SACD 輸入盤

クレルヴォ交響曲 セーゲルスタム&ヘルシンキ・フィル、ハカラ、イソコスキ

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ODE1122
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

巨人セーゲルスタム2度目のクレルヴォ!
彼自身の独自の視点が新たな響きを生み出す

セーゲルスタムにとって2度目となる『クレルヴォ』の録音。今回のオーケストラは、シベリウス交響曲全曲録音(ODE1075)のヘルシンキ・フィルハーモニック。ギリシャ悲劇のコロスの役割を担い情景を語る男声合唱が、ヘルシンキ大学男声合唱団(YL)。オスモ・ヴァンスカとラハティ交響楽団の東京公演と録音(BIS1215)に参加したグループです。ヒュンニネンの後を継ぐバリトンのひとり、トンミ・ハカラがクレルヴォを歌い、クレルヴォの妹にはセーゲルスタムの最初の録音と同じイソコスキが起用されています。
 この録音には、ブライトコプフが2005年に出版した「ジャン・シベリウス作品全集」ではなく、ヘルシンキ・フィルハーモニックのライブラリー所蔵の楽譜が使われました。セーゲルスタム自身が修正を入れており、これまで聴いたことのない響きの聴こえる瞬間があります。セッポ・シーララの制作、エンノ・マエメツが担当した録音が、切迫した空気と雰囲気をリアルに伝えてくれます。
 フィンランド民族叙事詩『カレヴァラ』(第31章−第36章)の悲劇に題材をとった『クレルヴォ』はシベリウスが26歳で発表した作品。伝統の吟唱法を暗示するスタイルも導入され、真にフィンランド的な音楽がロシア支配下にあったフィンランドの人々を熱狂させました。「それまで耳にしたことはなかったにしろ、これこそ、われらフィンランド人の旋律だとわかった」という、初演を聴いた作曲家のオスカル・メリカントの言葉が残っています。フィンランド語歌詞と英訳をブックレットに掲載。(キングインターナショナル)

このアルバムはハイブリッド・タイプのSACDなので、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声、SACDのマルチチャンネル音声 (5.0 ch.)という3つの音声が収録されています。
 直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるでしょう。

・シベリウス:クレルヴォ交響曲 op.7

 トンミ・ハカラ(バリトン)
 ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)
 ヘルシンキ大学男声合唱団
 ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
 レイフ・セーゲルスタム(指揮)

 録音時期:2007年12月
 録音場所:ヘルシンキ、フィンランディアホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 制作:セッポ・シーララ
 録音:エンノ・マエメツ
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND (5.0 ch.)

収録曲   

  • 01. Sibelius: Kullervo, Op. 71: I. Introduction: Allegro moderato 14:16
  • 02. II. Kullervo's Youth: Grave 16:33
  • 03. III. Kullervo and His Sister: Allegro vivace 24:39
  • 04. IV. Kullervo Goes To War: Alla marcia (Allegro molto) 9:47
  • 05. V. Kullervo's Death: Andante 12:41

ユーザーレビュー

総合評価

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その昔、渡辺暁雄さんの指揮で歌ったことが...

投稿日:2011/09/08 (木)

その昔、渡辺暁雄さんの指揮で歌ったことがあるので多少思い入れのある曲ですが、なかなか好みの演奏に巡り合えなかった。評判のベルグルンド盤は好みに近いが録音が古く演奏も明晰さに欠ける。C.デイヴィスのは録音は新しいがテンポ感がせかせかとしているうえ響きが明る過ぎてちょっと違う気がする。そこでこのセーゲルスタムの2回目の録音。このヘルシンキフィルの音色はほの暗くてしかも冷徹な音色で、マイナス20℃でしかも乾燥していて積もらない雪が風に舞う現地の様を想起させるものがある。使用されたスコアが一般的なものと少し違うのか、興味深い響きが時々聞かれる。最後のゲネラルパウゼに続く勝利のテーマによる大爆発は開放せずむしろ凝縮していくのは納得性がある。

稲荷屋茶助 さん | 東京都 | 不明

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