オッフェンバック(1819-1880)

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Blu-ray Disc

『ホフマン物語』全曲 パスカ演出、ケント・ナガノ&ハンブルク州立歌劇場、ベルンハイム、ベレチャツロ、他(2021 ステレオ)(日本語字幕付)(日本語解説付)

オッフェンバック(1819-1880)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC9723
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc

商品説明


日本語解説付き
2021年9月、ハンブルク州立歌劇場ライヴ。オッフェンバック『ホフマン物語』
ケント・ナガノ指揮、ダニエル・フィンジ・パスカ演出のカラフルで見ごたえのある上演


オッフェンバックは19世紀中頃にチェロ奏者として活躍した後、ブフ・パリジャン座を創設し、独自のフランス・オペレッタのジャンルを確立しました。その彼が最晩年に手がけた、ただ一つのオペラ『ホフマン物語』。オッフェンバックの死により未完に終わった作品です。原作はドイツ・ロマン派の詩人であり作曲家でもあったE.T.A.ホフマンが書いた3つの小説。詩人ホフマンと彼が恋した3人のヒロイン(人形オランピア、歌姫アントニア、娼婦ジュリエッタ)、3人の悪魔、そして彼を見守るミューズによる幻想的で不思議な味わいをもった物語です。また音楽も『ホフマンの舟歌』や『クラインザックの物語』をはじめとする有名で豪華絢爛な内容。
 本映像は、2021年9月ハンブルク州立歌劇場でマイケル・ケイ&ジャン=クリストフ・ケック新批判校訂版に基づくダニエル・フィンジ・パスカ演出、ケント・ナガノ指揮により上演されたもの。演出のダニエル・フィンジ・パスカは、トリノ・オリンピック閉会式やシルク・ドゥ・ソレイユ「コルテオ」を手掛けた鬼才で、今回も色彩的で幻想的な舞台を作り上げています。
 そして注目は一人の歌手が複数の配役を演じていること。ホフマンにとっての宿命のヒロインたち4人(オリンピア、アントニア、ジュリエッタ、ステッラ)をオルガ・ベレチャツロが歌い、ホフマンの親友・女神の二役をアンジェラ・ブラウザーが、そしてホフマンの恋路を妨げる悪魔の化身4人(リンドルフ、コッペリウス、ミラクル博士、ダペルトゥット船長)をルカ・ビザローニがそれぞれ演じています。特に恋人役は別々の歌手で上演されることが多いので、今回のオルガ・ベレチャツロの歌唱に注目が集まります。オリンピア、アントニア、ジュリエッタの3人の女性はすべて昔の恋人ステッラだったということが、オルガ・ベレチャツロが一人で演じることで明解になります。そしてホフマンを歌うのは今もっとも注目されているフランスのリリック・テノール、ベンジャミン・ベルンハイム。またアンジェラ・ブラウアーやルカ・ピサローニの見事な歌唱も必聴。主人公ホフマンの青年期から初老までの人間ドラマ、個性豊かな登場人物たちが織りなす物語をカラフルな舞台演出、そしてケント・ナガノの物語を熟知した圧倒的迫力のある指揮で聴かせる見事な上演となっています。(輸入元情報)


【収録情報】
● オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』全曲


 ベンジャミン・ベルンハイム(ホフマン)
 オルガ・ベレチャツロ(オリンピア、アントニア、ジュリエッタ、ステッラ)
 アンジェラ・ブラウアー(ミューズ、ニクラウス)
 ルカ・ピサローニ(リンドルフ、コッペリウス、ミラクル博士、ダペルトゥット船長)
 アンドリュウ・ディッキンソン(アンドレス、コシュニーユ、フランツ、ピティキナッチョ)
 ハンブルク州立歌劇場合唱団
 ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団
 ケント・ナガノ(指揮)

 演出:ダニエル・フィンジ・パスカ
 舞台:ウーゴ・ガルジューロ
 衣装:ジョヴァンナ・ブッツィ
 振付:マリア・ボンツァニゴ

 収録時期:2021年9月
 収録場所:ハンブルク州立歌劇場(ライヴ)

 収録時間:180分
 画面:カラー、16:9、Full HD
 音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.1
 字幕:仏英独韓日
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
 輸入盤・日本語帯・解説付



ユーザーレビュー

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歌手陣は素晴らしい。ベルネームはほぼ理想...

投稿日:2022/08/09 (火)

歌手陣は素晴らしい。ベルネームはほぼ理想的な題名役。ペレチャツコの四役も声としてはジュリエッタなど苦しいが、演技力でうまくカヴァーしている。ブラウアーのミューズ/ニクラウスがまた良いし、ピサローニの悪役四役も悪くない(特殊メイクで彼とは分からないけど)。 写真の通り、凝ったセットと衣装を駆使する舞台で、歌のパートのない「分身」を登場させたり、その分身をワイヤー吊りでフライングさせたりという工夫はあるが、基本的には読み替えなしの素直な演出。分身の登場で「クラインザック」がホフマンの自己表象であることを分からせるあたりは面白いが、強力なコンセプトを押し出す演出(たとえばヘアハイムのような)ではないので、見た目の華やかさだけでは長丁場を持たせるのが難しい。新しい校訂版による上演だが、追加曲をかなり入れた長めの版であることも災いしたか。確かに名曲揃いのオペラではあるが、オペレッタ時代のオッフェンバックのようなインパクトには欠けるので、どうしても途中で退屈してしまう。ケント・ナガノもこのオペラでは、あまり腕のふるいどころがない感じ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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