オーリック、ジョルジュ(1899-1983)

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CD 輸入盤

心象の産物 ジャン=フィリップ・コラール、ミシェル・デボスト、クロード・デスュルモン、ミシェル・コマン、ジャック・カゾーラン、他

オーリック、ジョルジュ(1899-1983)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029553459
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ジャン=フィリップ・コラール/オーリック:心象の産物 第1-6集

ジョルジュ・オーリックは、1899年マルセイユ近郊のロデーウ生まれ。幼い頃から優れた楽才を示し、パリ音楽院を経て、1914年からスコラ・カントルムでダンディに師事。この間にサティ、ミヨーらとも知り合い、「六人組」として、フランスの音楽シーンの活性化に努めました。1924年から、ディアギレフ率いるロシア・バレエ団のために幾つかの作品を書き、1930年からはジャン・コクトーの革新的な映画「詩人の血」を初めとし、その後40年間に渡って150近い数の映画音楽を作曲。『美女と野獣』『ローマの休日』『恐怖の報酬』などの名画が含まれています。
 この『心象の産物』は、1968年から作曲を始めた作品で、彼より若い作曲家の仲間たちの影響を受けたより現代的なスタイルで、さまざまな楽器の組み合わせのための書かれた、重要な作品のひとつです。コラール、デボストなど1970年代のフランスの名アーティストらが演奏した貴重な音源が、初CD化で登場です。
 オリジナル・マスタテープより、2018年24bit/96kHzリマスターが施されています。(輸入元情報)

【収録情報】
オーリック:
● 心象の産物 第1集(フルートとピアノのための)
● 心象の産物 第2集(チェロとピアノのための)
● 心象の産物 第3集(クラリネットとピアノのための)
● 心象の産物 第4集(歌とピアノのための)
● 心象の産物 第5集(ピアノのための)
● 心象の産物 第6集(器楽アンサンブルとピアノのための)


 ミシェル・デボスト(フルート)
 クロード・デスュルモン(クラリネット)
 フレデリック・ロデオン(チェロ)
 ミシェル・コマン(ソプラノ)
 ジャック・カゾーラン(コントラバス)
 パレナン四重奏団
 ジャン=フィリップ・コラール(ピアノ)

 録音時期:1978年3月
 録音場所:パリ
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 初CD化

収録曲   

  • 01. Imagines I for Flute and Piano
  • 02. Imagines II for Cello and Piano
  • 03. Imagines III for Clarinet and Piano
  • 04. Imagines IV for Voice and Piano
  • 05. Imagines V for Piano
  • 06. Imagines VI for Instrumental Ensemble, Voice and Piano

ユーザーレビュー

総合評価

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1920年頃から「フランス6人組」の一人とし...

投稿日:2021/03/07 (日)

1920年頃から「フランス6人組」の一人として頭角を現したオーリックであるが、1930年頃からは指導者のジャン・コクトーに影響されて映画の世界に活動の中心が移る。「映画」は、当時の「レコード」「ラジオ放送」とともに、大衆に音楽を届ける手段として多くの作曲家が手を染めることになる。  オーリックは映画音楽の世界で成功したことから、映画音楽以外にこれといった「代表作」が存在しない。そんなオーリックが、自己の音楽の集大成と考えたのか、70歳を迎えようとする1968年から書き進めたのがこのCDに収められた6曲の Imaginees である。「想像、空想」というような意味なので、宮澤賢治風に「心象スケッチ」などと呼ぶのがよいのかもしれない。  曲はピアノと様々な楽器の室内楽の形式であり、ドビュッシーが最晩年にいろいろな楽器のための6曲のソナタを書き上げようとしたのと同じような動機かもしれない(ドビュッシーは3曲で絶筆した)。オーリックが「フランス6人組」の一人として名を残すにあたっての矜持を示す自信作に違いない。  演奏は、コラールのピアノをはじめ、フランスの一流演奏家が参加していて、これ以上の布陣は考えられない最高のメンバーである。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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異色の作品である。フランス六人組の一人で...

投稿日:2020/05/05 (火)

異色の作品である。フランス六人組の一人で「ローマの休日」をはじめとする映画音楽の分野で活躍したジョルジュ・オーリックが、純粋音楽として書いた室内楽作品である。6つのイメージを連作風に構成しており、抽象性が高く、ドビュッシーとメシアンの間の時代の音楽という感じがある一方、どことなく饒舌さがあるところにフランスらしさを感じなくもない。演奏は集中度が高くとても良い。万人受けするものではなく、クラッシック音楽ファンでも心が動く人は一部ではないかという気がするが、フランスの近代音楽に関心がある人には良いと思う。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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”想像”と題された室内楽六題をオーリック...

投稿日:2019/03/15 (金)

”想像”と題された室内楽六題をオーリックが書いている その凡てに使われているピアノをコラールが弾いている これが素晴らしい これとDuoを組むフルートのデボスト クラリネットのデスュルモン チェロのロデオンがまた素晴らしい 名手たちが挑むオーリックの小品は難曲である イメージを喚起するような表題もなく 音符から何を想像するかは演奏者と聴衆に委ねられている ピアノ・ソロ曲もあるが ソプラノが登場する第IV曲では想像の手がかりになる”ことば”が登場するのかと思えば A(ア)の発声だけで意味を持たない 第VI曲は弦楽五重奏にピアノとこれまでに出たFl, Cl, Sop.が入って賑やかな曲になる 6曲別の曲だが 続けて聴くと不思議に流れを感じる たくさんの映画音楽を書いたオーリックだが 純音楽作品に毅然とした意思の芯が通っている 音楽の生成と展開に一部の隙も弛みもない 筋肉質の強靭さと迸る生命力を感じずにいられない 六人組の牽引車足らんとした気概の片鱗が見える あなたも如何 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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