に遅いテンポは前代未聞。当時の雑誌の評価では「音楽を聴きながら音符を写し取れる」なんて冗談めいたものもあったくらいです。大きくうねる訳ではありませんが、堂々たるインテンポは緩徐楽章としての存在感を大きくしている事は間違いないのではないかと思います。正に最後の1打まで真剣勝負という感じです。反面、第3楽章は速めのテンポままで、遅い第4楽章の第1主題にブリッヂするですから、緩急の差は凄いですが、意外とあっさり接続されいて、カラヤンとは様子が大分違っています。第1主題が再現されて何度も繰り返す部分は速く、ffの再現部分の手前で失速するようにテンポが落ちるところは、はらはらどきどきものです。第2主題の再現部は極度なくらいまで劇的な表現を徹底しています。これほどドラマティックなシベ2は他には聴いたとはありません。

kura-ota さん | 不明 | 不明

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