フルートのための室内楽作品全集　イマヌエル・デイヴィス、ティモシー・ラヴレース、他

カプースチン：フルートのための室内楽作品全集

アメリカのフルート奏者イマヌエル・デイヴィスが最近注目しているのがロシアの作曲家カプースチン。普段からデイヴィス自身がジャズの演奏にも力を入れていることもあり、カプースチンが書く「クラシック＝ジャズ」のボーダーレスの音楽はデイヴィスにとって非常に魅力的なのだそうです。
　優れたピアニストであるカプースチンだけに独特な筆致によるピアノ曲が広く知られていますが、チェロやフルートを用いた室内楽作品でもジャズのイディオムが効果的に用いられており、洗練されたフレーズと躍動的なリズムに支えられた魅力的な音楽が展開されていきます。「オスカー・ピーターソンから強い影響を受けた」と語るカプースチンですが、作品からはスクリャービンや他のロシア作品からの影響も感じられるなど、様々な「聴く楽しみ」が提示された、世界初録音を含む1枚です。（輸入元情報）

【収録情報】
カプースチン:
1. フルート・ソナタ Op.125 (2004)
2. ディベルティスマン Op.91 (1998)〜2本のフルート、チェロとピアノのための
3. 小二重奏曲 Op.156 (2014)〜フルートとチェロのための
4. 三重奏曲 Op.86 (1998)〜フルート、チェロとピアノのための

　イマヌエル・デイヴィス（フルート）
　アダム・キェンツェル（フルート：2）
　ピトナリー・シン（チェロ：2,4）
　ケーテ・ヤルカ（チェロ：3）
　ティモシー・ラヴレース（ピアノ：1,2,4）

　録音時期：2016年8月1-4日
　録音場所：Ted Mann Hall, University of Minnesota, Minneapolis, USA
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（3）