『コンスタンツ大聖堂のための合唱曲集』から　マルクス・ウツ＆アンサンブル・カンテッシモ、コンチェルト・デル・オンブラ

世界初録音を含む『コンスタンツ大聖堂のための合唱曲集』から

1508年にコンスタンツ大聖堂から依頼され全三巻に及んだ合唱曲集（Choralis Constantinus：未完）は、多作家のイザークにして通年分のミサ固有文を教会歴の順に多声楽曲として作曲した、ルネサンス時代のみならず音楽史においても重要な作品のひとつです。しかし残念ながら現在そのほとんどが知られていません。
　アンサンブル・カンテッシモは長年作品に取り組んできたおり、本アルバムでは多くの作品から祝祭的な雰囲気を持つ18曲を選び、4つのカテゴリーに分けて演奏しています。演奏された多くが世界初録音であり、僧院の島ライヒェナウとして世界遺産に登録されている島にある聖ペトロ・パウロ教会で録音された本アルバムでは、静寂の中、私達を祈りの世界に誘います。（輸入元情報）

【収録情報】
イザーク：『コンスタンツ大聖堂のための合唱曲集』から

● クリスマスの音楽
　1. 御子が我らに生まれたもうた（Puer natus est nobis）
　2. 聖とされた日（Dies sanctificatus）
　3. 私たちの主イエス・キリストの降誕（Natus ante saecula）
　4. 地上のすべての国々は（Viderunt omnes）
　5. アレルヤ、私たちは東方で彼の星をみた（Vidimus Stellam）

● マリアの音楽
　6. シメオンは聖霊からお告げを受けていた（Responsum accepit Simeon）
　7. 天よ、上から露を滴らせよ（Rorate Coeli）
　8. アヴェ・マリア（Ave Maria）
　9. マニフィカト（Magnificat）

● 復活祭、昇天祭、聖霊降臨祭の音楽
　10. われは、よみがえりぬ（Resurrexi Domini）
　11. この日こそ（Haec Dies）
　12. アレルヤ、われらが過越の羊なるキリストは（Pascha Nostrum）
　13. ガラリアの人たちよ（Viri Galilei）
　14. 主の昇天（Dominus in Sina）
　15. 主の霊は全地に満ち（Spiritus Domini）
　16. 聖霊よ来たりたまえ（Veni sancte Spiritus）

● 聖コンラッドを祝う音楽
　17. 司祭が捧げものを捧げるとき（Sanerdotes tui Domini）
　18. 高位聖職者の教会訪問のための聖歌（Ecce sacerdos）

　アンサンブル・カンテッシモ
　コンチェルト・デル・オンブラ
　マルクス・ウツ（指揮）

　録音時期：2021年7月2-4日
　録音場所：ドイツ、ライヒェナウ、聖ペトロ・パウロ教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（1-6,9,13-18）