アマルティア・セン

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人間の安全保障 集英社新書

アマルティア・セン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087203288
ISBN 10 : 408720328X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,205p

内容詳細

今や流行語のようにもなっている「人間の安全保障」について、セン博士が、人間的発展、人権と対比しながら、その本質を語る小論集。グローバル化や、インドの核武装についての論考も必読。

【著者紹介】
アマルティア・セン : 1933年、インド・ベンガル地方生まれ。53年カルカッタ大学経済学部卒業。59年ケンブリッジ大学で経済学博士号取得。ケンブリッジ大学、ロンドン大学経済学スクール、オックスフォード大学、ハーバード大学で教授を歴任。98年度ノーベル経済学賞受賞。98〜2003年、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学長を経て、04年、ハーバード大学に復帰

東郷えりか : 上智大学外国語学部卒業。翻訳グループ牧人舎に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 獺祭魚の食客@鯨鯢 さん

     安全保障とは軍事的なものだけではなくなりつつあります。国民の生命身体を守るため「共助」(条約や国際協調)だけでなく「自助」(安全の自給自足)も必要です。  今は「巣ごもり」生活ができる筋肉質の国づくりをするチャンスのように思います。我が国がわずか百年前には人口が半分だったことを思い起こし、小さくても存在感のある国に立て直していくべきです。

  • skunk_c さん

    2000〜2004年に著された小論集で、人権、公共の論理から教育、インドの核政策まで幅広く論じている。経済学者として著名な著者だが、その哲学的・倫理学的洞察力は並外れている。視点を自分の出身地であるアジアに据えており、欧米中心主義には批判的で、その最たる例がハチントンに対する批判。ハチントンは博覧強記かもしれないが、センの深みには太刀打ちできない印象。仏教にも造詣が深く、17条憲法まで登場するのには驚いた。ここまで2冊小論集を読んだので、彼の少し大部な書に挑戦してみたくなった。よい古書を見つけたい。

  • Narr さん

    紛争や災害、人権侵害や貧困など、さまざまな地球規模の課題から、人々の生命、身体、安全、財産を守るのが「人間の安全保障」。これについて著者が〈人間的発展〉や〈人権〉と絡めつつ、公正さや公共性に重点を置いて論じる。グローバル化や民主化の語られ方について、西洋が世界の中心として全面的な批判として(或いは肯定的に)語られがちな現状に対する反論が個人的な学び。西洋も西洋以外から文化や学問の影響を受けたし、イスラム世界やアジアみたいな非西洋にも民主主義の根っこがあったのは確かだもんね。

  • Saiid al-Halawi さん

    アマルティア・セン渾身の開かれた社会論。「世界中の人々が行動に加わるためには、<無党派性>が必要です。これは、情報がきわめて制限され、議論や異議申し立てが許されない既存の社会のなかで一般的とされる優先事項を受け入れることと同じではありません。」(p.175)

  • Humbaba さん

    人が生きていく上で、教育は非常に重要なファクタである。この部分を疎かにしたままでは、決して豊かになることができない。豊かになったからといってそれで全ての問題が解決するというわけではない。しかし、貧困に喘いでいるときにはそこから抜けださなければ何も始まらない。

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アマルティア・セン

ハーヴァード大学経済学・哲学教授。1998年にノーベル経済学賞を受賞。1998年から2004年までケンブリッジ大学トリニティ・カレッジの学寮長(マスター)を務めた。2012年にアメリカのオバマ大統領より国家人文学勲章が授与され、2020年にはドイツのシュタインマイヤー大統領よりドイツ書籍協会平和賞を

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